試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3150形モハ3187[3190F-1] 新赤電色 TR-180床板用座席部品更新 ※ビス締結部破損交換

2017-02-20 21:04:10 | 京成線:3150形
亀裂。

グリーンマックス製京成3150形3190F新赤電色(3190F-1)は原則3158F新赤電色(3158F-1)と8両編成を組んでいる。
前尾灯非点灯になるが3190F+3158F(3190F-4)の逆組成も行えるよう種別,行先表示が編成前後で異なるものとした。
逆組成時にはモハ3187(3190F-1)のライトスイッチをOFFに切り替える必要がある。


京成3150形3190F 新赤電色。
3190F-1:[3190]-[3189]-[3188]-[3187]。

3150形はライトスイッチが車内側にあり床板を取り外さなければならない。
これを何度か繰り返しているうちに上野寄KS-116非動力台車が脱落してしまった。
3400形3404(3408F-1)と同じくビス締結用のセンターピンを傷めたらしい。
締結は座席部品側に頼るためこれを交換しないと復旧できない。
モハ3187は回着時から成田寄KS-116非動力台車の締結が弛く入場時にモハ3157(3158F-1)と座席部品を交換した。
座席部品を供出したモハ3157はゴム系接着剤で締結ビスを固定する台車締結試験車とした。
この復旧方式は悪くなく現在に至るまで順調な成績を収めている。
当面はこれで凌げると考えモハ3187もゴム系接着剤で上野寄締結ビスを固定していた。


接着剤併用台車締結化されていた上野寄センターピン。

モハ3187は点灯機構を有するが接着剤併用台車締結化後も施工前と何も変わらずに済んでいた。
しかし何度も座席部品の破損を招くのは自分の取扱いに問題があると考えた。
そこで床板取り外し方法を改め極力台車に負荷が掛からない様に変更している。
もうセンターピン破損を気にせずに済むと思ったが違う展開が待っていた。
3190F-4を組成しようとモハ3187の床板を取り外した。
すると成田寄センターピンの亀裂に気付いた。


災難が続く成田寄センターピン。

前途の通りモハ3187は回着時から成田寄KS-116非動力台車の締結が弛かった。
これもセンターピン部の亀裂によるもので座席部品交換前は流し込み接着剤で補強を施した。
その後モハ3157と座席部品を振り替えたのにも関わらず再び同様の亀裂に襲われている。
上野寄台車は接着剤併用台車締結化しており前後の台車とも不安を抱えてしまった。
点灯機構を持つためこのままでは心許ない。
そこでジャンク車両から保管品に廻ったTR-180床板用座席部品と交換を行う。


入工中のモハ3187。

このTR-180用座席部品は3700形3756(3758F)の動力ユニット更新用に入手したジャンク車両が出自である。
本来はFS-547非動力台車確保が導入の目的だった。
ジャンク車両はビス締結式台車で3756に用いたコアレスモーター搭載動力ユニット用台車枠化を容易にしてくれている。
たまたま仕様がモハ3187と合致し座席部品交換を行える。
3404もジャンク部品を起用しTR-180擬床板の廃止に繋げた。
ジャンク車両導入も後の部品転用を考えた方が保守に役立つらしい。


座席部品を交換したTR-180床板。

モハ3187は一度座席部品を交換しておりこの際の記録を参照した。
台枠,導電板は流用する。
記録通り導電板の位置合わせに難航した。
台枠にはボスやスリットが無く導電板は置くだけの簡素な構造をしている。
座席部品を台枠へ組み合わせる際に導電板が動き易く何度か嵌め直しを行った。
痺れを切らしゴム系接着剤で固定しようとも考えた。
度々破損するのは座席部品で支障は無いと思ったが万が一の台枠破損に備え取り止めている。
一応製品通りに収まったように見えるものの点灯試験までは油断できない。


締結ビスを交換した上野寄KS-116非動力台車。

座席部品交換で上野寄台車もビス締結に復旧される。
接着剤併用台車締結はビスへゴム系接着剤を絡めて固定していた。
残った接着剤を除去すれば流用出来たが保管品と交換し作業を簡略化している。
なお両台車共に増締めは行わず亀裂再発防止策とした。


モハ3187 点灯試験[A51 急行 東中山]:前照灯(座席部品更新)。


モハ3187 点灯試験[A51 急行 東中山]:尾灯(座席部品更新)。

最後に点灯試験を行った。
前尾灯とも安定しており導電板位置に不都合は無かったらしい。
挟み込むだけの導電板は不安を抱いた箇所だっただけに正常に機能し一安心している。
これでモハ3187は戦列に復帰した。




モハ3188+モハ3187(座席部品交換)。

モハ3187は入場前と車体高も変わらず座席部品交換の影響は一切出ていない。
これまでグリーンマックス製品でビス締結式台車を持つ車両は3両の座席部品破損を生じさせている。
床板取り外し方法変更以降でもモハ3187の成田寄センターピンに亀裂が走った。
ライトスイッチを床下から切り替えられるようにしない限り不安は拭えない。
当分は3150形系列の逆組成,2+4編成,4+2編成を控え製品仕様に倣う様にしたい。

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