前例。
グリーンマックス製京成3700形3701元登場時仕様(1次車:3708F-2)が入場した。
休車からジオマトリックス製[K'SEI]CIマークインレタ転写までの経緯は3708現行仕様(3708F-2)と同様である。
3708の整備中に急遽現行仕様化へ踏み切ったため前期リニューアル工事施工車仕様化が項目に加わった。
京成3700形3701 1次車 元登場時仕様(3708F-2)。
3701も[K'SEI]CIマークインレタ転写時の車体剛性を確保する必要性から一時的に組み立てた。
前期リニューアル工事施工車へ仕立てるに当たり休車中よりも更なる分解に至る。
固定化された側面窓の再現には妻面窓セルの撤去が欠かせない。
妻面窓セルは接着固定だが3708への施工から然程難航しないと考え作業を開始した。
入工中の3701。
最初に前面黒色塗装の補修と車体断面黒色化から手を着けた。
前面窓枠モールドの印刷剥離は銀色塗料と黒色塗料の相性が悪いらしく他編成の3700形M2c車でも散見される。
細いモールドだが補修に用いるマッキーとは光源に照らすと仕上がりが異なって見える。
細字側をモールドに当て全周に行き渡ったかを確認しながら補修を進めた。
前面車体断面の黒色化を済ませた所で異変に気付いた。
助士側前面窓端部から側板を廻る赤帯にも剥離があった。
この箇所の塗装劣化は予想外で対処方法を考えた。
以前車両番号剥離に失敗した3798現行仕様(4次車:元3798F)を3758中期仕様(3次車:3758F)へ改番した際に赤マッキーで誤魔化した。
これを参考に3701の赤帯補修を行う。
赤マッキーで修正した赤帯塗装劣化部。
3791現行仕様(4次車:元3798F)では直接[3791]を塗り潰し3751(3758F)へ改番している。
但し共に車両番号インレタを塗り潰し部へ転写したため赤マッキーが諸に顔を覗かせる箇所は少ない。
前面と側面のR部に剥離が生じた3701では隠蔽が利かなかった。
しかし他に方法が思い浮かばず赤マッキーを手に取っている。
赤帯は2/3程が失われ銀色塗装が露出していた。
細字側で赤マッキーのインクを置き少しずつ面積を拡大する。
印刷が残る箇所へ僅かに赤マッキーを被せ補修部の埋没を狙った。
場所が場所だけに前面黒色塗装補修や車体断面黒色化よりも神経を使う作業になっている。
取り敢えず引きでは目立たない状態に至ったと思う。
慌ててマッキーを除去した窓サッシモールド。
予定外の補修で作業は遅れ始めた。
続く側面窓セルの固定窓再現でも失敗を重ねた。
妻面窓セル撤去は抵抗無く脱落し順調に側面窓セルまで外せた。
固定窓化は窓サッシ印刷をマッキーで塗り潰すだけである。
ところが連続窓へ取り掛かった際に印刷を保持するサッシまでマッキーを当ててしまった。
誤りに気付いたのは窓サッシモールド下側の銀色塗料廻り込みを確かめた時である。
慌てて消しゴムで擦りマッキーのインクを除去した。
事無きを得た固定窓再現。
気付くのが早く窓サッシはどうにか銀色に蘇った。
しかし他の箇所より若干黒ずんでしまい完全に戻せてはいない。
幸いだったのは固定窓と並ぶ事だった。
黒色化した窓サッシモールドとの色温度差が強く連続窓に限れば目立たない。
銀色の油性ペイントマーカーを乗せるまでには達しないと思われそのまま車体に組み込んでいる。
マッキーの使用と塗布直後の除去が銀色塗装へのダメージを軽くしたと思われる。
たまたま間に合ったが以降の入場車では固定窓再現部に目印を設けた方が安全かもしれない。
分解されたTNカプラーSP擬3。
二度の失策で完全に調子が狂った。
間を空けた後に下廻りの整備に移っている。
先ずスカート装着用のSPフレームTNダミーカプラーを製作する。
SPフレームダミーTNカプラーへ加工されるのは3400形3425後期仕様(3428F)に装着していたTNカプラーSP擬3Xである。
既に1器は3708(3708F-2)へ転用され最後の保管品になっていた。
連結器部品以外は流用する。
鉄釘を固定していた瞬間接着剤はクラフトナイフで除去し台枠とカバーの密着度を確保した。
完成したSPフレームTNダミーカプラー。
連結器部品は保管品のTNカプラー用を転用した。
