試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3500形3592F 6次車 現行色 晩年仕様 前面色地種別幕編成 ※TOMYTEC製

2016-07-10 21:22:34 | 京成線出場
渇望。

TOMYTEC製京成3500形3592F現行色晩年仕様が出場した。
プロトタイプは色地種別幕変更後とし製品から変わっていない。




京成3500形3592F 6次車 現行色 晩年仕様。
3592F-2:3592-3591-3590-3589。
※前面色地種別幕編成。

初のTOMYTEC製京成形式になった3500形は形態把握も概ね満足できる製品だった。
強いて挙げるなら3連ユニット窓枠をもう少し強調してもよかったと思う。
一応窓枠色は車体のステンレス塗装と異にしているが斜から見ないと目立たないのが惜しまれる。
但しTOMYTECブランドでは上位に入る出来の良さだと思う。
塗装がやや乱れているのはブランド都合で仕方がない。
それよりも京成3500形完成品リリースの方がプラスに作用している。

プロトタイプ期間は種別幕が3300形発生品に交換された2013年6月頃から廃車される2016年2月までである。
3年弱の運用期間で千葉線でも乗り合わせる機会が少なかった。
3500形は青地種別幕の方が見慣れているが今回は製品仕様を引き継いでいる。
ちなみに製品付属シールには青地種別幕も印刷され後期仕様も対応可能だった。

行先表示類は現行ダイヤから設定し[B53 普通 (千葉) ちはら台]とした。
マイクロエース製3300形側面行先表示器用ステッカーを用いたのがポイントだろう。
恐らくマイクロエース製3600形側面行先表示器用ステッカーでも代用出来ると思う。
なお側面表示器は印刷の[普通]を残したため種別表示を持つ編成が初登場した。
行先方向幕は意地で基準表示とし他編成に揃えている。


3300形3324F:[B53 普通 (千葉) ちはら台]。

ダイヤ改正毎に千葉線4両編成運行が減り運行番号はパンクし行先も二巡目に入っている。
マイクロエース製3300形3324F復活赤電色と被るがプロトタイプ時期が違い重複しない。
3500形の前面表示器は種別幕を併せ持つ旧型で方向幕は[(千葉) ちはら台]が狭い幅に押し込まれている。
当初から[(千葉) ちはら台]が決定していたのはこの窮屈さを再現したかったためだった。
同じ[(千葉) ちはら台]でも行先単独表示の3300形3324Fとは大幅に雰囲気が異なり面白い。


3600形3668F,3592F。

晩年仕様に仕立てたため出場間もない3600形3668F現行色VVVF制御編成とプロトタイプが重なった。
完成品の3500形と3600形を同じ千葉線仕様で離合できる日が来るとは思わなかった。
マイクロエース,TOMYTECの製品化に感謝したい。
なお3592Fの廃車は2015年度末で時プロトタイプの被る編成が現行仕様に集中する。
所有最大勢力の3300形とは種別幕都合で齟齬が生じるのが難点になっている。


3592F-2サイドビュー(モハ3589)。

先頭台車は主電動機を搭載しないFS-089でその他のFS-389とは形状が大きく異なる。
6M車のシステムこそ踏襲したが台車形式が変更されたのが3500形の特徴になった。
この点も抑えておりグリーンマックス製3500形を引き離している。
両台車で制動機構が異なり輪心黒色化はそれなりに効果があったと思える。
但しマイクロエース製3500形3504Fとの差を埋める名目で施工しており台車形式対策ではない。

注文こそあるが京成3500形完成品の先陣を切った事が最大の評価に値する。
このお陰で多少のネガは目を瞑れる。
初出場の3500形ながら編成管理番号は3592F-2とした。
この出来映えなら青地種別幕の後期仕様も揃えたくなる。
そのため空番を設けて将来の増備に備えた。
後期仕様はプロトタイプ期間が2001年3月~2013年6月頃とかなり幅広くなる。
主力の3300形の他に3000系列との離合にも適うため時期を見て戦列に加えたい。

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