固化。
交通営団5000系列(東西線)の初期LOT編成は4本が在籍している。
現時点での最終投入編成は東京地下鉄5000系63F冷房改造車(5813)である。
この63Fは二代目で旧63Fが交通営団仕様(→83F:5833)化されたのに伴い導入した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/14/95a113f71bfbf416fc3c01f720429420.jpg)
東京地下鉄5000系63F 冷房改造車。
63F:[5813]-[5225]-[5621]-5364-5689-5902-[5234]-[5622]-[5235]-[5013]。
※旧製品。
回着は63Fが再生産されてからしばらく経った後だった。
新製投入は叶わず中古製品での導入に頼ったため流通都合により旧製品となった。
再生産品を所有しておらず旧製品との差は判らない。
ただ旧製品でも5234用動力ユニットはフライホイール付だった。
もしかすると63Fの再生産品は仕様変更が無かったのかもしれない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/55/5a4aa751e11d0705d4dfc61e10b4ea43.jpg)
5234(63F:動力ユニット搭載車)。
最終投入編成ながら実質経年は83F,東葉高速1000形01F(1101)と変わらない。
よって動力ユニットもそれなりの劣化が予想できた。
後は前オーナーさんの取り扱いに期待するしかなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/67/6d83aeabb535967e83f92be30123a7a2.jpg)
入工中の5234。
動力車輪は津川洋行製ホイールクリーナーで都度整備を施してきたため状態は良い。
しかし最近になり加速が悪くなった様に感じていた。
個体差で単純比較は出来ないが動力ユニット整備済編成の83Fより鈍足になっている。
今回の入場でそれが回復できるかも焦点になった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/61/eff8db7d0d0154249beda68887aff1e9.jpg)
予想の範囲内だった5234用動力ユニット。
早速5234用動力ユニットを分解した。
まだ導電板が茶褐色に変色する前で旧製品ならましだと言えよう。
どうやら前オーナーさんは一度も分解整備を行わなかったらしく指紋がくっきりと残っていた。
この状態だと3M製研磨フィルムかラプロスかどちらを起用するべきか迷う。
初めに導電板への負荷がより少ない3M製研磨フィルムを選択した。
しかし全く歯が立たず直ぐにラプロス#8000への変更を余儀無くされている。
一見では判断が難しく未だに優先順位が決められない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/df/89f532025c0e7e688ca11d956669b62e.jpg)
片側だけラプロスによる研磨を終えた導電板。
そのラプロスもあっと言う間に真っ黒へ変わり思ったより磨き出しの時間を要した。
焼き潰し止めされているはずの導電板も浮いており余計に研磨し難い。
真鍮色を取り戻したところで3M製研磨フィルムに交替した。
最後はクリーナーで仕上げFS-502動力台車の整備に移った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/1f/03db12e34544da6d799c13a724966776.jpg)
固形化が始まっていた純正グリス。
FS-502動力台車に投入された純正グリスは茶色に変色し一部は乾燥していた。
特にギアボックス内部は乾燥した純正グリスで覆われた状態にまで達している。
ここまで劣化が進むと作業は逆にし易くなる。
取り敢えずFS-502動力台車を分解し乾いた純正グリスは全て取り除いた。
外枠にも純正グリスが進出していたが乾燥していたお陰で清掃自体は楽に終えている。
スパイラルギアもFS-502動力台車枠同様で丁寧にグリスを除去している。
ただ劣化してからの時間が経過したせいか金属面の輝きはクリーナーでも取り戻せなかった。
なお噛み合わせを考え深追いはしていない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/74/a25bb58a26722a3114bf5cdd65fee5e6.jpg)
純正グリス除去を施したFS-502動力台車。
加速が悪く感じていたためモーターの単独駆動試験を行った。
回転は至って滑らかでありで問題無さそうである。
モーター軸への油脂固着も見られない。
従って加速度低下はFS-502動力台車の劣化した除去グリスだった可能性が高そうに思えた。
