試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3300形モハ3310[3304F-2] 現行色 中期仕様 車体更新,モーターカバー交換 (元モハ3302 車体転用)

2017-06-15 21:40:48 | 京成線:3300形
一新。

マイクロエース製京成3300形モハ3310現行色中期仕様(3304F-2)の車体更新に着手する。
モハ3310は車体塗装の傷みが激しかった。
種車はモハ3318(3320F現行色)で3304F現行色,3344F現行色とはアクティブシルバーの色温度も若干異なっている。


京成3300形3304F 現行色 中期仕様(4+2編成)。
3304F-4:[3304]-[3303]-[3302]-[3301]+[3310]+[3309]。

3300形は3304F現行色,3344F現行色からクーラーキセが明灰色成形品に変更された。
モハ3310へ改番される前はモハ3306現行色前期仕様とし3308Fに組み込む予定だった。
この際クーラーキセを現行LOTへ交換し極力外観差が出ないようにしている。


モハ3310 現行色 中期仕様(3304F-2)。

更に遡るとモハ3335現行色後期仕様(3320F-2)に辿り着く。
海側側面の腰板帯はモハ3335時代に剥がれてしまったものである。
完全修復出来るだけの技量が無くマッキーでの簡易的な措置しか採れなかった。
その他の印刷類も劣化が進み現状維持が課題になっていた。
しかしモハ3302現行色回着で車体更新の目処が立った。
既にモハ3302の車両番号標記印刷消去を終えており早速モハ3310を入場させた。


入工中の元モハ3302,モハ3310。

主工程はインレタ転写である。
その前にモーターカバーの交換を行った。
現行LOTのモーターカバーは色挿しの無い旧LOT品に比べプラスチック厚が薄い。
モハ3310として竣工するまでに各種部品を遣り繰りした。
この間に海側の抵抗器部分が真っ二つに割れてしまい流し込み接着剤で溶着を図った。
亀裂はほぼ目立たなくなり一定の強度も得られた。
その代わり必ず山側から取り外す必要が生じている。
3300形内での取扱いを統一するため元モハ3302のモーターカバーと振替えた。


モーターカバーを交換したモハ3310用動力ユニット。

現在ではモーターカバーの交換も手慣れた。
そのためモハ3310の修復済モーターカバーの撤去のみに注意を払っている。
修復済モーターカバーも着脱方式に注意を要するが使用可能な状態ではある。
そこで3200形の旧LOTモーターカバー装着車へ転用する事にした。
自分にしては上程度の修復具合でモーターカバー交換後も外観の変化は感じ難い。




[[モハ331][0]]。

モハ3310への改番は使い残しの古インレタを起用したが失敗だった。
[モハ331]+[0]の組合せで難易度は低い。
しかし古インレタの劣化がかなり進行しており夥しい転写糊が標記部以外にも付着してしまった。
古インレタ2枚のうち経年の高い方を用いたが裏目に出た。
ここは少々計算が狂い改番後の[モハ3310]は非常に見難い標記になっている。
今後転写糊の除去を進めていくがその状況次第では再転写を行うかもしれない。
その場合は今回の古インレタ起用を避けるようにしたい。


車体更新を終えたモハ3310 (元モハ3310,新モハ3310)。

元モハ3310のモーターカバーは3200形への転用に備え装着を見送っている。
最終的には旧LOTモーターカバーに交換され予備車となる。
3300形の予備車は初登場で有効な存在になるだろう。
ただ貴重な[K'SEI]CIマークインレタが無用になってしまったのは勿体なかった。
現在では転写対象が存在しないものの将来の打撃にならない事を願いたい。




モハ3310(車体更新,モーターカバー交換)。

車体更新を終えモハ3310が竣工した。
現行LOTの車体に載せ替えたためアクティブシルバーの色温度が変わった。
これによりモハ3309現行色(3304F-2←モハ3333)との差異も解消されている。
色温度の揃わないユニットはモハ3310+モハ3309だけだった。
それだけにモハ3302現行色の導入は効果的だったと言える。




モハ3310+モハ3309 (3304F-2:モハ3310 車体更新)。

部品都合で半ユニットのみの存在だが3304F現行色中期仕様(3304F-1)の牽引を務める。
3304F-1は4Tでモハ3310+モハ3309は欠かせない戦力である。
モハ3310の傷んだ腰板帯,側灯,靴刷等は払拭され他編成と遜色ない仕上がりに至っている。
なお3304F-1は3304F現行色を英字無併記[普通]種別幕,旧行先方向幕ステッカーにて中期仕様化した。




モハ3301+モハ3310 (3304F-2:モハ3310 車体更新)。

LOT違いによるアクティブシルバーの色温度差はモハ3301+モハ3310でも生じていた。
モハ3310の車体更新により3304F-2は全車現行LOTで統一され見附が向上している。
老朽化の目立っていたモハ3310の車体更新は懸案だった。
予期せぬセットバラし品登場だったが恵まれていたのかもしれない。

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