試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3700形3707,3705,3702[3708F-2] 1次車 後期仕様 ([K'SEI]CIマーク転写施工:灰色成形FS-547装着車改装)

2018-02-15 21:05:46 | 京成線:3700形
再搭載。

グリーンマックス製京成3700形3708F元登場時仕様(3708F-2)は3706,3704,3703が後期仕様化された。
未入場で残る5両は3700形M2c車と3700形M1車系である。
M2c車は分解済で前面車体断面黒色化等の追加項目があり仮竣工までに時間を要すると思われた。


京成3700形3707 1次車 元登場時仕様(3708F-2:灰色成形FS-547非動力台車装着車)。
※PT-4804形パンタグラフ撤去済。

一方3700形M1車系も3708F登場時仕様(3708F-1)へ避雷器付PT-4804形パンタグラフを移設した。
3708F-1から捻出されたPT-4804形パンタグラフは避雷器が未装着で再搭載を見送っている。
3700形M2車や3700形T車の様にジオマトリックス製[K'SEI]CIマークインレタ転写だけを行う方法もあった。
ただ避雷器付PT-4804形パンタグラフは3768F後期仕様の現行仕様化(3768F)で生じた予備品が手元にある。
これを再用し3707,3705,3702のパンタグラフを復旧させる。
パンタグラフ復旧は3700形M2c車の工程に比べ手間の掛かる工程ではない。
緊張状態が続く[K'SEI]CIマークインレタの転写過程では一息入れられる作業と言えよう。
3708F-2を後期仕様化する近道でもあり項目に組み入れている。


入工中の3707。

入場順は上野寄の3707からとした。
今考えると避雷器付PT-4804形パンタグラフの仕様が頭から完全に抜け落ちていたと思う。
3700形M1'車の3705を先発させ避雷器位置の混同を防ぐべきだった。
作業は最重要項目の[K'SEI]CIマークインレタ転写が優先される。
3706,3704,3703(3708F-2)までは転写位置となる戸袋吹寄部への消しゴム式下処理を施してきた。
この施工効果に疑問を抱き3707では下処理を省略しインレタ転写を試行する。
失敗要素を増やす危険性は否めない。
しかし下処理を行っても[K'SEI]が少しずつ転写されていく状況に変わりはなかった。
一方で下処理廃止による転写効率向上も考えられる。
3707での試行を基に3705,3703の転写方法を決定する。


PT-4804形パンタグラフが再搭載された3707。

[K'SEI]CIマークインレタの転写失敗に備え固定に用いるセロハンテープは広幅とした。
車体との密着度を高め[K'SEI]がばらばらになった際に元の位置へ戻し易くしている。
転写は3704までの圧力を踏襲した。
台紙全体を満遍なく押し付けセロハンテープを少しずつ捲る。
さすがにこの時ばかりはかなり緊張している。
台紙には青色,赤色が一切残らず綺麗に転写されていた。
海側での消しゴム式下処理廃止は良い方向に出た。
続けて山側も同一方式で[K'SEI]CIマークを転写した。
こちらも大きな乱れも招かず工程を終えている。
しかも3708F-2の後期仕様化で初となる両側一発転写に至った。
間を置くため避雷器付PT-4804形パンタグラフ搭載に移る。
ところが避雷器位置が混乱し一息どころではなくなってしまった。




3707後期仕様(3708F-2:ジオマトリックス製[K'SEI]CIマークインレタ転写,PT-4804形パンタグラフ再搭載)。

単純に車体中央寄へ避雷器が向けば良いだけの話だった。
インレタ転写で神経を使ったせいか予想外の場面で躓いている。
この後避雷器付PT-4804形パンタグラフを3705用と3702用に振り分ける混同防止策を採った。
インレタ転写前の消しゴム式下処理廃止は3707の仮竣工で一応の答が出た。
3705,3702では正式に廃止し戸袋吹寄部の拭き上げを終え次第[K'SEI]CIマークインレタ転写に入る。
次なる施工対象車は3700形M1’車の3705である。
入場前に振り分けた避雷器付PT-4804形パンタグラフを用意し今度こそ一息入れられる様にした。


