試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3200形モハ3298,モハ3295[3298F-1] 現行色 種別表示器復旧:中期仕様化 ※英字無併記[普通]種別幕

2015-12-21 21:30:11 | 京成線:3200形
略奪。

マイクロエース製京成3200形3298F現行色は3298Fリバイバル開運号格下げで種別表示器を供出した。
このまま孔が空いた状態には出来ず現状回復に着手した。


京成3200形3298F 現行色 後期仕様(種別表示器供出前)。
3298F-1:[3298]-[3297]-[3296]-[3295]。

3298F復活赤電色に種別表示器を移設したのは英字併記[普通]幕を活かすためである。
在籍中の3200形現行色で英字併記[普通]幕を採用していたのは3232F,3298F-1だった。
3232Fはプロトタイプが固定されており自由度の高かった3298Fが供出編成になった。
その3298F現行色も部品を入れ替え種別表示器を復活させる。


入工中のモハ3298(3298F-1)。

種別表示器供出の種車は3212F試験塗装色(ホワイト)である。
モハ3209の塗装復旧が難しく4両編成のまま維持するのが厳しくなってきた。
そうなると[普通]幕は使用しなくなる。
ステッカーを使い回すため3298F現行色は英字無併記の[普通]幕へ変更される。


3212F 試験塗装色(ホワイト)。

3212Fは一度分解しているため容易に種別表示器が取り外せた。
このまま嵌込んでも良かったが3298F復活赤電色で一定の効果を得た遮光処理を施す。
復活赤電色は片面しか黒色化を行わなかったが現行色では両面ともマッキーで塗り潰した。


種別表示器を組み込んだモハ3298。

嵌合は固くもなく緩くもなく絶妙な嵌込み感だった。
そのため押し込むだけで接着剤は使用していない。
続いてモハ3295も同様に復旧させる。


入工中のモハ3295。

種別表示器の塗り潰しは凸部側面にも施している。
セル内部での乱反射を防ぐ狙いだが効果は微妙である。
嵌込み具合はモハ3298と変わらない。
但し両車とも塗り潰した際に塗料滓が出たため種別表示器周りを拭き上げる必要があった。
恐らく試験塗装色化時に付着した塗料だと思われる。


旧種別幕化されたモハ3295。

今回は他に手を加えることなく組み立てた。
そのためグリーンマックス製[千葉中央]幕は継続使用になっている。
行先方向幕両端が疑わしい状態だが今後を考え貼り替えは見送った。


モハ3298 点灯試験[B57 普通 千葉中央]:種別表示器復旧。


モハ3295 点灯試験[B57 普通 千葉中央]:種別表示器復旧。

遮光処理効果を期待して点灯試験を行ったが結果は小さかった。
復活赤電色より多少良くなった程度で劇的な変化は得られていない。
塗り潰し自体の手間は掛からないため標準化する方向ではある。




3298F現行色 中期仕様(英字無併記[普通]種別幕化)。

若干雰囲気が変わり3298F現行色が出場した。
元々Hゴムモールドが太く大きな変更には感じないのだろう。
種別幕の違いから中期仕様として扱う。
プロトタイプは2001年3月から2002年7月頃に遡った。
その結果3150形3162F晩年仕様(3162F-5),3300形3316F後期仕様(3316F-3)と重なる。
在籍編成で現行色+英字無併記[普通]は使用編成が少なくスポット的存在だった。
一時的な可能性もあるがバリエーション追加に一役買っている。


3300形3316F-3,3298F (後期仕様,中期仕様)。

今後プロトタイプ変更は3294F現行色のリリースに懸かっている。
3298F+モハ3292-クハ3291を再現するためには英字併記[普通]幕が必要になる。
京成車の変則組成でも特筆される3298F+モハ3292-クハ3291は是非とも再現したい。
行先方向幕交換を見送ったのはこのためである。
それまでは英字無併記[普通]幕で固定する。
なお種別表示器を供出した3212Fのうちモハ3212は元モハ3264(部品取車)の種別表示器窓を取付けた。
使い回しの名残で旧幕の[特急]になっている。
一方モハ3209は何も手を加えなかった。
8両編成化の際は貫通扉開放を施し誤魔化そうと思っている。

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