試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3300モハ3320,モハ3333[3320F-2] 現行色 後期仕様(暫定8両貫通編成) 旧LOTライトケース化

2015-12-31 21:51:05 | 京成線:3300形
最終ストック。

マイクロエース製京成3300形3320F後期仕様暫定8両編成(3320F-2)は部品の遣り繰りにより新LOTライトユニットを使用していた。
そのため貫通扉奥が薄緑に漏光する新LOTライトケースの弱点が浮き彫りになる。


京成3300形3320F 現行色 後期仕様。
3320F-2:[3320]-[3319]-[3318]-[3317]+[3336]-[3335]-[3334]-[3333]。
※暫定8両貫通編成。

3316F現行色中期仕様(3316F-3)では新LOTライトケースへのアルミテープ式簡易遮光を試みた。
その結果はまずまずで順次展開を考えていた。
先陣は3320F-2に確定していたがその前に3304F新赤電色(3304F-1)が出場した。
3304F-1は新赤電色内での照度統一を図るため新LOTライトケース+旧LOTライト基板を用いた。
この際に残った部品で旧LOTライトケース+新LOTライト基板を生み出せた。
3320F-2はこのハイブリッドライトユニット化へ移行する。


入工中のモハ3320。

3304F-1は3312F復活新赤電色が種車で蒸着処理が施されたプリズムを持っていた。
ライトケースのみを交換したためライト基板以外は全て旧LOT仕様になっている。
この組合せを持つライトユニットはモハ3333特急成田山号仕様(3344F-3)で実績がある。
よって安心してモハ3320へ組み込むことが出来る。
殆ど手を加えていないがタックラベルだけは剥がれにくいタイプへ交換した。




モハ3320 点灯試験[A17 快特 成田]:旧LOTライトケース化。


モハ3344 点灯比較[S1K 特急 成田]:3344F-3(旧LOTライトケース+新LOTライト基板装着車)。

旧LOTライトケース化されたモハ3320はモハ3344(3344F-3)同様漏光が全く生じなくなった。
アルミテープ式簡易遮光とは異なり斜からその様子が伺えることもなく見附は大幅に向上している。
モハ3320は元々旧LOTライトユニットを装備していたが組成変更に際し新LOTライトユニットへ改めていた。
当時は白色LED発光を優先させたがその代償がライトケースからの漏光だった。
この入場で元のライトケースへ戻ったことになる。
続けてモハ3333を入場させモハ3320と同様の施工を行う。


入工中のモハ3333。

モハ3333は現行LOT製品が種車だが床板は編成見付統一のため旧LOT品に交換している。
ライトケースも旧LOTに変わるため座席部品との嵌合は気にしなくていいはずだった。
ライトユニットはモハ3320用と同時にタックラベルの貼り替えを済ませた。


新LOTライトユニット,旧LOTライトユニット。

ところが予想に反して座席部品とライトケースが競合し運転台側床板に歪みが生じた。
部品同士のLOTが同じで床板を受け付けないパターンは初である。
こうなると嵌合精度と言うより相性なのだろう。
座席部品先端を現行LOT品に近い形状へ加工し競合を解消した。
原因不明のため先に竣工したモハ3320も同様に加工し直している。




モハ3333 点灯試験[A17 快特 成田]:旧LOTライトケース化。

マイナートラブルこそあったものの結果は合格だった。
今後ライトケースを交換する際は座席部品も加工する方針とする。
元々個体差があり現行LOTで対策が取られたのかもしれない。




3320F-2 (ライトケース交換)。

ライトケースの色が多少変化したはずだが殆ど差は感じられない。
一方で点灯時の遮光性能には雲泥の差がある。
旧LOTライトケースはこの2両分で底を突いたため今後はアルミテープ式簡易遮光に頼らざるを得ないのが残念である。

この後モハ3333を再入場させ行先表示器セル位置を修正した。
パンタグラフ同様に今LOTで多発している斜めになった行先表示器セルを正対させている。
奥まで押し込むと斜めになるためセルか車体のどちらかに問題があるのだろう。
つい見落としてしまう箇所だが整備時には気を配りたい点である。
先に出場した編成も順次修正していきたい。

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