スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’15 冬 インド 40

2015年05月05日 | ’15 インド

 

 

 

日本で、もっとも有名な世界遺産のひとつ ” タージ ・ マハル ”

 

庭園側からのカットが、一番有名な姿かも知れません。

 

こうして基壇に上がって見てみると、少し違った感じに見えます。

壁面には、象嵌で様々なものが、彫り込まれています。

 

どちらかというと、 イスラム圏の建物 に近い感覚を受けます。

 

 

 

 

 

 

彫り込まれているのは、コーランです。

 

イスラム教の強い時代に造られていますので、こういった細工が施されるのは当然です。

外観の造形から、霊廟と分かっていても、宮殿の様なイメージを持ってしまいます。

 

この辺りのカットだけ見ていると、中東の建物の様です。

 

 

 

 

 

 

アーチ上部 の象眼です。

 

トルコのモスクで見たような、 チューリップの模様 も見えます。

トルコ語の ” チューリップ ” の綴りが、

アラビア語の ” アラー ” と同じ綴りだという事から、珍重されたそうです。

 

それと同じ模様が、ここでも見られます。

 

 

 

 

 

 

腰壁 の部分です。

 

内部の模様は、浮かし彫りになっています。

廻りの象嵌には、何色の石が使われているのでしょう。

 

かなり細かな、造り込みです。

 

 

 

 

 

 

上部の壁 です。

 

ここには、デザインされた模様が、連続して彫り込まれています。

内部の彫り込みまでが、三層になってデザインされています。

 

 

 

 

 

 

内部から見た、 透かし彫りの窓 です。

 

すべてが、大理石で造り込まれています。

建物内部は、外周側の部屋のみ、撮影が許されています。

 

 

 

 

 

 

天井のドーム です。

 

ここも浮かし彫りで、彫り込まれています。

ドーム部分だけを見ていると、どこでジョイントとしているのか、全くわかりません。

 

壁との取り合い部分を見ると、八角形になっている場所で、

継いでいるのがかろうじて分かる感じです。

 

 

 

 

 

 

撮影ができない、中央部分です。

 

外側のガラス窓越しに、撮影しました。

ここの細工が、一番美しかったです。

 

ぜひ、一度確かめてみてください。

思っていた以上の美しさが、この霊廟にはあります。

 

 

PS : この後、今回の旅でショックなことが、2つ続けて起こります。

   

  それは、また次回....



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