試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3600形モハ3621[3668F] 現行色 VVVF制御車 動力ユニット清掃 ※モハ3668,モハ3661 TNカプラーSP化

2016-05-09 21:10:17 | 京成線:3600形
標準化。

マイクロエース製京成3600形系列の先陣を切って3668F現行色VVVF制御編成(3668F)は出場した。
構造解析に時間を掛けたため動力ユニットは手付かずのままだった。
3658F現行色8両編成中期仕様(3658F)以降から施工した避雷器固定も施されておらず手探り状態で出場させた名残があった。


京成3600形3668F 現行色 VVVF制御編成。
3668F-1:3668-3621+3608-3601+3628-3661

仕様統一と将来的不安の払拭を目的に3668Fを再入場させた。
先ず避雷器固定から開始した。
モハ3668,サハ3608,モハ3628がパンタグラフ搭載車である。
3668Fは避雷器の傾斜が無く手を加える事自体考えなかった。
しかし3658Fで傾斜に加え簡単に外れてしまう事例が生じた。
相変わらず傾斜は生じていないが脱落防止策として流し込み接着剤で固定する。


固定された避雷器 (モハ3668,サハ3608,モハ3628)。

接着剤投入は芝山3600形3618F(3618F-1)から採用した避雷器脇からとした。
3658Fはパンタグラフを取り外して裏側から溶着させたが効果に変わりは無い。
京成3600形3618F芝山色(3618F-2)と同様にパンタグラフを装着したまま溶着させている。


入工中のモハ3621。

次は動力ユニットの清掃に移る。
モハ3606(3618F-2)以外は比較的状態が良かった動力ユニットだがモハ3621がどちらに出るか判らない。
ユニットカバーを外すと輝く導電板が現れた。
3600形系列4編成中1編成が外れで酸化導電板の確率は25%である。
ほぼ100%に近かった時代を考えれば改善されていると思う。
しかし動力ユニットが不調になれば運用離脱に直結するため更なる向上を望みたい。


当たりの導電板。

導電板の状態は良かったがユニットカバーのプラスチック部分にグリスが付着していた。
これでFS-562動力台車はてんこ盛りグリスだと判る有り様で整備入場は正解だったらしい。
先に導電板をクリーニングしてから台車を取り外した。
予想通り白塊が酷く目立つ。
これまでの京成3600形系列では一番サービスしてくれている。
ギアボックスが黒色プラスチックであり余計に酷く見えるのかもしれない。


FS-562動力台車(上野寄)。

上野寄,成田寄共に大量のグリスが盛られていた。
ここまで大量だと諦めもつく。
爪楊枝でグリスを掻き出した後に分解しクリーニングを行った。
まだ走行距離が伸びておらず清掃前後で挙動が変化した等の手応えは無い。
しかし将来的には安心感を得たと思える。


FS-562動力台車(成田寄)。

最後にクハ3658,クハ3651(3658F)とモハ3668,モハ3661で運転台側カプラーを振り替えた。
これによりSPフレームTNダミーカプラーからTNカプラーSPへ変更された。
今のところ牽引車仕様は考えていないが8両固定編成の3658Fよりも使用される可能性が残っている。
万が一心変わりした際に備え京成3600形用TNカプラーSP化した。
新たに製作はせず3658Fと振替えたのは連結必要性都合である。
SPフレームTNダミーカプラーとの見附は同一で外観上の変化は見られない。


京成3600形用TNカプラーSP化したモハ3661。

以上の細工を終え3668Fが再出場した。
特異な点とまでは行かないが試行錯誤した点が多く残っていた3668Fも3658F以降の出場編成と統一された。
特に動力ユニットは心臓部で台車の状態を見ると早めに入場させて良かったと思う。

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