盲点。
マイクロエース製交通営団8000系12F東西線仕様は回着時から8112と8012で前面連結器高が異なっていた。
第一次整備から矯正に取り組んできたが一向に原因が掴めないままだった。
交通営団8000系12F 3次車 冷房改造車 東西線仕様。
12F:8112-8212-8312-8412-8512-8612-8712-8812-8912-8012。
第二次整備時にTNダミーカプラー化した序でに床板を分解した。
しかし特に異常は見られなかった。
8112,8012のどちらが正しいかさえ判らず終いで手詰まりになってしまった。
取り敢えず最低限の取り繕いとして8012のTNダミーカプラーにプラ板を噛ませ連結器位置を誤魔化した。
急場鎬ぎだっただけに時間経過とともに車体裾と連結器間が広まってきた。
期間が開いた現在になってもう一度根本原因を追究する。
第一次整備後の12F。
先ず8112,8012のどちらが本来の姿が切り分けを行う。
外観上のバランスは8112が上回っていた。
8012の床板を8112に組み込むと連結器高が下がった。
確認すると8012の床板では遊びが生じている。
再び床板を交換し先頭部を比較した。
8012+8112。
明らかに8012は先端が下垂している。
原因は8012にあると考え入場させた。
ただ何が原因なのか不明で少しずつ絞り込んでいく必要がある。
早速分解して各部を再確認した。
入工中の8012。
先ず床板に原因が無いか探った。
台車,ライトユニット,内装部品を撤去し嵌合部に支障がないか調べた。
マイクロエース製品はボルスター部に塗料が入り込み傾斜する事がありこれを疑った。
しかし床板は非常に綺麗で妙な箇所は見られなかった。
一見では問題無い様に見えた床板。
次はライトユニットである。
ライトユニットも組立が甘くプリズムケースに支障し床板がしっかり嵌らないことがある。
完全に分解し細部まで確認した。
しかしバリ等も無く不都合は無さそうだった。
分解したライトユニット。
組立も各部品がしっかり嵌まった事を確認しながら行った。
下廻りに異常は無く一度車体を組み上げた。
しかし下垂は解消されない。
再度分解し車体に疑いを向けた。
ところが嵌合爪は第2扉部にあり床板下垂とは関係無いらしい。
嵌合爪の無い先頭部。
各部品の不都合は無くお手上げ寸前に陥った。
ここで気付いたのは車体に嵌合爪が無いため問題は床板に限られる事だった。
振り返ると下廻りで確認漏れをした箇所があった。
それはウエイトである。
目視だけで確認を済ませたため取り外して状態を調べなかった。
ウエイトを取り外すと僅かに湾曲していた。
入工時の記録を見ると床板が僅かに撓んでいる。
この撓みが連結器下垂の原因だった。
ウエイトを直線状に修正し下廻りを組み立てると湾曲は解消された。
一直線になった床板。
ずっと頭を悩ませていた原因がウエイトにあるとは思わなかった。
湾曲量が僅かだったため気付けなかったらしい。
仮組したところ連結器の下垂は消え去った。
これで安心して復旧に取り掛かれる。
下駄を廃止したTNダミーカプラー。
従来のTNダミーカプラー位置調整用プラ板を撤去しt0.3mmのプラ板で台座を作り直した。
構造上ボス嵌合が出来ないためプラ板台座とマウントにゴム系接着剤を塗布しTNダミーカプラーを取り付けている。
↓
8012+8112 (8012 床板修正)。
これで連結器高は8112,8012でほぼ同じになった。
車体高は変わらず連結器高だけが異なり不思議で仕方がなかった。
床板湾曲が原因であれば納得できる。
車体先頭部に嵌合爪が無い事に早く気付いていればとっくに解決していただろう。
そもそも8012の車体+8112の床板で現象が出ない時点で主因は床板に絞れたはずだった。
この点は慎重すぎたらしい。
↓
12F (8012 床板修正)。
両先頭車で連結器高が揃い引っ掛かりが無くなった。
この結果を受け行先表示類の点灯状態改善に着手したい。