3705元登場時仕様(1次車:3708F-2 灰色成形FS-547非動力台車装着車)。
※PT-4804形パンタグラフ撤去済。

験を担ぎインレタ台紙固定に用いるセロハンテープは3707を踏襲し広幅とした。
押圧から台紙剥離まで全て3707に倣っている。
唯でさえ苦手な転写に失敗を繰り返してきた[K'SEI]CIマークインレタ転写だけに願掛けに走った。
しかし技量が上がった訳ではなく成功する保証は全く無い。
案の定一発転写には至らなかった。
山側は[K'SEI]がばらばらになり海側は[GROUP]を囲む楕円形の一部が欠けてしまった。
ばらばらの[K'SEI]はこれまでの事例があり意地で全てを戸袋吹寄部に押し付けた。


左側が怪しい[GROUP]を囲む楕円形(海側)。

楕円形の欠損は初で対処に困った。
文字が組み合わされる[K'SEI]は誤魔化しが利く。
しかし[GROUP]は楕円形の形状を守らなければならない。
インレタ台紙はセロハンテープで固定しており近似の位置には戻せる状況にある。
ただ千切れた図形を原形に持ち込むのは不可能に近かった。
ここで転写ボーダーを見直している。
許容は多少の[掠れ],[剥離],[傾斜]だった。
最悪の場合は[剥離]に含めると考え修正に挑んでいる。
やはり原形保持は難しかった。
どうにか欠落部の発生だけは防いだものの楕円形の左側は凸形を横に向けた形状になっている。
一応引きでは[K'SEI]CIマークらしく見える。
まだ残1の予備インレタを持ち出せる場面ではなく再転写は中止となった。




3705後期仕様(3708F-2:ジオマトリックス製[K'SEI]CIマークインレタ転写,PT-4804形パンタグラフ再搭載)。

この結果でも[K'SEI]が欠けた3704よりはましだった。
よって微妙な楕円形を抱えたまま3705を仮竣工させている。
転写失敗車両は3704と3705の2両となりインレタ予備数の片側1面を超過した。
何れかを再転写対象外にせざるを得ない。
しかも3708,3702,3701が後期仕様化未入場で再転写自体が行えない可能性もある。
シルバーシートマークインレタも不足しており[K'SEI]CIマークインレタの増強も考えた方が無難かもしれない。
なお避雷器付PT-4804形パンタグラフの振り分けは全く用を成さなかった。
パンタグラフ1台搭載車の3705は誤りようがない。
ここも入場順を間違えたと言え3702を次発にした方が賢明だった。


3702元登場時仕様(1次車:3708F-2 灰色成形FS-547非動力台車装着車)。
※PT-4804形パンタグラフ撤去済。

3708F-2では初の3両竣工/日を目指す。
後期仕様化未施工車を3708,3701だけに減少させるため3702を強行入場させている。
海側の[K'SEI]CIマークインレタ台紙を固定するセロハンテープは狭幅に戻った。
これは癖で狭幅にしてしまったものである。
気付いたのはバーニッシャーを当ててからで既に手遅れだった。
車体との粘着面積が少なくなり台紙の安定性に劣る。
消しゴム式下処理廃止後のため不安が走った。
指力でセロハンテープを抑える箇所が殆ど存在せず転写はこれまで以上に慎重を期した。
ばらばらに転写されていく[K'SEI]はセロハンテープのせいではなく技量都合だろう。
この展開だけは従来と変わらず同じ作業を繰り返し転写の完了まで漕ぎ着けた。
山側は広幅セロハンテープに改め精神的負荷の軽減を図っている。
3702の[K'SEI]CIマークは転写ボーダー内に収まってくれた。




3702後期仕様(3708F-2:ジオマトリックス製[K'SEI]CIマークインレタ転写,PT-4804形パンタグラフ再搭載)。

最後に避雷器付PT-4804形パンタグラフを搭載させ3702の仮竣工を迎えた。
3700形M1車系の施工もどうにか形になったと思う。
3両の仮竣工で3708F-2の後期仕様化は半数を超えた。
怪しい転写こそ生じたものの何とか3707以下6両での予備インレタ使用を回避出来ている。

残るは3708,3701への[K'SEI]CIマークインレタの転写となった。
3700形M2c車の入場は後期仕様化以外の工程も含まれ同時入場は時間都合で難しい。
よって施工は1両毎に切り替える。

この記事についてブログを書く
« 京成3700形3704,3703[3708F-2... | TOP | 京成3700形3708,3701[3708F-2... »