試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

クハ103-188[ラシ321F-1] 屋根板前端部遮光方式変更(アルミテープ貼付)

2015-12-27 21:37:03 | 国鉄/JR103系
アルミ化。

在籍する103系の中でもKATO製103系クハ103-188(ラシ321F)は特異さに於いては一番の存在である。
TROM製ランボード取付時に屋根板を交換した際から前端が点状に漏光するようになってしまった。
これはKATO製103系一般形屋根板長の違いに気付かず後位寄に合わせてしまったために生じた。


JR103系クハ103-188(ラシ321F)。

交換直後は線状に漏光していたものをプラ板を貼り付け何とか点状まで持ち込めた。
これを完全に抑えたい。
入場当時は思い付かなかったアルミテープによる遮光へ改めることにした。
屋根はゴム系接着剤で車体に固定されており取り外しに手間を要するため組み付けたまま加工に入る。


⇩屋根板交換当時のクハ103-188。

入工中のクハ103-188。

記録によると遮光プラ板は接着剤を使用と記載されていた。
ゴム系接着剤を用いたようでピンセットで容易にプラ板は剥がせた。
流し込み接着剤にしなかったのは正解だったらしい。


アルミテープ位置調整中。

別用途で使用したアルミテープの切れ端をプラ板とほぼ同サイズに切り出す。
これを屋根板裏側前端に詰めて貼り付けた。
妻面に当たる部分は僅かな折り返しを設けている。
テープ表面が凸凹なのは使い残しのためで外から見えない事を理由に持ち出したものである。


漏光試験中のクハ103-188。

テープ貼付位置を決めたところで高照度LEDライトを当て漏光具合を確認した。
指向性の強いLEDライトを動かしながら漏れ度合いを見てみたがどうやら成功したらしい。
プラ板とは異なり前端ぎりぎりまで覆えたため完全遮光に至ったと思われる。
プリズム押えの組込には全く支障無い。
t0.3mmのプラ板よりアルミテープの方が薄いため気を配る必要もなかった。


プリズム押えを組み込んだ車体。

一通りの工程を終え点灯試験を行った。
漏光試験の結果で大丈夫だと思いつつもライトユニットからの照射が影響するか気になった。
LEDと電球では反射が異なるのが引っ掛かっている。


クハ103-188 点灯試験(俯瞰)。




クハ103-188 点灯試験[13C 千葉]:屋根板遮光方式変更。


クハ103-278 点灯比較[13C 千葉]:ラシ321F。

久し振りの電球ライト基板でその点灯具合に面食らったが結果は全く問題無い。
アルミテープ化前より若干照度が向上したようにも見える。
編成を組むクハ103-278と比較しても劣る雰囲気は感じられない。
照度向上は恐らくプラシーボ効果だろう。

ラシ321Fはその特異性もあり走行機会が多い。
その度に漏光が気になっていた。
今回の遮光処理により理想形に近付いてくれたと思う。
103系一般形屋根板の装着自体が技術力の無さを露呈しているが現時点では納得している。

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