試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成1000形1029F 後期仕様 アーマープレート切除編成 (京浜急行1000形1005F 改番,改装編入)

2015-06-07 22:10:29 | 京成線出場
入籍。

数多くの粗には目を瞑りTOMYTEC製京成1000形1029F後期仕様が出場した。
事業者限定販売品では手を出せなかった4両編成化後の1000形は是非とも戦列に加えたかった。
それがTOMYTEC製京浜急行1000形1005Fが外れだったことで成し遂げられた。
何が幸いするか分からないものである。




京成1000形1029F 後期仕様。
1029F-3:1029-1030-1031-1032

行先表示類は[B 7 普通 津田沼]とした。
[B 7]の[津田沼]が存在したかは不明である。
この運行番号は自作ステッカー原版の[A17]を手早く普通運用にしただけだった。
[B17]としなかったのは前途の通りである。
種別表示窓は予想より濃い印刷になったが1029F-3の車体色であれば納得できる範囲内にある。
課題だったアーマープレート切除も色温度を除けばそれらしくなってくれた。
特定の角度を除き色温度差が目立つのが残念な点ではある。


3300形3316F,1029F-3。


3700形3708F,1029F-3。

前期仕様(4+4編成)の運行期間は1989年6月~9月で厳密にプロトタイプが重なる編成が存在していなかった。
一方後期仕様は3200形3216F,3300形3316F,3700形3708Fが同時期に運用されていた編成となる。
ようやく他形式と離合しても齟齬のない1000形が出場した。
但し3300形3316Fは6両編成が正規らしい。
3150形3182Fも[千葉]でなければ何も問題なかったが行先変更をしない限り年代が合わない。

京成籍は1990年12月~1992年1月,千葉急行籍は1992年1月~2月に該当する。
千葉急行籍を兼ねるのは千葉急行形式が3150形3154Fの1編成しかないためで外観上の差は全く無い。
千葉急行1000形なら青色の方がインパクトがあり面白い存在だろう。
しかし白帯のマスキングがネックで自分の技量では製作が出来ず苦肉の策になった。
車体は加工痕が目立つ一方で足廻りは全車TOMYTEC製で統一されている。
1029F+1037F前期仕様出場時にTOMYTEC製TS-310の予備台車が7両分生じた事で見附を揃えられた。
加工痕の目立つ車体とミスマッチであることは確かである。
敢えてグリーンマックス製OKタイプを選択していれば新たな粗が加わり雑な仕上がりに合っていたかもしれない。


1029F-3サイドビュー(モハ1032)。

ディスプレイ目的だった京浜急行1000形1005Fは京成1000形1029F後期仕様化により走行目的に変わった。
展示用とするのは出場車両減少により完成線ががら空きになる事を防ぐためだった。
実際に完成線に留置されたのは京成1000形編入後で何とも皮肉な結果になっている。
そもそもTS-310を履く動力ユニット捻出計画が京成1000形化の契機だった。
結局動力車はOK-18を履き当初の目論見とは全く違う方向に進んでしまった。
計画通りに進まないことは多々あるがここまで逸脱するのも珍しい。
参考までに完成線留置中に強い地震に見舞われた。
脱線転覆は無く走行化部品をロールセンター調整目的としたのは正解だったらしい。

かつて1000形には4+4両編成も4両編成もお世話になった。
両方のプロトタイプを揃えられた結果に満足している。
4両編成時代は幕張~京成津田沼間を弾みながら走行する全車OK-18を履いた1037Fの方が印象に残っている。
ただ種車都合で1037Fを製作するのはコストが掛かる。
安価な中古製品が出回ってくるようになれば1037F後期仕様にも手を着けてみたい。

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