フレーム後端部を大幅に整形しており従来のSPフレームTNダミーカプラーより連結器部品の固定面積が限られる。
ゴム系接着剤を多目に塗布し連結器位置偏位防止策を採った。
SPフレームTNダミーカプラーへの再加工でTNカプラーSP擬3の基礎となったTNカプラーSP擬3Xは消滅した。
TNカプラーSP擬系ではグリーンマックス製マウントを用いたTNカプラーSP擬2に続く廃止になっている。
グリーンマックス製3150形も動力ユニット更新を検討しておりTNカプラーSP擬が姿を消す日が来るかもしれない。
TR-180床板から撤去したTNカプラーSPとライトスイッチ。
3708,3701の運転台側に装着していたTNカプラーSPは予備品に廻る。
何れも加工に失敗した部品を組合せた再生品だった。
一応連結性能に不備は無いと思われる。
現在のところ貴重な灰色成形密着自動式TNカプラーSPで万が一に備える体制を取った。
但し再生品である以上多少の不安が残る。
極力連結機会が無い運転台側への起用に留めたい。
予備品の拡充次第ではSPフレームTNダミーカプラー化の対象に挙がるだろう。
TNカプラーSPの取り外しと同時にライトスイッチも撤去した。
現行仕様では全く使用機会が訪れない無用の長物となる。
もともと操作性の芳しくないスイッチでもあり廃止している。
スカート付SPフレームTNダミーカプラーを装着した3701。
スカートの整形は3708に倣い切断式とした。
ボス撤去部の平滑化より作業性に勝る。
また車体裾との支障箇所が減りスカートの位置合わせも行い易い。
順次3700形M2c車に装着したスカート付TNカプラーSPの置き換えを進めている。
今後のスカート再装着時には切断式を用いたい。
SPフレームTNダミーカプラーとスカートの固定は相変わらずのゴム系接着剤である。
スカート位置調整の自由度を確保出来る利点には代えられず当面は変更されないだろう。
3701 [A05 特急 上野]:スカート装着,赤帯剥離部補修。
赤帯補修の嚆矢となった3758(3758F)。
種別表示ステッカー貼付はSPフレームTNダミーカプラーへのスカート固着時間を稼ぐため最終工程に廻った。
運行番号,行先表示,種別表示は富士川車輌工業製ステッカーで3700形他編成と揃える。
何れもステッカー断面を塗り潰し切り出しの甘さが部品に紛れる対策を施した。
種別表示は[特急]のため赤マッキーを起用している。
前面赤帯の補修はR部が該当したためか余り気にならなかった。
3758Fでは車両番号標記が広範囲に施した赤マッキーでの補修を隠蔽してくれている。
この時期に赤帯補修を行うとは思いもしなかったが3758Fの先例と現状が後押しした。
↓
3701 点灯試験[A05 特急 上野]:前照灯(現行仕様化)。
3701 点灯試験[A05 特急 上野]:尾灯(現行仕様化)。
3708 点灯比較[A05 特急 上野]:前照灯(3708F-2)。
点灯試験の結果も良好だった。
装着するFS-547非動力台車はビス締結式で旧来の集電機構を持つ。
加えて休車期間が長く清掃も行っていなかった。
しかし集電板と導電板研磨の効果は持続しており未だに輝きを帯びていた。
導電グリスを除去した影響は無い模様で前尾灯共に安定した点灯が保たれている。
ライト基板は3721後期仕様(1次車:3728F)から発生したライトユニットごと転用しており3708と同一LOTで揃えられた。
↓
3701現行仕様前期リニューアル工事施工車(3708F-2:側面窓一部固定化再現施工)。
予定より遅れが生じたが無事3701が竣工した。
側面窓セルの固定化再現時に誤って黒色化した窓サッシモールドは海側である。
一部に怪しい箇所が残るもののリニューアル工事施工車らしく仕上げられたと思う。
前面黒色塗装及び赤帯補修が加わり3701の工程は正しくリニューアルと呼べる内容になった。
3708,3701の竣工で3708F-2の現行仕様化は3707以下6両の中間車が順次入場となる。
仮竣工した3700形M1車系はPT-4804形パンタグラフを再搭載させたばかりだった。
しかしグリーンマックス製PT-71C形パンタグラフへの再換装が決定し再び装いを改める。
3706も動力ユニット更新が工程に含まれ優先順位に悩む。
作業当日の時間猶予を考えながら入場車を絞りたい。
