試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3500形3525[3528F] 更新車 中期仕様 種別表示器交換,運行番号,行先方向幕貼附 ※失敗記録:運行番号傾斜

2016-12-21 21:19:18 | 京成線:3500形
不備。

京成3500形3528F更新車中期仕様はM2車の第二次整備に入る。
ひとまず3528Fを暫定出場させ3518,3517(3520F:二代目)へ着手する当初の計画に戻った。
3528は前面打痕があるため後に廻し3525から入場させている。


京成3500形3525 更新車 中期仕様(3528F)。

3525は3520F-1+3528F(3520F-2:基準編成)の成田方先頭車となる。
製品仕様では増結用でアーノルトカプラーが標準装備されていた。
それとは打って変わり風を切るようになる。
3528F+3520F-1(3528F-2)も組成は行うため点灯機構は殺さない。
この点はマイクロエース製京成1000形モハ1029(1029F-3)と決定的に異なる箇所である。


入工中の3525。

早速プリズムケース取り出しのため側面窓セルを撤去した。
流し込み接着剤は床板嵌合爪部に少量が投入されていただけで剥離は順調に進んだ。
現時点で3517(3520F-3)以外のM2車では苦戦していない。
3500形は側面窓セル嵌合が固めで溶着は不要と思える。
それでも敢えて接着剤を使用するのはマニュアル化されているせいかもしれない。
そろそろ嵌合固定に改める時期に来ていると思う。


30分以上を要したプリズムケース取付。

運行番号表示器は引き続き富士川車輌工業製ステッカーを採用した。
3520F-3でステッカー接地面積が少ないと判っていた。
そのため長手方向に余裕を持たせて切り出している。
これなら多少安定度を高められると思った。
ところがこの作戦は裏目に出た。
元々前面窓セルと運行番号表示器の隙間に余裕が無い。
更に3平面折妻のデザインで貫通幌に近付くほど隙間が減っていく。
引き込んだ貫通路に合わせて成形した前面窓セルは車体よりも折妻角が小さかった。
側面寄と貫通路寄でプリズムケースとの間隔が異なる事に気付けなかった。
そのため長手方向に伸ばしたステッカーは必ず前面窓セルに触れてしまいどうやっても斜めになる。
どうにか両立できないか試行したが全て空振りに終わった。
結局運行番号表示器ステッカーは従来幅に戻している。


海側から取り付けた側面窓セル。

プリズムケースは側面窓セルに支えられる構造である。
ステッカーのずれを抑えるため山側から側面窓セルを組み込んだ。
一方海側の側面窓セルは組み付けに難航した。
支障したのは言うまでもなく行先表示器部だった。
危うく折損させる一歩手前まで行ってしまった。
そこで妻面側から行先表示器部まで車体を撓ませながら組み付けるよう変更した。


側面行先表示器まで嵌め込んだ側面窓セル。

残る運転台側はS字形成形部をしならせ嵌合爪に落とし込んだ。
従来よりも折損の確率が高まるものの側面行先表示器セルが失われるよりはましである。
側面窓セル分割車はゴム系接着剤塗布で乗り切っており最悪の事態を招いた場合にはこれで対処したい。
窓セル嵌合を終え種別表示器窓セルを撤去した。
ライトレンズに流し込み接着剤を投入する点も変更していない。


白地[快速]幕を使い果たしていた富士川車輌工業製ステッカー。

当然種別幕も富士川車輌工業製ステッカーを用いるつもりだった。
ところがいくら探しても白地[快速]幕が見当たらない。
芝山3600形3618F用に調達して以降補充していなかった。
初期計画時は別種別で[快速]は候補に挙がらなかった。
座席部品がラベンダー色だったため一から設定を改めたが肝心なステッカーが無い。
3200形3240F後期仕様へ[快速]幕を無理に貼附したのは失敗だったかもしれない。


3200形3240F後期仕様 [A31 快速 宗吾参道]。

3240Fの[快速]幕は種別表示器に収まるよう上下左右をぎりぎりまで詰めてしまった。
尚且つ表貼式で交換は厳しい。
富士川車輌工業製ステッカー調達には時間を要するため製品付属ステッカーの使用へ切り替えた。


3520F,3528F付属ステッカー。

付属ステッカーは近年のマイクロエース製品には珍しく予備が多い。
3520F-2で失敗しても十分な数量がある。
取り敢えず付属ステッカーの[快速]幕を使用し急場を凌いだ。
富士川車輌工業製ステッカーとは厚みが異なるものの種別幕ベースのプラ板は従来同様t0.5mmにしている。
これは将来の交換が頭に入っている事に拠る。
入手出来次第貼り替える予定である。






種別幕にマイクロエース製ステッカーを起用した3525。

マイクロエース製ステッカーはフィルム製で起用前は質感差が引っ掛かっていた。
掲示させると雰囲気は掴めていると思う。
暫定使用前提だが早急に交換しなくても見劣りしないレベルにある。
散々苦労した運行番号表示器ステッカーは側面車窓セル組付時に曲がったらしい。
さすがに手こずった直後で折り返す気になれなかった。
これは出場前までに修正図りたい。


3525 点灯試験[73K 快速 宗吾参道]:前照灯(不合格→通過標識灯非点灯)。


3525 点灯試験[73K 快速 宗吾参道]:尾灯。

傾いた運行番号表示器は承知の上で点灯試験を行った。
やはり見逃せる傾きではない。
それ以上に問題だったのは通過標識灯が点灯しなかった事だった。
まさかの展開で再び分解に迫られた。
そう言えば3525はライトケースカバーが外れかかっていた。
簡単に嵌め込んだだけにしたがそれが拙かったのかもしれない。
床板を取り外すと再びライトケースカバーがばらけた。
どうやら組立方法に原因がありそうである。


3525 点灯試験[73K 快速 宗吾参道]:通過標識灯復旧。

仮にライトスイッチの不都合があれば手の施しようが無くなる。
電気知識が無く床板からライトケースを撤去し順番に組み立てるだけしか出来なかった。
試しにカバーを引き上げてみたが今度はしっかり嵌った様でぐらつきは生じていない。
再度点灯試験を行ったところ無事に通過標識灯が点灯した。




3525(側面行先表示器基準幕化)。

3525はひとまず暫定竣工とした。
ところが3528入場中に運行番号選択の間違いが判明し再々入場の運命を辿る。
これも急遽行先設定を変更した影響だった。
3528の前面打痕が起こした波は大きかったらしい。

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