マイクロエース製交通営団8000系12F東西線仕様は回着時から8112と8012で前面連結器高が異なっていた。
第一次整備から矯正に取り組んできたが一向に原因が掴めないままだった。
交通営団8000系12F 3次車 冷房改造車 東西線仕様。
12F:8112-8212-8312-8412-8512-8612-8712-8812-8912-8012。
第二次整備時にTNダミーカプラー化した序でに床板を分解した。
しかし特に異常は見られなかった。
8112,8012のどちらが正しいかさえ判らず終いで手詰まりになってしまった。
取り敢えず最低限の取り繕いとして8012のTNダミーカプラーにプラ板を噛ませ連結器位置を誤魔化した。
急場鎬ぎだっただけに時間経過とともに車体裾と連結器間が広まってきた。
期間が開いた現在になってもう一度根本原因を追究する。
第一次整備後の12F。
先ず8112,8012のどちらが本来の姿が切り分けを行う。
外観上のバランスは8112が上回っていた。
8012の床板を8112に組み込むと連結器高が下がった。
確認すると8012の床板では遊びが生じている。
再び床板を交換し先頭部を比較した。
8012+8112。
明らかに8012は先端が下垂している。
原因は8012にあると考え入場させた。
ただ何が原因なのか不明で少しずつ絞り込んでいく必要がある。
早速分解して各部を再確認した。
入工中の8012。
先ず床板に原因が無いか探った。
台車,ライトユニット,内装部品を撤去し嵌合部に支障がないか調べた。
マイクロエース製品はボルスター部に塗料が入り込み傾斜する事がありこれを疑った。
しかし床板は非常に綺麗で妙な箇所は見られなかった。
一見では問題無い様に見えた床板。
次はライトユニットである。
ライトユニットも組立が甘くプリズムケースに支障し床板がしっかり嵌らないことがある。
完全に分解し細部まで確認した。
しかしバリ等も無く不都合は無さそうだった。
分解したライトユニット。
組立も各部品がしっかり嵌まった事を確認しながら行った。
下廻りに異常は無く一度車体を組み上げた。
しかし下垂は解消されない。
再度分解し車体に疑いを向けた。
ところが嵌合爪は第2扉部にあり床板下垂とは関係無いらしい。
嵌合爪の無い先頭部。
各部品の不都合は無くお手上げ寸前に陥った。
ここで気付いたのは車体に嵌合爪が無いため問題は床板に限られる事だった。
振り返ると下廻りで確認漏れをした箇所があった。
それはウエイトである。
目視だけで確認を済ませたため取り外して状態を調べなかった。
ウエイトを取り外すと僅かに湾曲していた。
入工時の記録を見ると床板が僅かに撓んでいる。
この撓みが連結器下垂の原因だった。
ウエイトを直線状に修正し下廻りを組み立てると湾曲は解消された。
一直線になった床板。
ずっと頭を悩ませていた原因がウエイトにあるとは思わなかった。
湾曲量が僅かだったため気付けなかったらしい。
仮組したところ連結器の下垂は消え去った。
これで安心して復旧に取り掛かれる。
下駄を廃止したTNダミーカプラー。
従来のTNダミーカプラー位置調整用プラ板を撤去しt0.3mmのプラ板で台座を作り直した。
構造上ボス嵌合が出来ないためプラ板台座とマウントにゴム系接着剤を塗布しTNダミーカプラーを取り付けている。
↓
8012+8112 (8012 床板修正)。
これで連結器高は8112,8012でほぼ同じになった。
車体高は変わらず連結器高だけが異なり不思議で仕方がなかった。
床板湾曲が原因であれば納得できる。
車体先頭部に嵌合爪が無い事に早く気付いていればとっくに解決していただろう。
そもそも8012の車体+8112の床板で現象が出ない時点で主因は床板に絞れたはずだった。
この点は慎重すぎたらしい。
↓
12F (8012 床板修正)。
両先頭車で連結器高が揃い引っ掛かりが無くなった。
この結果を受け行先表示類の点灯状態改善に着手したい。