試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3500形3525[3528F] 更新車 中期仕様 運行番号表示修正・変更 ※失敗記録:山側側面行先表示器セル折損

2016-12-22 21:06:16 | 京成線:3500形
二重失策。

マイクロエース製京成3500形3528(3528F)の第二次整備前に傾いた運行番号表示器の修正を行った。
出場前までに修正する予定ではあった。
しかしどうにもすっきりせず修正に取り掛かった。


京成3500形3525 更新車 中期仕様(3528F)。

一度組み立てると運行番号表示器ステッカーは微調整が厳しい。
前面窓セルに気を付けニードルで傾斜を戻そうと試した。
しかし時間の経過と共に粘着力で元の角度に戻ってしまう。
結局再入場させ運行番号表示器ステッカーを貼り直す羽目になった。
運行番号表示器貼附は組付け時にある程度の平行を取らないと痛い目に遭うらしい。

今回は予めずれを想定してステッカーを置いた。
貼ってしまうと調整が出来ないため敢えて乗せるだけに留めている。
[73K]は1組しかなく再用しなければならない。
糊面を劣化させると経年で全体がずれる恐れがある。
これ以上ステッカーを傷めたくなく新たな手法を採用した。




ほぼ平行になった運行番号表示器。

ステッカーは左下に傾き易い傾向があり左斜上にしてプリズムケースへ乗せた。
この作戦は狙い通りに行き組込時には大凡平行になった。
たまたま一発で決まったがまだ再考の余地があるだろう。

取り敢えず一安心と思い3528を入場させた。
しかし3520F-1+3528F(3520F-2),3528F+3520F-1(3528F-2)で運行番号を逆に貼附したと判明した。
これは所有車両編成データが導入計画時のままで修正をし忘れた事が原因である。
本来3528F-2を[73K]にするはずが3525(3520F-2)に貼附してしまった。
[73K]を3528へ廻すため3525はまたもや分解される。
せっかく平行になった[73K]は短時間で姿を消すことになった。


側面行先表示器が折損した窓セル(山側)。

再々入場となった3528で予期せぬ事故が発生した。
初入場時に折損寸前で留まっていた山側側面行先表示器部が分解時に何処かへ飛んでいった。
当時は嵌合に問題は生じず特に措置を施さなかった。
三度目の分解で遂に耐えられなくなったらしい。
幸い基準幕化を行ったお陰で部品は直ぐに回収できた。
クリアのままではなかなか見付けられなかったと思う。


ゴム系接着剤で全面を保護した側面行先表示器セル裏側。

側面行先表示器セルは単独部品に変わってしまった。
幸い僅かに残ったバリにより外側には張り出さない。
しかし車内側に脱落する危険性は否めない。
そこで裏面をゴム系接着剤の幕で覆った。
この措置により脱落の恐れはかなり薄まったと思う。

接着剤の乾燥を待つ間に運行番号表示器を貼附した。
[73K]角度修正時の方法を更に進めステッカーを左斜下方向へ置くよう改めている。
プリズムケースを組込むと同時に角度を平行に近付けていく。
運行番号表示器の左下端をニードルで調整しながら徐々にプリズムケースを押し込む。
この方法で何とかずれを最小限に抑えられた。


無事組み込めた山側側面窓セル。

運行番号の変更を済ませ側面窓セル組込みに戻る。
山側は行先表示器部が失われたことで容易に組み付けられた。
やはり嵌合爪と行先表示器モールドの位置関係が組立を大変なものにしているらしい。
海側は従来通りとしたが折損には十分気を払って作業を進めた。




[73K]から[A23]に改めた3525。

側面窓セル嵌合後も運行番号表示器ステッカーはずれなかった。
これでステッカー傾斜問題は対処できるかもしれない。
入場中の3528でもこの方式を試行してみる。


3525 点灯試験[A23 快速 宗吾参道]:運行番号変更。

点灯試験結果は良好で運行番号表示器周りからの漏光も無い。
しっかりと[A23]が点灯し位置もちょうど良く収まってくれた。
確認不足も重なり三度も分解した3525はようやく本竣工となった。
しかし山側側面行先表示器が不安要素として残る。
マイクロエース製3500形では初の要経過観察車両とする。


違和感の無い側面行先表示器(山側)。

単独部品になった山側側面行先表示器セルは外観上その失策は伺えないと思う。
他3500形との差異は生じておらず上手く誤魔化せたと言えるだろう。
今号脱落しないことを願いたい。

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