試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3600形モハ3668[3668F-1] 現行色 VVVF制御車 中期仕様 (種別幕交換,行先変更) ※白地種別幕車

2017-04-21 21:21:21 | 京成線:3600形
決断。

マイクロエース製京成3600形3668F現行色VVVF制御編成は後期仕様(3668F-1)と現行仕様(3668F-2)を兼ねている。
初出場時は実車がまだ6両編成で当時のダイヤを追い行先表示類は[B19 普通 上野]を採用した。
その後サハ3608-サハ3608を脱車し暫定的に4両編成対応を図り現行仕様増強対策とした。


京成3600形3668F 現行色 VVVF制御編成。
3668F-1:3668-3621+3608-3601+3628-3661:後期仕様。
3668F-2:(3668-3621)+(3628-3661):現行仕様。

4両編成暫定対応時から運行番号の[B19]がしっくり来なかった。
マイクロエース製京成形式は3600形から運行番号表示器も点灯するようになりそれが仇となってしまった。
運行番号表示器はLED式改造後のため富士川車輌工業製ステッカー採用と相俟って[B19]が強烈な存在感を放つ。
やはり4両編成は[B5X]でないと違和感を持つ。
運行番号表示器プリズムを減光から遮光へ変更する事も考えた。
しかしせっかくの点灯機構を殺すのは癪に障る。
そこで根本的に考えを転換し仕様変更を行う。


入工中のモハ3668。

一旦後期・現行仕様は廃止する。
更に色地[普通]幕では4両編成仕様への未練が残るため白地[普通]幕に改める。
3668Fはプロトタイプを遡らせ6両編成で固定し[B19]との適合を守ることにした。
作業はモハ3668から開始した。
省力化のため分解は見送りセルは全て残したまま細工を行う。
プロトタイプ変更と同時に行先変更も実施する。
しかし分解を避けた事がいきなり裏目に出た。


糊が激しく残る行先表示器。

3600形系列は全編成ともマイクロエース製3300形1stLOT付属の行先方向幕ステッカーを採用していた。
このステッカーは何故か表面のクリアフィルムが剥がれ易い弱点を持っている。
セル再現のHゴムモールドを傷めない様にステッカーを剥離しようとした。
ところが先に剥がれたのはクリアフィルムでステッカー本体は行先表示器内に残ってしまった。
こうなると掻き出すしか手が無くなる。
どうにかステッカーを取り除いたが行先表示器セルには夥しいステッカーの糊が残った。
糊の除去に多くの時間は割けずひとまず先へ進む。


撤去した色地[普通]種別幕。

3668Fはマイクロエース製京成3600形系列で最初に出場した編成で試行錯誤を繰り返した。
後に外観の標準化を施したが種別幕は出場時のまま手を着けて来なかった。
種別幕ベースこそ広幅仕様だったもののゴム系接着剤による上下2点止めのまま残っている。
上部の接着固定はスペースの都合で貫通扉窓セルの断面に頼るしかなかった。
交換される色地[普通]種別幕を前面から押し込んだところ下部を支点にあっさりと斜めになった。
実質下部1点止めに等しくライトレンズによる抑えが無ければ脱落していたと思う。
この弱点は3668Fだけに存在し今回の白地種別幕化で固定の不安は廃される。


左右2点止めに変更された種別幕固定。

取り外した色地[普通]種別幕は保管品へ廻した。
まだ富士川車輌工業製ステッカーの補充を行っておらず色地[普通]種別幕が手元に無い。
そのため再用の確率はかなり高いだろう。
新たに取り付ける種別幕は英字併記[普通]幕とした。
マイクロエース製3500形3540F中期仕様(3540F-1)に続く富士川車輌工業製英字併記白地[普通]種別幕採用となった。
3668Fの中期仕様化は富士川車輌工業製種別幕ステッカーの残数も絡んでいる。




[千葉中央]に歪みが残るモハ3668。

行先方向幕は再びマイクロエース製3300形1stLOT付属ステッカーを用いた。
なお行先表示器セルに付着した糊は比較的粘着力の弱いニチバン製セロハンテープで除去している。
凹部への密着は爪楊枝で行いセロハンテープが満遍なく密着するようにした。
これを数回繰り返し糊の残滓は無くなっている。
肝心のステッカー切り出しは天地がやや狭くなり貼付時に傾いてしまった。
小手先で戻そうとしたものの逆に歪みを招く結果になった。
3668F再出場までには修正を図る。


モハ3668 点灯試験[B19 普通 千葉中央]:白地[普通]種別幕化。


3500形3540 点灯比較[B55 普通 高砂]。

種別表示が色地[普通]幕から白地[普通]幕に変わり前面の雰囲気が大幅に変化した。
[普通]が浮き立っていた幕点灯も種別表示器全体が光るため3658F中期仕様に近くなっている。
記録では[普通]が飛んでいるが実際にははっきりと視認できる。
この点は既に3540F-1で起用しており結果は心配していなかった。


モハ3661,モハ3668 (後期仕様,中期仕様化)。

3668F中期仕様化に向けて先ずモハ3668が竣工した。
反省点は行先方向幕ステッカー剥離方式である。
結果的に除去へ至ったものの無駄な時間を使ってしまった。
モハ3661ではステッカースライダーで滑らせながら剥離し少しでも糊の付着を抑えたい。

この記事についてブログを書く
« 京成3500形モハ3591,モハ3590... | TOP | 京成3600形モハ3661[3668F-1]... »