試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3500形モハ3591,モハ3590[3592F-2] 6次車 現行色 晩年仕様 優先席マーク転写 (モハ3590 ウエイト黒色化)

2017-04-20 21:28:03 | 京成線:3500形
統一完了。

TOMYTEC製京成3500形3592F現行色晩年仕様(3592F-2)はM1車の整備に着手した。
基本的には優先席マーク転写が主工程となる。
モハ3589で手を出さなければ回って来ない作業のはずだった。


モハ3590 6次車 現行色 晩年仕様(3592F-2)。

TOMYTEC製3500形3592Fは優先席マークが製品付属シール依存で車体印刷ではない。
またマイクロエース製3500形3504Fは登場時がプロトタイプとされ優先席自体が存在しない時代だった。
そのため3500形未更新車は全3編成とも優先席マークが無い状態が続いていた。
優先席マーク転写はマイクロエース製3504F朱帯色後期仕様(3504F)が先陣を切った。
その後3592F現行色後期仕様(3592F-1)がTNカプラー廃止時に優先席マークを転写している。
3592F-2もそれに続く予定だった。
ところが京成3500形3540F更新車出場,新3000形3051Fパンタグラフ交換,芝山3500形3540F出場で先送りされている。
この間に運悪くインレタ転写アレルギーに見舞われた。
しかしモハ3592,モハ3589の車体不等沈下解消が優先席マーク転写への切っ掛けになった。


入工中のモハ3590。

先に入場させたのはモハ3590(動力車)とした。
優先席マーク転写の他にTOMYTEC製動力ユニットのウエイト黒色化を施工する。
然程時間を要する工程ではないが手数が増えるため先発させた。
モハ3590は竣工当時のまま推移してきた。
ウエイト黒色化はモハ3591(3592F-1)で先行したがこれは3592F-2との識別が目的で採用した。
その後外観からウエイトを目立たなくさせるため標準化項目に変わりモハ3590もその対象になっている。
3592F-1との識別は側面行先表示器の表示が異なる他に号車を変更しており容易である。


ウエイトを撤去した動力ユニット。

竣工後動力ユニットは特に手を加えてこなかった。
しっかり磨いて装着したはずのウエイトはやや霞み掛かった状態に変わっていた。
これは経年で生じたものだと思われる。
ダイキャスト自体の自然劣化は否めない。
ウエイト黒色化はマッキーで塗り潰すだけだがダイキャスト表面を保護してくれる。
劣化の進行を遅らせる手段にはなるだろう。
但し被膜が薄い上に強度も低く定期的に確認若しくは上塗りした方が無難だと思う。


黒色化を終えたダイキャスト。

ダイキャストは爪嵌合で着脱は容易である。
どうしても塗り斑が出てしまうが外観から目立なければ問題ない。
黒色化したウエイトを装着する際に早速角のマッキーが剥がれた。
再度塗り潰すと共に天面も二度塗りとし被膜を強化した。
TOMYTEC製動力ユニットは黒色のモーターカバーで覆われている。
ウエイトを黒色化すると全体的に締まって見えるのが面白い。


モハ3590+モハ3589 (モハ3590優先席マーク転写)。

最低でも4枚は残したいジオマトリックス製優先席マークは一発転写で終えられた。
転写位置がモハ3592,モハ3589とも異なるのはご愛嬌である。
歪み無く転写できたためインレタ残数を優先し作業終了とした。
これでモハ3591で失敗を繰り返さない限り3556F朱帯色用の優先席マークを確保できる見通しが立った。




モハ3590(動力ユニットウエイト黒色化)。

全工程を終えモハ3590が竣工した。
動力ユニットのウエイト黒色化は順次進行中で結果は判っていた。
やはり室内に見えるダイキャストが埋没する効果は高いと思える。
3556F朱帯色の回着整備でも当然採用する。
ウエイトの黒色化はマッキー頼みが弱点ではある。
プライマー+黒色塗装が理想的だが技量を考えると背伸びしない方が安全だろう。


モハ3591+モハ3592 (山側:モハ3591優先席マーク転写)。

そして最終入場車のモハ3591を迎えた。
ややシートからずれた優先席マークがありこれを最初に転写した。
答は予想通りの失敗で再転写を行っている。
2回目で成功し優先席マークは残6で踏み留まった。
3556F朱帯色で許される失敗は2回である。
回着する頃までにはインレタ転写アレルギーを解消させたい。




3592F-2 (行先方向幕交換,モハ3592,モハ3589車体不等沈下対策施工)。


3592F-1 (車体不等沈下対策車)。

モハ3591の竣工を以て3592F-2が再出場した。
TOMYTEC製3500形3592Fは2編成での仕様統一に至っている。
加工前のM2車に比べ車体裾とFS-089との間隔が狭まり運転台側の浮き上がりは解消された。




3592F-2サイドビュー(モハ3589:車体不等沈下対策施工)。

前面行先方向幕は両編成とも富士川車輌工業製ステッカーだが前面用と側面用の違いがある。
しかし色地種別幕と青地種別幕の醸し出す雰囲気が異なり違和感は生じていない。
3556F朱帯色は英字無併記方向幕のため表示変更を伴う場合には前面用を起用する予定である。
全ては製品印刷の種別,行先次第だが千葉線仕様でリリースしてくれると有り難い。

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