下手に注油すると逆に痛い目に遭うため今回は投入を見送っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/61/eff8db7d0d0154249beda68887aff1e9.jpg)
↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/1b/87cf756ee60f2c98ea04644e5a948299.jpg)
整備を終えた5234用動力ユニット。
各部の整備を終え動力ユニットの組み立てに戻る。
焼き潰し止めが機能しなくなっていた導電板は微量のゴム系接着剤で固定した。
早速行った走行試験では加速の悪さが解消されたように感じる。
試験線が短いためはっきりとした判断は下せない。
しかし低電流でも起動するように変わったのは抵抗が少なくなった証だと思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/55/5a4aa751e11d0705d4dfc61e10b4ea43.jpg)
↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/d4/4eeaa3723b0a45ce2173a326d8079261.jpg)
5234(動力ユニット整備,青帯修正施工)。
なお5234は腰板青帯の塗料がモールドからはみ出している箇所があった。
マイクロエース製品は爪楊枝式印刷剥離が出来るため同時に修正を行った。
コルゲート再現が繊細で気を使ったが先の尖った爪楊枝で青色塗料を剥離している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/f0/8142a73374158bc1a7711908fd65f703.jpg)
5902+5234 (63F:非動力車+動力ユニット搭載車)。
交通営団5000系列は全編成のTOMIX製PG16形パンタグラフ換装が完了した。
換装後から時間が経過したが相変わらずの安定度を誇っている。
もうTOMIX製PG16形パンタグラフの安定性は心配しなくて良いだろう。
念のため一部だけ保管してあるマイクロエース製パンタグラフの出番は無さそうである。
63Fの再出場により旧製品動力ユニット搭載車は元交通営団5000系46F新木場CR入換車(5846)を残すのみとなった。
3両編成で手軽に走行できるためお座敷レイアウト敷設時の試験走行で活躍している。
地味に走行距離を稼いでおり元46Fも早めに入場させたい。
交通営団5000系列(東西線)の初期LOT編成は4本が在籍している。
現時点での最終投入編成は東京地下鉄5000系63F冷房改造車(5813)である。
この63Fは二代目で旧63Fが交通営団仕様(→83F:5833)化されたのに伴い導入した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/14/95a113f71bfbf416fc3c01f720429420.jpg)
東京地下鉄5000系63F 冷房改造車。
63F:[5813]-[5225]-[5621]-5364-5689-5902-[5234]-[5622]-[5235]-[5013]。
※旧製品。
回着は63Fが再生産されてからしばらく経った後だった。
新製投入は叶わず中古製品での導入に頼ったため流通都合により旧製品となった。
再生産品を所有しておらず旧製品との差は判らない。
ただ旧製品でも5234用動力ユニットはフライホイール付だった。
もしかすると63Fの再生産品は仕様変更が無かったのかもしれない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/55/5a4aa751e11d0705d4dfc61e10b4ea43.jpg)
5234(63F:動力ユニット搭載車)。
最終投入編成ながら実質経年は83F,東葉高速1000形01F(1101)と変わらない。
よって動力ユニットもそれなりの劣化が予想できた。
後は前オーナーさんの取り扱いに期待するしかなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/67/6d83aeabb535967e83f92be30123a7a2.jpg)
入工中の5234。
動力車輪は津川洋行製ホイールクリーナーで都度整備を施してきたため状態は良い。
しかし最近になり加速が悪くなった様に感じていた。
個体差で単純比較は出来ないが動力ユニット整備済編成の83Fより鈍足になっている。
今回の入場でそれが回復できるかも焦点になった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/61/eff8db7d0d0154249beda68887aff1e9.jpg)
予想の範囲内だった5234用動力ユニット。
早速5234用動力ユニットを分解した。
まだ導電板が茶褐色に変色する前で旧製品ならましだと言えよう。
