試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成新3000形3051-5[3051F] 7次車 TOMIX製PT-7113-D形パンタグラフ搭載試行 ※成田寄屋根板直接支持化

2016-04-11 21:11:42 | 京成線:新3000形
捻出用。

マイクロエース製京成新3000形3026F(3026F)はパンタグラフが完全に折り畳めないのが難点だった。
現行の白ウレタンケースは3300形3304F,3344F現行色で窓サッシ印刷の剥がれが散見された。
青ウレタンケースより銀塗料との相性が悪いと考えTROM製ウレタンケースに交換した。
その結果パンタグラフが折り畳めないM1車,M1'車の収納に余計気を使わなければならなくなった。


京成新3000形3051F 7次車。
3051F:3051_8-3051_7-3051_6-3051_5-3051_4-3051_3-3051_2-3051_1。

一度3026-5で折畳高修正に挑んだが見事に跳ね返された。
更に無理に力を加えたせいで釣合棒が外れやすくなってしまった。
このままだと何れ破損するのは明白である。
これをどうにかしたい。
純正パンタグラフの細工はこれ以上無理である。
そこで目を付けたのが7次車の3051Fだった。
通称新3050形で新3000形3000番台とはカラーリングが異なる。
この違いを逆手に取ることにした。
先ず3051Fのパンタグラフを交換し3026Fへの供出品を確保する。
最終的に3000番台(3001F,3010F,3026F)をマイクロエース製パンタグラフで統一する。


3026F現行仕様(8次車)。

3051Fのマイクロエース製パンタグラフ(PT-7131-M形?)に近い形状のパンタグラフ探しから開始した。
現在の主力になったシングルアーム式パンタグラフだが大同小異で選択に困った。
自分がシングルアーム式パンタグラフに疎いことも関係している。
PT-71系列で絞り込んでもまだ選択肢が多い。
主枠が同じ様に見えるため菱形パンタグラフより選別に苦労した。
大まかに見ると主枠形状は気にしなくて良いと思う。
抑えるべきポイントはホーン,パンタグラフ台枠にあると感じた。
数ある各社PT-71系列の中からTOMIX製PT-7113-D形パンタグラフがマイクロエース製パンタグラフに近似と思えた。
原形復帰出来ることが条件でTOMIX製の4本脚取付は大きなアドバンテージになる。
さっそく取付可能が試した。


3051-5 7次車(3051F)。

TOMIX製PT-7113-D形パンタグラフ換装試験第1号はパンタグラフ1台搭載の3051-5とした。
折畳高修正試験で入場した3026-5と同じくパンタグラフは最小限の加工で済む。
8両編成にしか組成されないM1'車で試験目的には最適だった。
純正パンタグラフは溶着されておらず車内側から押し出すだけで撤去できた。
TOMIX製PT-7113-D形パンタグラフと比較してみる。


マイクロエース製パンタグラフ,TOMIX製PT-7113-D形パンタグラフ。

同じPT-71系列だが明らかに似て非なる形状だった。
TOMIX製PT-7113-D形パンタグラフは上枠が短く全体的にコンパクトである。
一方ヒンジはやや厳つい。
その代わり全体の剛性はTOMIX製が上回っておりしっかりしている。
しかし線路方向の取付脚ピッチが異なりポン付けは不可能だった。
この点は予め想定していたが思ったより線路方向のピッチが異なっていた。


ピッチの違う碍子(取付脚)。

試しにΦ1.0mmのドリルで取付孔を拡幅したが全く受け付けてくれなかった。
これ以上広げると原形復帰が出来なくなるため拡幅対応は中止した。
そこで枕木方向のピッチが同一である事を利用する。
マイクロエース製パンタグラフと比較してPT-7113-D形パンタグラフは後側の碍子が後側に寄っている。
この碍子を切り落とし車体中央寄側取付脚だけを車体へ支持させる。


後部碍子を切断したPT-7113-D形パンタグラフ。

狙い通り車体に装着はできた。
しかしこのままでは2点支持で上昇時の操作がし難い上に外れ易く取り扱いし難い。
そのためパンタグラフ台枠後端にゴム系接着剤を塗布し屋根板に直接固定した。
これで2点支持から3点支持に変わりパンタグラフの動作には余り影響が無くなった。
この調子なら交換可能かもしれない。


3051-7,3051-5 (マイクロエース製パンタグラフ,TOMIX製PT-7113-D形パンタグラフ)。

ホーンと避雷器が大袈裟になりアーム長が短くなるが3051Fだけなら誤魔化せるだろう。
決して全体の雰囲気は悪くなくこのまま作業を続ても問題なさそうである。
代替パンタグラフの絞り込みをPT-71系にした事が奏功したのかもしれない。


3051-5+3051-4 (TOMIX製PT-7113-D形パンタグラフ搭載)。

課題は上野寄パンタグラフの避雷器取付をどう対処するかである。
TOMIX製PT-7113-D形パンタグラフは片側しか避雷器ステーが無く更なる細工が必要になる。
京成車らしさを残すため避雷器撤去はだけは避けたい。
※TOMIX製PT-7113-D形パンタグラフ支持方式変更済。

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