グリーンマックス製京成3700形3701元登場時仕様(1次車:3708F-2)が入場した。
休車からジオマトリックス製[K'SEI]CIマークインレタ転写までの経緯は3708現行仕様(3708F-2)と同様である。
3708の整備中に急遽現行仕様化へ踏み切ったため前期リニューアル工事施工車仕様化が項目に加わった。
京成3700形3701 1次車 元登場時仕様(3708F-2)。
3701も[K'SEI]CIマークインレタ転写時の車体剛性を確保する必要性から一時的に組み立てた。
前期リニューアル工事施工車へ仕立てるに当たり休車中よりも更なる分解に至る。
固定化された側面窓の再現には妻面窓セルの撤去が欠かせない。
妻面窓セルは接着固定だが3708への施工から然程難航しないと考え作業を開始した。
入工中の3701。
最初に前面黒色塗装の補修と車体断面黒色化から手を着けた。
前面窓枠モールドの印刷剥離は銀色塗料と黒色塗料の相性が悪いらしく他編成の3700形M2c車でも散見される。
細いモールドだが補修に用いるマッキーとは光源に照らすと仕上がりが異なって見える。
細字側をモールドに当て全周に行き渡ったかを確認しながら補修を進めた。
前面車体断面の黒色化を済ませた所で異変に気付いた。
助士側前面窓端部から側板を廻る赤帯にも剥離があった。
この箇所の塗装劣化は予想外で対処方法を考えた。
以前車両番号剥離に失敗した3798現行仕様(4次車:元3798F)を3758中期仕様(3次車:3758F)へ改番した際に赤マッキーで誤魔化した。
これを参考に3701の赤帯補修を行う。
赤マッキーで修正した赤帯塗装劣化部。
3791現行仕様(4次車:元3798F)では直接[3791]を塗り潰し3751(3758F)へ改番している。
但し共に車両番号インレタを塗り潰し部へ転写したため赤マッキーが諸に顔を覗かせる箇所は少ない。
前面と側面のR部に剥離が生じた3701では隠蔽が利かなかった。
しかし他に方法が思い浮かばず赤マッキーを手に取っている。
赤帯は2/3程が失われ銀色塗装が露出していた。
細字側で赤マッキーのインクを置き少しずつ面積を拡大する。
印刷が残る箇所へ僅かに赤マッキーを被せ補修部の埋没を狙った。
場所が場所だけに前面黒色塗装補修や車体断面黒色化よりも神経を使う作業になっている。
取り敢えず引きでは目立たない状態に至ったと思う。
慌ててマッキーを除去した窓サッシモールド。
予定外の補修で作業は遅れ始めた。
続く側面窓セルの固定窓再現でも失敗を重ねた。
妻面窓セル撤去は抵抗無く脱落し順調に側面窓セルまで外せた。
固定窓化は窓サッシ印刷をマッキーで塗り潰すだけである。
ところが連続窓へ取り掛かった際に印刷を保持するサッシまでマッキーを当ててしまった。
誤りに気付いたのは窓サッシモールド下側の銀色塗料廻り込みを確かめた時である。
慌てて消しゴムで擦りマッキーのインクを除去した。
事無きを得た固定窓再現。
気付くのが早く窓サッシはどうにか銀色に蘇った。
しかし他の箇所より若干黒ずんでしまい完全に戻せてはいない。
幸いだったのは固定窓と並ぶ事だった。
黒色化した窓サッシモールドとの色温度差が強く連続窓に限れば目立たない。
銀色の油性ペイントマーカーを乗せるまでには達しないと思われそのまま車体に組み込んでいる。
マッキーの使用と塗布直後の除去が銀色塗装へのダメージを軽くしたと思われる。
たまたま間に合ったが以降の入場車では固定窓再現部に目印を設けた方が安全かもしれない。
分解されたTNカプラーSP擬3。
二度の失策で完全に調子が狂った。
間を空けた後に下廻りの整備に移っている。
先ずスカート装着用のSPフレームTNダミーカプラーを製作する。
SPフレームダミーTNカプラーへ加工されるのは3400形3425後期仕様(3428F)に装着していたTNカプラーSP擬3Xである。
既に1器は3708(3708F-2)へ転用され最後の保管品になっていた。
連結器部品以外は流用する。
鉄釘を固定していた瞬間接着剤はクラフトナイフで除去し台枠とカバーの密着度を確保した。
完成したSPフレームTNダミーカプラー。
連結器部品は保管品のTNカプラー用を転用した。
フレーム後端部を大幅に整形しており従来のSPフレームTNダミーカプラーより連結器部品の固定面積が限られる。
