試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3200形モハ3214[3216F-1] 試験塗装色ライトブルー車 千葉線仕様 現行LOTモーターカバー化 ※修復品起用

2017-06-16 21:26:23 | 京成線:3200形
二択。

マイクロエース製京成3300形元モハ3310には補修済モーターカバーを取り付けなかった。
一応再破損しないよう着脱回数を減らした上で取付対象車の絞込に入った。
発売時期から旧LOTモーターカバー装着車は3200形に限られる。


京成3200形3216F 試験塗装色ライトブルー編成 千葉線仕様。
3216F-1:[3216]-[3215]-[3214]-[3213]。

6M車のうち3232F現行色晩年仕様(3232F),3240F現行色後期仕様(3240F)は既に現行LOTモーターカバーに交換していた。
3264F新赤電色後期仕様(3264F),片開扉車の3298Fグループも当初から現行LOTのモーターカバーが装着されている。
必然的に8M車グループからの対象車抽出となった。
8M車で製品化に至ったのは3216F試験塗装色ライトブルー編成のみで少々淋しい現状である。


京成3200形3216F 試験塗装色ライトブルー編成 本線仕様。
3216F-2:[3216]-[3215]-[3214]-[3213]。

増備都合により3216F試験塗装色ライトブルー編成は2本が所属する。
1編成は千葉線仕様(3216F-1),もう1編成は本線仕様(3216F-2)で行先表示類の違いだけに留まる。
どちらを現行LOTモーターカバー化するか考えた。
3216F-2は中古製品で導入したがまさかの[Keisei]社名板が消去された状態で回着した。
グリーンマックス製インレタで[Keisei]社名板を復活させたものの車体状態は3216F-1より劣る。
そこでモハ3214(3216F-1)の現行LOTモーターカバー化に決定した。


モハ3214 試験塗装色ライトブルー車 千葉線仕様(3216F-1)。

6年落ちながら新品で回着した3216F-1は動力ユニット整備も終え快調さを保っている。
しかし3240Fと同時リリースの古い製品で旧LOTモーターカバーを有したままだった。
影絵処理が無く平板感が強く現れるのが弱点と言えよう。
補修品起用でアップグレードとダウングレードが共存する珍しい入場となった。


入工中の元モハ3310,モハ3214。

過去にモハ3262(3240F),モハ3266(3232F)でモーターカバーの交換を行っており支障無い事は確認済だった。
注意点は修復痕のある現行LOTモーターカバーの装着となる。
必ず山側から取付けを行わないと再度海側の抵抗器部分が割れる恐れが高い。
せっかくの転用可能な現行LOTモーターカバーを無駄にしないよう十分に気を払い作業に当たる。


全く雰囲気の異なるモーターカバー (現行LOT品,旧LOT品)。

旧LOTモーターカバーはプラスチック成形厚のせいか床下機器のモールドが浅い。
これに加えて影絵処理が無く奥行き感が物足りなかった。
唯一の強みは強度だけと言えるかもしれない。
旧LOTモーターカバーを塗装する手段もあるが細かい箇所のマスキングに自信が無く自分には行えなかった。
現行LOTモーターカバーには破損部に僅かな亀裂が残る。
しかし遠目では全く判らない接合を図れた。


抵抗器側に溶着痕が残る現行LOTモーターカバー。

修復はセロハンテープで前後左右を固め流し込み接着剤を投入した。
しかしこれだけでは強度が不足し再び分離させてしまった。
流し込み接着剤だけでは斜め方向の入力に耐えられないらしい。
そこでもう一度溶着させた後にタミヤセメントで破損部全体を埋め込んでいる。
これにより捻り剛性が高まった模様で強引な着脱さえ控えれば使用が可能になった。
モハ3310現行色(3304F-2)で再用され3300形動力車の見附統一に一役買っている。


モーターカバーを交換した元モハ3310,モハ3214。

モハ3214用動力ユニットへ修復済モーターカバーの山側を合わせ慎重かつゆっくり海側を押し込んでいった。
その結果軋み音も生じる事無く嵌め込めている。
幸いモハ3214は動力ユニットの整備を終えており暫くモーターカバーを取り外す機会はやって来ないだろう。
また試験塗装編成と言う特殊性もあり3300形で継続使用するより良かったと思える。




モハ3214(現行LOTモーターカバー化)。

モーターカバーの交換を終えモハ3214が竣工した。
旧LOTモーターカバー時代より床下が引き締まった様に見える。
亀裂部も影に隠れるため殆ど判らない。
3216F-2はモハ3215に動力ユニットを載せ替え3216F-1との識別点とした。
車両番号以外にモーターカバーの違いが加わり混同はしないだろう。
仮に現行LOTモーターカバー入手が叶った際にはモハ3215(3216F-2)が交換対象となる。
そのため3216F-2の動力車位置変更は行わない。


⇩モハ3318→電装解除。

⇩モハ3318→改番,方転,貫通扉取付。

⇩モハ3335→再改番,再方転,FS-361化,[K'SEI]CIマーク剥離。

⇩モハ3306→再々改番,再電装,KS-121化,貫通扉撤去,[K'SEI]CIマーク転写。

⇩モハ3310→FS-361化,旧LOTモーターカバー装着。

元モハ3310(予備車)。

一方元モハ3310には旧LOTモーターカバーを装着し組み立てた。
部品供出を終え一旦予備車に廻る。
しかし動力ユニットは何れモハ3214試験塗装色ホワイト車(3212F)へ転用する予定を組んでいる。
元モハ3310の種車だったモハ3318現行色(3320F)は流転を繰り返し遂には部品取車まで格下げされた。
事実上戦線離脱となったがこれからは3300形グループを影で支える存在になる。
車体再用は厳しいもののパンタグラフ,窓セル類はほぼ無瑕である。
万が一の破損に対応出来る様になったのは大きいと言えよう。

この記事についてブログを書く
« 京成3300形モハ3310[3304F-2]... | TOP | 京成3300形モハ3314[3316F-1]... »