試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

クハ100-34[ラシ107F] 車体振替 (旧クモハ100-191[元ラシ107F] クハ100形復帰,LP402前照灯,屋根板,床板交換施工)

2016-06-22 21:24:55 | 国鉄/JR101系
成形色再現。

KATO製JR101系旧クモハ100-191(元ラシ107F:Mc202)をクハ100-34へ形式変更しラシ107F(Mc202)へ編成内異動させる。
十代目ツヌ118F(Mc155:再生産品←旧ツヌ118F)は旧ラシ107Fとして初出場するまでに都合7両の振替を行った。
この際異動先が浮かばなかったクハ100-34は再生産品車両ながら運転台付中間組込車のまま残されていた。


JR101系クハ100-34(ラシ107F)。
※再生産品。

今入場ではクハ100-34(ラシ107F:再生産品)を編成から離脱させ保留車10両編成化用種車に廻す。
その代替に旧クモハ100-191(塗装変更車←クモハ100-175:旧ラシ104F)を充当しクハ100-34(ラシ107F)を竣工させる。
旧クモハ100-175はクハ100-22(ムコ10F:Mc194クハ100-62:ツヌ---F)をクモハ100形へ形式変更して竣工させた車両だった。
現在もクハ100形用車体のまま手は加わっておらず不都合なくクハ100形への復帰を迎えられた。


旧クモハ100-191(元ラシ107F)。
※塗装変更車。

クハ100形再編入に伴い不要となるJRマークはクモハ100-191(ラシ107F:塗装変更車)と同時入場した関係で除去済だった。
だが表示器窓Hゴム支持再現修正が行われたため急遽クモハ101-202(ラシ107F:塗装変更車)の入場を挟んでいる。
旧ラシ104F(Mc136:塗装変更車+旧製品)からラシ107Fへ異動した旧クモハ100-191はJRマーク活用策の一環でもあった。
だがクハ100-34を置き換えられるクハ100形は在籍しておらず旧クモハ100-191に白羽の矢が立ち結局剥がされてしまった。
TOMIX製旧インレタの側面用JRマークが惜しまれるがそれだけクハ100-34を先頭車両で活かしたかった裏返しでもある。


入工中のクハ100-34,旧クモハ100-191 (ラシ107F,元ラシ107F)。

クハ100-34(ラシ107F)はプロトタイプ決定まで措置保留となるため旧クモハ100-191用部品を取り付けた。
暫定的にクモハ100形然となったが保留車組成次第ではクハ100形へ戻る可能性も残っており部品交換だけに留めている。
一方旧クモハ100-191では運行番号,行先表示器窓Hゴム支持のペイントマーカー塗布を止め成形色による再現に挑む。
この方式は過去に別形式で採用していたが記憶から消え去っておりクモハ100-191の入場中に思い出した。
成形色に頼る表示器窓Hゴム支持再現は塗装技量が無く苦肉の策でしかなかったが今更かつて行った作業に戻る。


運行番号表示窓Hゴム支持再現が欠けた旧クモハ100-191。

旧クモハ100-191の運行番号窓Hゴム支持再現はクモハ100-191への[07C]幕移設時に一部が剥がれてしまった。
塗装被膜は朱色1号(メーカー塗装)+青22号(自家塗装)+黄色5号(自家塗装)+白色(油性ペイントマーカー)の4層構造だった。
しかし当該部のHゴム支持モールドは黄色5号ではなく青22号が顔を覗かせクハ100-62時代を物語っていた。
青22号が現れた箇所だけHゴム支持モールドの段差が生じてしまい塗装剥離は予想外に手こずっている。
平面的な作業が進められず大まかに黄色5号と青22号まで達したところでクラフトナイフを持ち出した。
この下部は朱色1号で覆われているため表面を削り取るように成形色を露出させた。


成形色Hゴム支持再現化した運行番号,行先表示器。

何とか成形色を出せたものの塗料剥離に苦戦しHゴム支持モールドは波打ってしまった。
また表示器内の油性ペイントマーカー除去をクラフトナイフに頼ったため幅も均等ではなくなった。
Hゴム支持再現そのものの雰囲気こそ悪くなく映るが部品嵌合に不安を抱かせる結果となっている。
塗装変更が一度であればもう少しまともな仕上がりになっていたかもしれない。
その他LP402前照灯に交換したが旧クハ100-34(元ラシ107F)用ではなく塗装変更品(朱色1号→黄色5号)を充当している。
現在黄色5号LP402前照灯の保管品は塗装変更を施した発生品ばかりでメーカー塗装品を確保したかった。
幸い旧クモハ100-191は塗装変更車であり再用品による前面見附悪化には繋がっていないと思う。