ゴム系接着剤を多目に塗布し連結器位置偏位防止策を採った。
SPフレームTNダミーカプラーへの再加工でTNカプラーSP擬3の基礎となったTNカプラーSP擬3Xは消滅した。
TNカプラーSP擬系ではグリーンマックス製マウントを用いたTNカプラーSP擬2に続く廃止になっている。
グリーンマックス製3150形も動力ユニット更新を検討しておりTNカプラーSP擬が姿を消す日が来るかもしれない。
TR-180床板から撤去したTNカプラーSPとライトスイッチ。
3708,3701の運転台側に装着していたTNカプラーSPは予備品に廻る。
何れも加工に失敗した部品を組合せた再生品だった。
一応連結性能に不備は無いと思われる。
現在のところ貴重な灰色成形密着自動式TNカプラーSPで万が一に備える体制を取った。
但し再生品である以上多少の不安が残る。
極力連結機会が無い運転台側への起用に留めたい。
予備品の拡充次第ではSPフレームTNダミーカプラー化の対象に挙がるだろう。
TNカプラーSPの取り外しと同時にライトスイッチも撤去した。
現行仕様では全く使用機会が訪れない無用の長物となる。
もともと操作性の芳しくないスイッチでもあり廃止している。
スカート付SPフレームTNダミーカプラーを装着した3701。
スカートの整形は3708に倣い切断式とした。
ボス撤去部の平滑化より作業性に勝る。
また車体裾との支障箇所が減りスカートの位置合わせも行い易い。
順次3700形M2c車に装着したスカート付TNカプラーSPの置き換えを進めている。
今後のスカート再装着時には切断式を用いたい。
SPフレームTNダミーカプラーとスカートの固定は相変わらずのゴム系接着剤である。
スカート位置調整の自由度を確保出来る利点には代えられず当面は変更されないだろう。
3701 [A05 特急 上野]:スカート装着,赤帯剥離部補修。
赤帯補修の嚆矢となった3758(3758F)。
種別表示ステッカー貼付はSPフレームTNダミーカプラーへのスカート固着時間を稼ぐため最終工程に廻った。
運行番号,行先表示,種別表示は富士川車輌工業製ステッカーで3700形他編成と揃える。
何れもステッカー断面を塗り潰し切り出しの甘さが部品に紛れる対策を施した。
種別表示は[特急]のため赤マッキーを起用している。
前面赤帯の補修はR部が該当したためか余り気にならなかった。
3758Fでは車両番号標記が広範囲に施した赤マッキーでの補修を隠蔽してくれている。
この時期に赤帯補修を行うとは思いもしなかったが3758Fの先例と現状が後押しした。
↓
3701 点灯試験[A05 特急 上野]:前照灯(現行仕様化)。
3701 点灯試験[A05 特急 上野]:尾灯(現行仕様化)。
3708 点灯比較[A05 特急 上野]:前照灯(3708F-2)。
点灯試験の結果も良好だった。
装着するFS-547非動力台車はビス締結式で旧来の集電機構を持つ。
加えて休車期間が長く清掃も行っていなかった。
しかし集電板と導電板研磨の効果は持続しており未だに輝きを帯びていた。
導電グリスを除去した影響は無い模様で前尾灯共に安定した点灯が保たれている。
ライト基板は3721後期仕様(1次車:3728F)から発生したライトユニットごと転用しており3708と同一LOTで揃えられた。
↓
3701現行仕様前期リニューアル工事施工車(3708F-2:側面窓一部固定化再現施工)。
予定より遅れが生じたが無事3701が竣工した。
側面窓セルの固定化再現時に誤って黒色化した窓サッシモールドは海側である。
一部に怪しい箇所が残るもののリニューアル工事施工車らしく仕上げられたと思う。
前面黒色塗装及び赤帯補修が加わり3701の工程は正しくリニューアルと呼べる内容になった。
3708,3701の竣工で3708F-2の現行仕様化は3707以下6両の中間車が順次入場となる。
仮竣工した3700形M1車系はPT-4804形パンタグラフを再搭載させたばかりだった。
しかしグリーンマックス製PT-71C形パンタグラフへの再換装が決定し再び装いを改める。
3706も動力ユニット更新が工程に含まれ優先順位に悩む。
作業当日の時間猶予を考えながら入場車を絞りたい。