試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3600形クハ3618[3618F-2] 芝山色 種別表示器交換,側面行先表示器基準幕化

2016-04-27 21:39:20 | 京成線:3600形
復籍。

マイクロエース製元芝山3600形クハ3618へのインレタ転写を終えた。
ひとまず京成3600形クハ3618芝山色(3618F-2)に半歩前進している。
本竣工へ向け車体を分解した。


入工中の京成3600形クハ3618 芝山色(元芝山3618F)。

芝山3600形3618Fは側面窓セルが1pcs,ライトレンズが凸形で組まれているらしい。
二代目も京成3600形3658F,3668Fとは違う構成だった。
側面窓セルは1点止めで容易に撤去できた。
海側は嫌な場所に接着剤が投入されていたが無難に剥離出来ている。
中間車とはモールドが違う側面行先表示器で分解しないと基準幕化が行えない。
何故構造が異なるのか不思議な点である。
裏面だけを青マッキーで塗り潰し基準幕化するのは京成3600形系列共通仕様としている。


基準幕化した側面行先表示器。

側面窓セルを撤去したためプリズムケースも同時に脱落してくれる。
行先表示器用プリズム先端を青色化し減光対策とした。
運行番号は[A01],[81K]のどちらにするか迷った。
結局3658Fから捻出された[A01]を選択した。


[A01]:富士川車輌工業製ステッカー(再用品)。

貫通扉窓セルは接着されておらずあっさり取り外せた。
種別窓部を切り落とし切断面を黒色化している。
芝山3600形3618F(3618F-1),京成3600形3658F中期仕様(3658F)共に貫通扉窓セル固定に用いたゴム系接着剤が多すぎた。
種別幕交換時にはみ出した接着剤が作業の邪魔をしたため使用量を減らしている。


固定した貫通扉窓セル。

ここから組立に戻る。
妻面窓セルを外していないため後位側から妻窓の隙間へ差し込むように側面窓セルを嵌込んでいく。
運転台側はプリズムケース位置に気を付け嵌合させた。
3618F-1,3658F,3668Fで何度も分解してきており注意点はしっかり抑えられている。
種別幕は色地[快速]幕でもちろん再用である。
プロトタイプ都合で色地種別幕しか選べない。
せっかく切り出した色地[快速]種別幕であり迷う事なく復活させた。
ライトレンズは凹形へ逆転させ嵌込んでいる。


種別幕,ライトレンズを組み込んだクハ3618。

最後に京成3600形用TNカプラーSPを再加工した。
3600形は連結を考慮しないためジャンパ連結器が不要である。
既に京成3600形専用に加工しており使い回しは考えなくていい。
運転台側は警笛擬として残しても良かったがバランスが悪く見えたため両側とも切除した。
TNカプラーSPはカバーの刻印から前端を切り落とすだけで嵌込みが可能になる。
作業性が上がり今後現物合わせは不要になった。
他編成もTNカプラーSP擬製作時に交換する方向である。


ジャンパ連結器モールドを切除したTNカプラーSP。

芝山3600形3618Fから撤去した色地[快速]種別幕を再用した関係で見覚えのある表情が帰ってきた。
[A01]も再用でステッカーに関しては無駄遣いを押さえられたと思う。
TNカプラーSPのジャンパ連結器撤去も前面見附を狂わせていない。


表示類を整備したクハ3618。

行先方向幕はダイヤデータから[成田]を選択した。
3600形は運用に制限があり上り方面の行先選択が限られる。
再び下り方面行が増加したが3600形に限っては止むを得ないだろう。
[成田]は1000形1037F+1029F前期仕様(1037F-2),3300形3320F現行色暫定8両貫通編成仕様(3320F-2)と特殊な編成に採用している。
※臨時列車:リバイバル開運号,特急成田山号。
3618F-2も特殊な部類に入り妙な共通項がある。


クハ3618 点灯試験[A01 快速 成田]:通過標識灯点灯。

クハ3658では[A01]がややずれてしまい[A01]が暗くなったが位置合わせを何度も行なった結果綺麗に点灯した。
再用した[A01]がクハ3658,クハ3651(3658F)のどちらで使用していたかは判らない。
ステッカー断面を塗り潰すのを忘れたのはクハ3658だった。
もしかするとステッカー裏側にインクが染みたことも考えられクハ3611竣工までは油断できない。




京成クハ3611芝山色(3618F-2:[K'SEI]CIマーク・[Keisei]社名板転写,側面行先表示器基準幕化)。

芝山3600形3618Fの京成車復籍第一号のクハ3618は無難に竣工した。
[K'SEI]CIマークインレタの転写が今後の課題だろう。
数に余裕が無く余り失敗できない。
よりによって苦手なインレタ転写が最大の壁になっている。
あと7両,都合14箇所も残っておりかなり不安である。
多少転写ボーダーを下げる必要があるかもしれない。

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