試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3600形3618F 芝山色 (芝山3600形3618F:二代目 京成車復籍改装)

2016-05-08 21:03:33 | 京成線出場
8箇月。

マイクロエース製芝山3600形3618F(二代目)を種車に京成3600形3618F後期仕様(芝山色:3618F-2)が出場した。
第一次整備でクハ3618,クハ3611の前面[SR]マーク剥離成功が京成車復籍決定に繋がった。
しかし軽加工ながら苦手な[K'SEI]CIマークインレタ転写が主項目でそれなりに苦労した感が強い。




京成3600形3618F 芝山色。
3618F-2:3618-3617-3616+3607-3606+3613-3612-3611。

芝山3600形3618Fは2013年3月31日付で京成へ返却された。
復籍に際しての措置は簡略化されたものだった。
カラーテープは貼替えされず緑帯のままとされ[芝山鉄道]ステッカー剥離,[K'SEI]CIマーク貼附だけで済まされた。
標準色と異なる京成車は3100形モハ3122+モハ3121,3150形3154F(千葉急行色)以来になっている。
検査期限の近かった3100形,3150形とは異なりまだ使用の見込まれる3618Fが芝山色のままとされた理由は不明である。
元々1編成のみのリースで乗車機会の少なかった3618Fへ珍車の要素が更に加わった。
2013年12月の全般検査時に現行色へ変更され現在は消滅している。


芝山3600形3618F(3618F-1)。

芝山3600形3618F(二代目)は初代3618F(→3618F-1)との緑帯色温度の違いがきっかけで回着した。
後期仕様化との競争になったが異色の存在がより強くなる京成3600形3618F芝山色化が勝った。
前面の[SR]マーク剥離が予想外に容易だったことも味方している。
行先表示類は[A01 快速 成田]とした。
前途の通り[A01],[快速]はステッカー再用が前提になっている。
一時[快速]はマイクロエース製3200形3240F現行色晩年仕様(3240F)の1編成だけに減少した。
しかしグリーンマックス製3700形の種別変更等により5本まで勢力を拡大している。
現在[快速]を採用している編成は何れも王道を外している。
当初優等列車は[快速特急],[特急]を原則としていた。
そのため[快速]の採用は比較的遅く隙間を突いたプロトタイプが増えてしまった。
3700形3818Fが[快速 佐倉]だった際はフルカラーLED(新ROM)表示器で[快速]をイレギュラー扱いしている訳ではない。


3200形3240F:[快速 宗吾参道]。


3700形3728F:[快速 上野]:フルカラーLED(旧ROM)表示器編成。


3700形3758F:[快速 佐倉]:3色LED表示器編成。

製品の京成車復籍で苦戦したのはジオマトリックス製[K'SEI]CIマークインレタの転写だった。
途中からは奇跡が続いたが入場第一号のクハ3618では失敗を重ねインレタが一気に減少した。
今考えると位置が高かった程度で転写し直したのは勿体なかった。
自分の腕を考えれば統一するのは困難であり何故高望みをしたのか判らない。
小変更ながら運転台側のTNカプラーSP化は収穫だったと言える。
続けて3658F,3668FもTNダミーカプラーを廃止している。
並行作業だったグリーンマックス製3400形3408FのTNカプラーSP化も絡んではいた。
それ以上にジャンパ連結器への未練を断ち切ったのがポイントだったと思う。
その代わり京成3600形系列専用になり他形式への転用は出来ない。
今まで運転台側TNカプラーSPは予備品を兼ねていたが3600形はその対象から外れる。
一応製品のダミーカプラーは保管しているものの出番は無いだろう。


3668F,3618F-2。

3618F-2の出場で3600形系列は4編成体制になった。
白地種別幕,色地種別幕が各2編成ずつ,かつ上下線比率も1:1でバランス良く収まっている。
京成3600形3618F芝山色を製品化されると大きな痛手だがマイクロエースだけに油断は出来ない。
マイクロエース製3300形も自らプロトタイプを埋めており製品仕様変更はリスクを伴うものでもある。
ただ自身の手で製品とは違う編成を仕立てるのは楽しくもある。
販売価格が大幅に上がった京成3600形系列で3618F芝山色を仕立てるオーナーさんは少ないと思う。


3618F-2サイドヒュー(クハ3611:京成車復籍改装)。


3618F-1サイドヒュー(クハ3611:芝山3600形)。

[K'SEI]CIマーク,[Keisei]社名板転写以外に3618F-1との外観差は無い。
そもそも京成復籍時の変更が軽微に済まされたため3618F-2の出場が可能になったと言える。
未だに緑帯色温度差が何に依るものか分からない。
製品レビューでもこの点についての記載は無く追求できないでいる。
記録では色が飛び気味に映るステンレス車で判別も難しい。
もしかすると3618F-1がたまたま薄かったのかもしれない。

衝動買いからスタートしたが一番納得できる形に落ち着いた。
運行期間が1年に満たないのも自分らしいプロトタイプだと言える。
近年の京成車は異端編成が殆ど存在しないためバリエーション強化には良い編成になった。
その異端仕様が3668Fと共に3600形に集約されたのは偶然とは言え面白い点だと思う。

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