スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’20 冬 スリランカ 70

2020年03月23日 | ’20 スリランカ

 

 

熱帯建築家と呼ばれる、バワの作品です。

 

完成したのは、1966年です。

当時は ″ ブルーラグーン ″ という名前でオープンしたリゾートホテルでした。

2012年に大幅にリノベーションされていますが、

今回は当時の状態に近いといわれている、バワルームを予約しました。

開閉式の窓とFIXの6連窓で構成された出窓です。

 

 

 

 

長屋建てになっている客室は、すべて平屋になっています。

入ってすぐの寝室兼リビングは、勾配天井です。

木製天井の中にある梁には、シーリングファンが取り付けられています。

サスティナブルを意識したホテルですので、太陽光発電によって、

電力が賄われているようです。

 

 

 

 

ベッドボードの部分が、デスクになっています。

少しわかりにくいですが、このデスクの奥も出窓になっています。

 

その向こうが、半戸外になっています。

全体にゆったりとした感じの造りで、広さを感じます。

 

 

 

 

このバワルームが、72㎡あります。

他にもう少し小さいデラックスルームやスイートもあります。

 

この部屋はすべてタイル貼りになっていますので、

室内履きはビーチサンダルになっていました。

その訳は他にもありました。

 

 

 

 

これです。

 

ここが半戸外になったバスルームです。

日差しと風が仕込んできます。

バワらしい、熱帯建築になっています。

戸外ですので、虫よけは必須です。

 

 

 

 

中庭があり、その向こうがバスタブです。

さらに壁の向こうに、シャワーが造られています。

この中庭の上は屋根がありません。

ですので、光と風がたくさん差し込んできています。

 

 

 

 

バスタブを廻り込んだ、向こう側がトイレになっています。

シャワールームとの間には、ガラスの壁で隔てられています。

 

鳥の声のする素敵なトイレです。

ヘリタンス・カンダラマとは違った感じの自然を感じる造りです。

ここから先は、基本ホテルで過ごそうと計画しています。

バワ建築を堪能してみようかと思います。



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