[BS]標記に改めたATS標記。

なお元クハ100-34用床板を流用したため旧クモハ100-191は労せずしてクモハ100形からクハ100形相当に改められた。
保留車10両編成化で所要となるダミーカプラーも同時に押さえられ文字通り一石二鳥となっている。
そして旧クモハ100-191を組み立てクハ100-34への形式変更に取り掛かった。
クハ100-34は1969年6月付でATS-S形が追設されておりATS[BS]標記インレタを転写したが製品印刷には敵わない。
元クモハ100-175時代から使用し続けている[クモハ100-191]標記だが今回も節約式改番を採用した。


[[クハ]100-[3][4]]:2-4位側。

経年が高く慎重に[クモハ100-191]標記を剥離し[クハ]+[100-]+[3]+[4]の組み合わせで[クハ100-34]へと変更する。
珍しく[クハ]標記インレタは[クモハ100-191]とフォント太さの近い高経年台紙を引き当てられた。
バラ標記インレタを並べた[クハ100-34]も同一台紙であり全体の釣り合いは悪くないと思う。
但し節約式改番とした関係上1-3位側,2-4位側とも若干1エンド側へ寄った標記位置となった。
ちなみにクハ100-34に起用した古インレタからは使用可能な標記が殆ど消え去りその役目を終えている。




クハ100-34 [32H ]:JRマーク除去,LP402前照灯・屋根板交換,表示器Hゴム塗装剥離,行先表示類変更施工。
※塗装変更車。

一通りの工程が終わり最後に旧クハ100-34より受け継いだ[32H]幕,印刷消去済[]幕を取り付けた。
再生産品車両だった旧クハ100-34は行先方向幕部品の嵌合が固く一部が整形されていた。
更に行先表示器窓Hゴム支持モールド幅が揃っていないため若干粗さの目立つ仕上がりとなった。
また運行番号表示器部品もHゴム支持再現との隙間も生じており嵌込式部品の難しさを感じている。
但し表示器内へ吹き付けた塗料は完全に除去されておらずしっかり嵌っており脱落の心配は無い。




クハ100-34 点灯試験[32H ]:LP402前照灯交換,表示器点灯色変更施工。
※塗装変更車。

クハ100-34用床板は再転用が否定できず表示器用プリズム先端を水性マッキーで塗り潰した。
塗装状態が宜しくなく先頭車両へ復帰する可能性は極めて低いが保管品のクハ100形用床板には限りがある。
事前の表示器点灯色変更対策施工により再生産品LOTクハ100形用床板を何時でも捻出出来る体制が整えられた。
なお現行LOTライト基板装着車に変更は無く点灯試験結果も旧クモハ100-191時代と殆ど変わっていない。
ライトスイッチ部品を[OFF]位置に切り替えクハ100-34(ラシ107F:塗装変更車)が竣工した。
旧クモハ100-191が終着地点かと思われた元クハ100-22は再度プロトタイプが変わりクハ100形に舞い戻った。




クハ100-34(旧クモハ100-191 クハ100形編入,屋根板・床板交換施工)。
※塗装変更車:車体振替。

致命的だったのはクハ100形を種車に起用したクモハ100形の在籍数が予想を下回っていたことである。
その代償がTOMIX製旧JRマークインレタ剥離と旧クモハ100-191の形式変更となった。
記憶ではある程度クモハ100形編入車を竣工させたつもりでいたが実際には違ったらしい。
クモハ100-133(ツヌ103F-2:Tc66→クモハ100-191)を巻き込む等車両異動は二転三転し無計画さが露呈してしまった。
その代わりどうにか旧クハ100-34(元ラシ107F:再生産品)の捻出を果たしラシ107Fは再出場となる。
十代目ツヌ118Fでの車両異動時にクハ100-78(ツヌ118F→旧クハ100-34)を転用していれば違う方向へ進んでいたと思われる。
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