スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’09 夏 フィレンツェ・ヴェネツィア11

2009年09月15日 | ’09 フィレンツェ・ヴェネツィア
ウフィッツィ美術館到着です。


1591年より部分的に公開されており、近代式の美術館としてヨーロッパ最古のものの1つです。
イタリア国内の美術館としては収蔵品の質、量ともに最大のものだそうです。
ウフィッツィは、英単語 ”OFFICE”の語源でもあリます。




タワークレーンが見えます。
奥に見えるパラッツォ・ヴェッキオの一部を補修しているようです。

予約の15分まえに、チケットを購入しないといけません。
すでに一般のチケットカウンターの前は長蛇の列です。





手前の彫像は、ミケランジェロ・ブオナローティの彫像です。
予約チケットのカウンターの前は20人ほどの列になっています。
先ほどのご夫妻も並んでいます。





時間になり、係りの人が予約番号と時間をチェックします。
チケットカウンターで購入して入り口へ移動です。
万能の天才 ” レオナルド・ダ・ヴィンチ ” の彫像もあります。




入場しました。

入り口横で音声ガイドを、借りることにしました。
パスポートが必要のようです。
コピーを手渡し、レンタル完了です。
このパスポートのコピーが、後々私にとっての奇跡を起こしてくれるのですが、それは後ほど書きます。

3階までの階段が、何気にきつく感じました。
早く絵画に会いたいという気持ちが、距離を感じさせました。

階段を上りきりガイダンスに沿って鑑賞開始です。
この音声ガイド、最初の第何展示室というタイトルをいう部分だけが別に録音されているのか、妙に暗い雰囲気で始まります。
その暗い出だしの部分が、展示室が変わることに流れます。


当然のことながら写真撮影はできません。


素晴らしい作品の数々です。 圧倒されます。



その中で気になった3点。


ラファエロの傑作 『ひわの聖母(Madonna of the Goldfinch)』

この絵画は、ラファエロが1506年、フィレンツェの商人の結婚祝いとして描かれたものだそうです。





ミケランジェロ作 『聖家族と幼児洗礼者ヨハネ(Tondo of the Holy Family)』

ミケランジェロ28歳の作品。
これは友人の為に描いたと言われる、初めての絵画です。
板絵として唯一の完成作品といわれています。





この2作品は、単純に絵画の持つパワーを感じました。
きっと、私の好きな ”絵 ”なんだと思います。


ティツィアーノ作 『ウルビーノのヴィーナス(Venus of Urbino) 』

豪奢なルネッサンス風宮殿を背景に、長椅子かベッドに寄りかかる若い女性の絵画です。
ローマ神話のヴィーナスを描いた作品とされています。





以前 「 地球の歩き方 モナコ~フィレンツェ 美の旅 」という番組を放送していました。
番組の中で、21世紀のヴィーナスという題材でこの作品ベースに、黒谷友香さんをモデルにして撮影するのを見たことがありました。
どんな作品なんだろう、って興味がありました。





これらの作品のほかに、ダ・ヴィンチ、ボッティチェリ、ジョット等等素晴らしい作品の連続でした。



さすが、メディチ家 恐れ入りました。



これだけのものを一度に見るとさすがに疲れました。
この美術館で唯一撮影可能な場所、テラスカフェで休憩することにします。


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