試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3300形3344F 現行色 回着 ※暫定編成用種車

2015-08-23 21:43:26 | 京成線:3300形
誤算。

マイクロエースから発売された京成3300形3344Fが手元に届いた。
既に5種類の3300形がリリースされており、出来映えは従来通りだと読んでいた。


京成3300形3344F 現行色。

車体は既製品と特に変更は無いように見える。
そのため前照灯と後部標識灯の位置関係が実車と異なるのも引き継いでしまった。
ただ今更変更されても混乱を招くだけであり、修正されなくてよかったのかもしれない。
入手した編成は種別表示器セルが貫通扉より前に飛び出していた。
標準仕様化で撤去するため影響は無いものの、以前より面合わせ精度が下がった気がする。
行先表示器は3200形の基準幕セルから後退して再び透明セルに戻ってしまった。
この辺りが統一されない理由は何なのだろうか。

屋根上機器は誘導無線アンテナ,クーラーキセがライトグレーに変更され雰囲気が若干変わった。
それまでダークグレー一色だったことを考えると大きな進歩である。


3344F。


3320F 現行色 6両編成仕様(入線時)。

3320Fに比べて屋根上が軽くなったように感じる。
外観上で大きく変わった点はこの程度でそれ以外は従来製品をほぼ踏襲している。
相変わらずダミーカプラーは進歩が見られない。
この頼り無いダミーカプラーは基本的に京成3000系列第一弾の3200形3240Fから変化していない。
このダミーカプラーが採用され続ける限りは先頭部のTNカプラー化は必須になる。
そろそろ見直しを行っても良いと思うのだが。


モハ3343+モハ3334。

上野寄ユニットと成田寄ユニットで台車が異なるのがセールスポイントだろう。
未更新の3336F組成時からユニット間で台車形式が違う面白い編成だった。
3344F 4両編成化後も変則的な組合せが残ったのは発注時期が揃っていない3300形の特徴だと思う。
各々の台車は新規製作ではなく使い回しである。
FS-329Dは3320F,3324Fで、KS-131は3356Fで各々使用されていた。
現有資材を巧みに回転させてバリエーション展開を図った製品とも言える。


モハ3335+モハ3334。

3344Fのうち、モハ3334+モハ3333は3320F暫定8両編成仕様に組み込む。
よって台車形式の違いは引き継がれる。
先行して上野寄台車をKATOカプラー化し、イメージの確認をした。
これならモハ3343+モハ3334と変わらない雰囲気で特徴を引き継げたと思う。

さて、ここで問題になるのは新たに色分けされた屋根上機器だ。
このままではモハ3334+モハ3333のみクーラーキセ類の色が変わってしまう。
これは3344F暫定4両編成仕様にも言えることで計算外の小変更だった。
塗装は3212Fで絶不振を極めたため踏み出すのが少々怖い。
パーツ交換は流し込み接着剤が余計な負荷を掛ける原因になるかもしれない。

容易に3320F,3344Fの暫定編成を組成できると思っていたがそうはならなかった。
改番も含めてどの様に対処するべきか考えたい。

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