スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’08 冬 ポルトガル 29

2010年06月28日 | ’08 ポルトガル



434番のバスに乗って、 シントラ ・ ヴィラ まで戻ります。

ここの山道は結構曲がりくねっています。
街の中心部 レプブリカ広場 に到着しました。


王宮


14世紀にジョアン1世によって建てられた夏の離宮です。
ここは先ほどの、ペナ宮と共に 世界遺産 に指定されています。







白い外壁に、2本の煙突 がトレードマークのファザードです。
ゴシック様式とマヌエル様式そしてイスラム風 の入り混じった建築物です。

ここは1910年まで利用されていたようです。







エントランスの部分には左右に階段が設置されていました。
ここのホールの部分でチケットを購入します。

入口は右側です。
ちょうど下から上がってきたバスがついたすぐ後でしたので
チケット売り場が混雑していました。







白鳥の間 です。


少し解りにくいですが、天井に描かれているのは白鳥です。
27枚の天井画がありますが、すべて違う白鳥 が描かれているそうです。







タイルで装飾された暖炉がありました。

少しアラブの香りのするデザインです。






この部屋の窓からはこの建物のシンボルでもある2本の煙突が見えました。
窓廻りの飾りは、少しアラビア風にデザインされています。

ここのメインの部分は、16世紀に マヌエル1世 によって増築されています。







ムデハル様式の歩廊です。

ムデハル様式とは、イスラム文化とキリスト教の文化の入り混じった様式です。
レコンキスタ後のイベリア半島で多くみられます。







カササギの間 です。


ここの暖炉はかなりの装飾が施されています。
部屋の四周までつながったタイル貼りです。







天井にはカササギが一面にえがかれています。
先ほどとの白鳥の間とは違い、
カササギ自体が幾何学模様のように描かれていました。







人魚の間 です。

天井画の最後は人魚の絵です。
背景全体が海をイメージした色で、塗られています。

外から見た感じとは違う、さすがに王宮といった造りになっています。
さらに奥へと進んでいくことにしました。



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