試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3500形3528[3528F] 更新車 中期仕様 種別表示器交換,運行番号・行先方向幕貼附:富士川車輌工業製

2016-12-23 21:12:47 | 京成線:3500形
不発。

マイクロエース製京成3500形3520F-1,3528F更新車中期仕様の整備は失策が目立っている。
3519(3520F-1)以降4連続で失敗を重ねており歯止めを掛けたい。
3528F最後の入場車となる3528で悪い流れを断ち切りたかった。


京成3500形3528 更新車 中期仕様(3528F)。

ところが前途の通り運行番号選択の誤りが発覚し3528の第二次整備は一度中断を経ている。
工程上の失敗は無かったものの整備予定が大幅に狂ってしまった。
結果的に2日間に渡る作業となり嫌な流れは変えられないまま終わっている。


入工中の3528。

3528は車体裾の塗装捲れが気になった。
部分的に捲れのある車両は存在したものの断続的に生じている車両は初である。
塗装剥離に繋がる可能性もあり目立たなくしたい。
しかしどの様に修正するか判断が難しい。
3520F-1,3528F出場までにどうにか措置を施す。


鑢掛けを施した車体と側面窓セル。

側面窓セルは山側に流し込み接着剤投入の固まりが見られた。
3517(3520F-3)とは違った意味で面倒な状態だった。
窓セル剥離時に折損させる確率は低いものの組込時に嵌合を甘くさせる原因になりかねない。
そのため車体,側面窓セルとも1000番のペーパーで表面を均した。
戸袋吹寄部で透過させる必要はなく凹凸の激しい箇所を平滑化するだけに留めた。
どうも3520F-1,3528Fは山側側面窓セルとの相性が良くない。
まだ3520,3518,3517(3520F-1)の第二次整備が残されており不運が重ならない事を願いたい。

プリズムケースを取り外し運行番号表示器ステッカーを切り出そうとした際に誤選択に気付いた。
台紙にあるはずの[73K]は既に切り抜かれておりここで3528での失敗が判明した。
止む無く3525を再々入場させ[73K]を3525の運行番号表示器を貼り替えている。
3525の竣工を優先し3528の作業は一旦中断した。


同時入場した3528,3525。

3525の運行番号変更は成功裏に終えた。
ただ余計な失敗をやらかしたため3528の整備は日を改めている。
[73K]は度重なる位置修正で若干表面を傷めてしまった。
一部は印刷が剥げてしまいマッキーで補修し3528へ転用した。


3525から3528へ移動した[73K]。

3525で苦戦した運行番号表示器ステッカー貼附は[A23]変更時に採用したずれを前提とする方式を取り入れた。
前面窓セルに近い右枠下をモールドに合わせ全体を左斜下方向にステッカーを乗せる。
そのまま車体へ挿入し嵌合前までこの状態を保つ。


傾かせた運行番号表示器ステッカー。

ここからニードルを片手にプリズムケースを押し込みながらステッカーを平行に持って行った。
完全な平行までは達しなかったが納得できる範囲で収まってくれた。
前面打痕のある3528で多少見切りも出た。
更に[73K]の傷みを考え一度の作業で打ち切っている。


若干切断した中央扉上部の嵌合爪。

これまで側面窓セル組み付け時に行先方向幕モールドと嵌合爪の競合に苦しんできた。
その結果3525で折損に至ったため3528から側面窓セルへ手を加える。
車端部から窓セルを組み込んでいくと中央扉部の嵌合爪が効率を悪くさせていた。
そこでこの嵌合爪を僅かに短くし組込時のセル負荷を軽減させる。


車体嵌合爪に嵌まった中央側扉窓セル。

これは大成功で側面窓セル付加取付の所要時間を大幅に短縮できた。
僅か1mm程度のカットだったが作業効率向上に貢献している。
車体嵌合爪との接触部は確保しており製品仕様との差は全く無いに等しい。
これで床板嵌合後でも影響が出なければ本格採用としたい。


幅広プラ板化した種別幕ベース。

側面窓セル取付を終え種別幕設置に移った。
3500形更新車グループでは種別幕ベースのプラ板を3300形と同様の幅にしてきた。
これがどうも安定性を欠く。
そこで3600形の途中から採用した幅広プラ板ベースに変更した。
貫通扉幅からはみ出ても嵌合や点灯には影響しない構造だと今更気付いた。
もっと早くから採用していれば苦しまずに済んだと思われる。


床板嵌合後も影響の見られなかった中央側扉窓セル。

加工項目をこなし車体の組立を行った。
心配された中央扉上部嵌合爪切断の影響は一切出ていない。
この塩梅なら作業効率向上優先を取り原形維持は放棄しても構わないだろう。
3520F-1未入場車から順次施工したい。





3525から[73K]を承継した3528。

行先方向幕は富士川車輌工業製ステッカーとしたが種別幕はマイクロエース製とした。
3520F-1+3528F(3520F-2),3528F+3520F-1(3528F-2)で見附を同等とする意味合いもある。
それ以上に3528の前面打痕が大きく影響した。
3528F-2に比べ3520F-1の組成機会が経るのは目に見えている。
富士川車輌工業製ステッカーは温存され使用の時を待つ。


3528 点灯試験[73K 通勤特急 西馬込]:前照灯。


3528 点灯試験[73K 通勤特急 西馬込]:尾灯。

点灯試験はやや傾いた[73K]が気になる程度だった。
記録では視認できない[通勤特急]だが目視では合格の範囲内にある。
これ以上の減光は種別幕ベースを厚くするしかないが特に手を加えなくても良いと思う。
色地種別幕であればまた別の答が出ただろう。
3528は当初から通過標識灯も点灯し一発合格している。


OFFに切り替えられたライトスイッチ。

基準編成が3520F-2に決定しておりライトスイッチは早々にOFFへ切り替えた。
なお3528F-2組成に備え通過標識灯スイッチはONのままにしている。
逆組成も行うためライト基板の予備は存在しない。
3525の通過標識灯が気掛かりで最悪の事態を迎えた場合には3528から移設するしかないだろう。




3528(側面行先表示器基準幕化)。

作業中に3525の再々入場が入ったが3528の竣工に漕ぎ着けた。
ようやく3528F中期仕様は全車第二次整備を終え暫定出場となる。
3520F中期仕様の出場待ちとなるが一区切りが付いた。
編成前後で行先が異なる上に4両編成では走行に向かない。
残る3520,3518,3517(3520F-1)の整備に移り本出場を目指したい。

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