試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成新3000形3051-7,3051-2[3051F] 7次車 TOMIX製PT-7113-D形パンタグラフ搭載 ※上野寄避雷器移設

2016-04-12 21:17:53 | 京成線:新3000形
移植。

マイクロエース製新3000形3051FのTOMIX製PT-7113-D形パンタグラフ化はパンタグラフ2台搭載のM1車に移る。
上野寄パンタグラフの避雷器位置は作業を進めながら考える。


京成新3000形3051-7 7次車(3051F)。

先ず何も考えなくていい成田寄パンタグラフから交換した。
3051-7では先に碍子を固定してからパンタグラフを取り付けた。
しかし碍子が内側に傾斜していたようでパンタグラフ台枠が車体と接するのを邪魔した。
碍子切断側のパンタグラフ台枠下部にゴム系接着剤を塗布しておりこれが接着しないと3点支持が不能になる。
何とか押し込んだが先に両側とも碍子を固定するのは止めた方が良いらしい。


作業しにくかった碍子両側固定。


成田寄パンタグラフを交換した3051-7。

そして問題の上野寄パンタグラフである。
逃避手段は避雷器の点対称配置だった。
TOMIX製パンタグラフの入り目が2台で編成に対し1台余裕がある。
ダメ元で避雷器対策を色々考えた。
その結果一番安直な方法を採ってみた。
避雷器ステーごと切断し反対側へ移設するものである。


避雷器を撤去したPT-7113-D形パンタグラフ。

避雷器取付はパンタグラフ交換後に行う方が簡便ため後廻しにした。
成田寄パンタグラフの取付で躓いたため碍子は片側だけ先に固定する。
そしてパンタグラフ取付後に反対側を装着するように改めた。
碍子は台枠断面ごと切断しておりL字形になっている。
この向きを調整出来るようゴム系接着剤を絡めてから挿入した。


片側の碍子だけ先行固定するよう変更。

反対側の碍子を固定し避雷器を取り付けに入る。
ステーごと切断したお陰で糊代が確保できていた。
パンタグラフ台枠は平面で安定した接着が見込める。


3051-2,3051-7 (マイクロエース製パンタグラフ,TOMIX製PT-7113-D形パンタグラフ)。

変に手を出すより先ず安易な方法で試してみた。
ゴム系接着剤でパンタグラフ台枠へ仮固定し流し込み接着剤を投入して溶着を狙った。
避雷器の固着度に不安が残るが今のところは他の方法が思い浮かばない。
しっかり溶着してくれることを願うだけだ。


3051-8+3051-7 (TOMIX製PT-7113-D形パンタグラフ搭載)。

避雷器位置はPT-7113-D形パンタグラフ本来の位置と線対称上にした。
折畳み時に支障しないよう何度も調整している。
調整を繰り返している間にゴム系接着剤塗布面積が勝手に広がり平行取は意外にスムーズだった。
上下方向は成田寄パンタグラフを参考としバランスを取った。
避雷器切断+接着という強引な作業だが見た目は悪くないと思う。


3051-2。

いよいよ最後のM1車である3051-2が入場した。
手順は3051-7から変えていない。
3点支持の肝となるパンタグラフ台枠の接着剤塗布位置は釣合棒が収まる両脇である。
屋根上にビードがあるためやや盛り気味にしている。


ゴム系接着剤を盛った台枠後端。

上野寄避雷器も3051-2と同じくゴム系接着剤で位置合わせを行った後に流し込み接着剤を投入した。
仮に紛失しても比較的入手しやすい分売パーツであり交換の壁が高くないのは良いところだ。




パンタグラフを交換した3051-2。

3051Fだけに限るとPT-7113-D形パンタグラフへの交換はデチューンには見えない。
編成での統一感が演出したものだが素人発想にしては纏まった方だと思う。
先に竣工した3051-5のパンタグラフが3点支持で固定されたため昇降試験を行ってみた。
思いの外しっかり固着しており4脚支持並に操作できる。
支持はゴム系接着剤が中心の様である。
これが命綱で碍子は補助的な役割に見える。
上昇時にパンタグラフ台枠が後部で固定されているため主枠がスムーズに動くように思われる。
碍子はパンタグラフ台枠の前傾を押える突っ張り棒になるらしい。


3051-2+3051-1 (TOMIX製PT-7113-D形パンタグラフ搭載)。

3051-7,3051-2のパンタグラフ交換を終え3051Fが出場した。
まだ避雷器固定に様子を見る時間が必要だ。
そのため捻出されたマイクロエース製パンタグラフの3026F移設は暫く先になる。
安定度を発揮してくれると期待している。
最後にTOMIX製PT-7113-D形パンタグラフ(3051-2)とマイクロエース製パンタグラフ(3001-2)を比較した。


3051-2+3001-2 (パンタグラフ折畳時)。


3051-2+3001-2 (パンタグラフ低上昇時)。


3051-2+3001-2 (パンタグラフ高上昇時)。

細かな形状こそ異なるがシングルアーム式パンタグラフという事実には変わりない。
取付方法を含め一長一短だが代替の効くTOMIX製PT-7113-D形パンタグラフの方が有利かもしれない。
なおパンタグラフ交換が正式決定すれば仮固定した碍子は溶着させる方向である。
撤去する機会が無いに等しく半永久的に使用する事になると思う。

3051FのPT-7113-D形パンタグラフ化はあくまで3026Fのパンタグラフ交換が目的である。
新3000形全編成への展開は考えていないが純正パンタグラフ破損時の対応策として頭に入れておいても損は無いだろう。

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