試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成1000形モハ1029[1037F-4] 中期仕様 ライトスイッチ競合対策試行

2016-09-24 21:35:06 | 京成線
低廉。

マイクロエース製京成1000形1037Fは京浜急行1000形の派生製品でした。
恐らく基本設計は変わっていないと思います。
そのせいか動力ユニット搭載車だけ車体高が異なる弱点まで付いてきました。


京成1000形1037F 4+4編成 中期仕様。
[1037F-4]:1037-1038-1039-1040+1029-1030-1031-1032
※貫通扉種別表示窓追設編成。

かつては動力ユニットカバーを切り詰める手法で非動力車と合わせられました。
モハ1029(1037F-4)でもこの方法が通用するか確認しています。


モハ1029中期仕様(1029F-3:動力ユニット搭載車)。

分解前にこれを放棄しました。
山側モーターカバーの床下機器モールドが車体裾まで迫っています。
嵩下げするとモーターカバーを詰めなければなりません。


モハ1029(山側)。

嵩下代は大凡0.5mmと考えていました。
しかしモールド都合でモーターカバーを削る余地すらありません。
そのため根本的な車体高嵩下は諦めています。


モハ1040+モハ1029 (非動力車+動力ユニット搭載車)。

次は運転台側の嵌合精度向上です。
個体差だと思いますが[OFF]位置でも消灯しませんでした。
[OFF]位置よりも車体中央に引き込ませ非点灯化させています。
スイッチ部品がライトケースに干渉して運転台側を押し上げていました。


入工中のモハ1029。

運転台付中間組込車であり点灯機構自体は使いません。
しかしライトケースを撤去するとプリズム類が外れやすくなります。
双方を残したままの対応に迫られた結果物理的な絶縁に辿り着きました。


ビニールテープで絶縁した導電板。

先ずライトスイッチの運転台側を浮かせて撤去します。
次に切り出したビニールテープで導電板を覆いました。
これで物理的に点灯しなくなるはずです。


[ON]位置のライトスイッチ。

最後にライトスイッチを元に戻します。
薄いビニールテープのため凹部には余裕が残ります。
狙い通り[ON]位置でも導電板は全く顔を出さなくなりました。




モハ1029(ライトスイッチ競合対策試行)。

ライトケースとライトスイッチの干渉は廃されました。
そして線路方向の傾斜も解消されています。




モハ1040+モハ1029 (非動力車+動力ユニット搭載車)。

まだ車体高が揃っていません。
現状ではこれが限界のためモハ1029を竣工させました。
運転台側の不自然な浮き上がりが抑えられただけでも十分です。

※改訂:2024年4月11日
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