試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

クモハ101-178[カノ1F] 第二次冷房改造車 (クモハ101-185[ツヌ113F] 改番,運行番号・行先変更) ※'旧製品

2016-08-11 21:05:15 | 国鉄/JR101系
主賓。

中野区仕様へ改装するKATO製国鉄101系ツヌ113F(Mc185:旧製品)では3両目となるクモハ101-186185(旧製品)を入場させた。
ツヌ113Fの特徴だった第二次冷房改造車は3+7編成を維持したままカノ1F(Mc178:旧製品)へと引き継がれる。
第二次冷房改造車が連なる付属3両編成はツヌ113F時代と同じくカノ1Fでも異彩を放つ存在になると思われる。


国鉄101系クモハ101-186185 第二次冷房改造車(ツヌ113F)。
※旧製品。

クモハ101-186185(→クモハ101-172178:カノ1F)の改装を終えるとモハ100-238以下7両(旧製品)は改番が主工程となる。
だがクモハ101-172178への改番であり度重なる失敗に悩まされている[7]標記インレタ転写が含まれた。
よってユニット単位での入場を嫌いモハ100-238と区分しクモハ101-186185のみに限定した。
早くも改装入場3両目で[7]標記インレタ転写が発生してしまいプロトタイプをカノ1Fとした選択は失敗だったと思えた。
しかし第二次冷房改造車を含むカノ2F(Mc181)は[7]標記を所要とする中間車両が多く更に苦しむところであった。


入工中のクモハ101-186185。

これまで運行番号幕,行先方向幕部品の取り外しは苦戦が続いており必ず車体を分解してきた。
しかしクモハ101-59,クモハ100-34(カノ13F:Mc59)にて初めてニードルを使用しようやく要領が掴めた。
塗装変更車のクモハ101-59,クモハ100-34では油性ペイントマーカーによる表示器窓Hゴム支持再現を維持する必要があった。
そのためニードルを持ち出したが結果が出た上に大袈裟な分解は必要無いとも判明している。
よってクモハ100-124(カノ1F)より屋根板は撤去せずニードルで運行番号幕,行先方向幕部品を押し出す方式に切り替えた。


最後の[13B]幕。

弁天橋区仕様(Mc170)用行先方向幕部品に含まれる[13B]幕は1組しか手持ちが無くクモハ101-172178用を以て消滅する。
失敗出来ない状況はクモハ100-172と同じであり慎重にランナーから切り離したが湯口痕が残ってしまった。
寄りによって代替が利かないため多少の張り出しは見切り形状維持を最優先とする修正に留めている。
運行番号表示器への取り付けには一切支障なく車体前面から押し込むだけでしっかりと嵌まってくれた。
次工程は苦手な車両番号インレタ転写で当然の如く[クモハ101-186]標記を継続使用する節約式改番とした。
比較的[クモハ101-186]標記は纏まっており[クモハ101-1]+[7]+[2]の組み合わせでは後付け感が拭えないと思われた。
そこで出来るだけフォント太さが揃うよう経年の高い73系用バラ標記インレタを起用し[クモハ101-172]に近付けている。


[クモハ101-1[7][2]]:2-4位側。

取り敢えず[クモハ101-172]標記には持ち込めたが2-4位側は[クモハ101-172]の間が微妙に開いてしまった。
一方三方コック蓋と[クモハ101-186]標記跡の余裕が無かった1-3位側は2-4位側を上回る皮肉な結果となっている。
73系用高経年台紙を用いた[クモハ101-172]は[クモハ101-172]と上手く馴染んでくれたように思える。
[7]標記インレタ転写への抵抗感が無ければ2-4位側も纏まった[クモハ101-172]標記に達していたかもしれない。
なお[7]標記インレタを使用する車両はモハ100-238,クハ100-90(ツヌ113F:旧製品)が残るだけでもう少しの辛抱である。




クモハ101-172178 [13B 千葉]:運行番号,行先表示変更施工。
※旧製品。

修正を打ち切った[13B]幕は右下部に僅かな迫り出しが伺えるものの引きでは誤魔化せると思う。
津田沼~習志野区仕様先頭車両ではクモハ101-172178(カノ1F)よりも湯口痕処理の甘い個体が多数存在する。
また一足先に[13B]幕へ交換したカノ13F(塗装変更車+旧製品+再生産品)は編成見附統一が行えない。
従ってメーカー塗装車で揃うカノ1Fには到底敵わず[13B]幕の弱点は然程気にならなくなると予想している。


クモハ101-172178 点灯試験[13B 千葉]。
※旧製品。


クモハ100-124 点灯比較[13B 千葉]。
※旧製品。

行先方向幕部品はツヌ118F(Mc155)で採用されている[千葉]幕に戻ったが保管品でも状態の良い個体を抽出した。
これまでに導入したツヌ118F(Mc155:再生産品)は湯口痕の目立つ個体が多く旧製品車両から撤去したものだと思われる。
たまたま[千葉]表示がやや右下方向に傾く癖を持っており手動式布幕行先表示器の演出にも繋がっている。
クモハ101-172178の点灯試験はクモハ100-124(カノ1F)と殆ど変わらない結果に至り1stLOTライト基板のまま存置となった。
但しカノ1F用1stLOTライト基板は照度低下が明白なため何れ床板振替ないし現行LOTライト基板更新を要すると思う。
なおカノ13Fも同様だったが[13B]表示は[13B]表示よりも濃く見える特性があるらしく中野区運用を主張しているようで面白い。




クモハ101-172178(カノ1F:クモハ101-186185 改番)。
※旧製品:車両番号誤転写。

1両分しかなかった[13B]幕への交換と古インレタによる節約式改番を乗り越えクモハ101-172178(カノ1F:旧製品)が竣工した。
車両番号標記の見附悪化は予想よりも少なく改番が主工程となるモハ100-238以下7両を前に少しだけ落ち着けた。
また作業進捗状況次第ではクハ101-85,クハ100-90(ツヌ113F:旧製品)の行先表示類変更を実施するつもりでいる。
共に運転台付中間組込車のためクモハ101-172178ほど神経を使う必要は無く切り出し済保管品で十分だと思う。


クモハ100-175,クモハ101-172178 (ツヌ107F,カノ1F)。
※旧製品。

同じ旧製品車両でもクモハ101-172178は第二次冷房改造車,クモハ100-175(ツヌ107F:Tc83)はLP411前照灯車である。
前面窓天地が狭く見える旧製品運転台付車両だが部品交換による錯覚効果で違和感は多少和らぐように感じられる。
新金型車体への置き換えが最も効果的ではあるものの旧製品先頭車両を活かす手段として今後も採用すると思われる。
なお元クモハ101-186185,元クモハ100-172(元ツヌ113F)で使用していた[69C]幕,[御茶ノ水]幕はツヌ107F(旧製品)へ転用する。
さっそくクモハ101-175(ツヌ107F:旧製品)を[69C 御茶ノ水]表示へと交換し[御茶ノ水]表示編成復活に向け動き出した。
次期入場車はクハ101-83(ツヌ107F:旧製品)としツヌ107Fの行先表示類変更を終わらせる予定である。

※記事訂正:クモハ101-172→クモハ101-178,クモハ101-186→クモハ101-185。
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