試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3300形3304F 現行色 回着 ※晩年仕様種車

2015-08-24 21:48:39 | 京成線:3300形
流用。

マイクロエース製京成3300形は3344Fと同時発売された3304Fも回着した。
空気バネ台車を履く1次車は3312F復活新赤電色,3316F新赤電色クロスシート試作車がリリースされている。
共に標準仕様ではなくマイクロエースらしい製品化だった。
現行色こそ先に発売されてもおかしくなかったのだが…。


京成3300形3304F 現行色。

最後まで残った3300形2本のうちの1本で、トップナンバーのモハ3301が目立つ。
たまたま検査都合で車籍が残ったのだろうが、落成順を考えると珍しいケースだと思う。
基本的構成は3344F同様で目新しい点はクーラーキセ類の生地色が変更された程度だ。
台車は3300形では初登場のFS-361を履く。
3304Fも既存部品でリリース可能な構成をしている。


モハ3304+モハ3303。

今回発売の2編成は各々台車が異なるだけの製品だ。
FS-361,FS-329D,KS-131の3種が使用されたが一番目立つのはFS-361である。
やはりミンデンドイツ式のシルエットは存在感かある。
欠点は台車旋回径が小さくなることで、曲線通過性能が他編成に比べて劣るのは残念だ。
現在のお座敷レイアウトには分岐器が存在しないためR280さえ通過できれば問題ない。
ここは修正して欲しかったが、整備時に確認が必要だろう。

そして気になった点が1つ。
3344Fに比べて連結面間隔が広いように見える。


モハ3304+モハ3303。


モハ3343+モハ3334。

アーノルトカプラーではいまいち把握しにくく、一部だけKATOカプラーに交換した。
京成3300形は全車Aタイプを使用しており条件は同じである。


モハ3320,モハ3304。


モハ3240,モハ3304。

KATOカプラー化するとその差が露わになった。
モハ3304はモハ3320に比べて連結器突き出しが長い。
もしかして、と思いFS-361を履くモハ3240を持ち出した。
するとほぼ同じ連結器突き出し幅だった。
3304FのFS-361一式は3200形からそっくり流用されたようだ。
同一形式で連結面間隔が異なるとは考えてもいなかった。
3300形1次車は3200形3300番台とも言える存在だったが、余計な部分まで同じにしたらしい。


モハ3304+モハ3303 (KATOカプラー化)。


モハ3240+モハ3239 (KATOカプラー化済)。


モハ3335+モハ3334 (KATOカプラー化済)。

KATOカプラー化した3304F,3240F,3320Fの連結面間隔を比較してみた。
やはり3304Fは3240Fの連結面間隔と揃った。
もう少し何とかしてくれなかったものか。
解消するにはTNカプラーSP化がベストである。
しかしFS-361の端梁が支障するためカプラーカバーを削る必要が生じる。
幸いにして単独運用とする予定で現時点でのTNカプラーSP化は考えていない。

ちょっとした落とし穴になった連結面間隔。
まだ原因を詳しく調べていないがカプラーアダプターで調整出来れば良いのだが…。

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