スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’12 夏 プロヴァンス 19

2012年09月17日 | ’12 プロヴァンス

 

 

 

異なる様式の建築物の横を、階段が登っています。

90段の階段を登りきると、聖堂前のステージへと上がっていきます。

 

 

 

 

 

 

 

モン ・ サン ・ ミシェルの起源は、西暦708年と言われています。

 

隣町アヴランシュの司教 サントベール が夢の中で、 大天使ミカエルのお告げ を聞いたことから、

この地に教会が建てられることになったそうです。

 

 

 

 

 

 

尖塔の上には、大天使ミカエルの像があります。

 

小さく見えますが、 高さは4.2m あるそうです。

1897年になって設置されました。

 

 

 

 

 

 

ステージから見た、通路の部分です。

 

1877年に、この通路が造られました。

こちら側に渡りやすくなりましたが、その結果 干潟が遮られることになります。

その後の100年余りで、土砂が2mも堆積してしまったそうです。

 

現在、この部分を橋状にして海流を滞留させるように工事が行われています。

 

 

 

 

 

 

聖堂の横に、資料館のようなものがありました。

 

中には、模型でこの島の歴史がみられるようになっていました。

966年 にベネディクト会の修道院が建設されました。

 

 

 

 

 

 

これが 11世紀ごろ の様子です。

 

1022年にロマネスク様式の修道院付属聖堂が着工しています。

聖堂の形は、今のものと変わらないように見えます。

 

 

 

 

 

 

18世紀ごろ の様子です。

 

島の周囲も整備されてきています。

この頃に、ベネディク会修道士達はこの地を去ります。

その後は、監獄として使用されていたそうです。

 

 

 

 

 

 

これが現在の様子です。

 

14世紀に起きた百年戦争の間は、要塞として使用されていました。

フランス革命が起きる18世紀末から19世紀後半にかけてのナポレオン時代には牢獄となります。

様々な用途で時代を生き抜いてきました。

 

その後1966年に修道院が再開しています。

現在では3人の修道士が在住し、9人の修道女が近隣から通い運営に当たっているそうです。

 

元の形を取り戻した状態で、現在は生き続けているようです。



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