どうやら前オーナーさんは一度も分解整備を行わなかったらしく指紋がくっきりと残っていた。
この状態だと3M製研磨フィルムかラプロスかどちらを起用するべきか迷う。
初めに導電板への負荷がより少ない3M製研磨フィルムを選択した。
しかし全く歯が立たず直ぐにラプロス#8000への変更を余儀無くされている。
一見では判断が難しく未だに優先順位が決められない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/df/89f532025c0e7e688ca11d956669b62e.jpg)
片側だけラプロスによる研磨を終えた導電板。
そのラプロスもあっと言う間に真っ黒へ変わり思ったより磨き出しの時間を要した。
焼き潰し止めされているはずの導電板も浮いており余計に研磨し難い。
真鍮色を取り戻したところで3M製研磨フィルムに交替した。
最後はクリーナーで仕上げFS-502動力台車の整備に移った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/1f/03db12e34544da6d799c13a724966776.jpg)
固形化が始まっていた純正グリス。
FS-502動力台車に投入された純正グリスは茶色に変色し一部は乾燥していた。
特にギアボックス内部は乾燥した純正グリスで覆われた状態にまで達している。
ここまで劣化が進むと作業は逆にし易くなる。
取り敢えずFS-502動力台車を分解し乾いた純正グリスは全て取り除いた。
外枠にも純正グリスが進出していたが乾燥していたお陰で清掃自体は楽に終えている。
スパイラルギアもFS-502動力台車枠同様で丁寧にグリスを除去している。
ただ劣化してからの時間が経過したせいか金属面の輝きはクリーナーでも取り戻せなかった。
なお噛み合わせを考え深追いはしていない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/74/a25bb58a26722a3114bf5cdd65fee5e6.jpg)
純正グリス除去を施したFS-502動力台車。
加速が悪く感じていたためモーターの単独駆動試験を行った。
回転は至って滑らかでありで問題無さそうである。
モーター軸への油脂固着も見られない。
従って加速度低下はFS-502動力台車の劣化した除去グリスだった可能性が高そうに思えた。
下手に注油すると逆に痛い目に遭うため今回は投入を見送っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/61/eff8db7d0d0154249beda68887aff1e9.jpg)
↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/1b/87cf756ee60f2c98ea04644e5a948299.jpg)
整備を終えた5234用動力ユニット。
各部の整備を終え動力ユニットの組み立てに戻る。
焼き潰し止めが機能しなくなっていた導電板は微量のゴム系接着剤で固定した。
早速行った走行試験では加速の悪さが解消されたように感じる。
試験線が短いためはっきりとした判断は下せない。
しかし低電流でも起動するように変わったのは抵抗が少なくなった証だと思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/55/5a4aa751e11d0705d4dfc61e10b4ea43.jpg)
↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/d4/4eeaa3723b0a45ce2173a326d8079261.jpg)
5234(動力ユニット整備,青帯修正施工)。
なお5234は腰板青帯の塗料がモールドからはみ出している箇所があった。
マイクロエース製品は爪楊枝式印刷剥離が出来るため同時に修正を行った。
コルゲート再現が繊細で気を使ったが先の尖った爪楊枝で青色塗料を剥離している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/f0/8142a73374158bc1a7711908fd65f703.jpg)
5902+5234 (63F:非動力車+動力ユニット搭載車)。
交通営団5000系列は全編成のTOMIX製PG16形パンタグラフ換装が完了した。
換装後から時間が経過したが相変わらずの安定度を誇っている。
もうTOMIX製PG16形パンタグラフの安定性は心配しなくて良いだろう。
念のため一部だけ保管してあるマイクロエース製パンタグラフの出番は無さそうである。
63Fの再出場により旧製品動力ユニット搭載車は元交通営団5000系46F新木場CR入換車(5846)を残すのみとなった。
3両編成で手軽に走行できるためお座敷レイアウト敷設時の試験走行で活躍している。
地味に走行距離を稼いでおり元46Fも早めに入場させたい。