試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3300形モハ3313[3316F-1] 新赤電色 クロスシート試作車 ライトユニット撤去,貫通幌取付

2015-10-02 21:32:55 | 京成線:3300形
折衷。

マイクロエース製京成3300形モハ3304,モハ3333(3344F-4:特急成田山号仕様)で中間組込仕様化を施した。
発案の原点であるモハ3313新赤電色クロスシート試作車(3316F-1)も中間組込化を図ることにした。


京成3300形3316F 新赤電色 クロスシート試作車。
3316F-1:[3316]-[3315]-[3314]-[3313]。

現在3316Fは6両編成化(3316F-2)されている。
モハ3310+モハ3309(3312F-1:2C)を成田寄へ増結する4+2編成が基本編成化した。
そのため今後もモハ3313が先頭に立つ機会はまず無いと思う。


モハ3313+モハ3310 (3316F-2)。

4+2編成組成時はモハ3313の運転台側だけ貫通幌が設置されていない。
これが気になり中間組込化を検討していたが先送りした。
モハ3304,モハ3333での成功を受けモハ3313の中間組込仕様化に着手した。


入場するモハ3313。

モハ3313は6両編成化の際に行先表示類を[ ]へ変更した。
この組合せは中間組込ならではということで決定した経緯がある。
[]は組成時に見えるようにしておきたい。
よって今回は貫通扉の開放は行わない。
モハ3304,モハ3333に比べてより原形復帰し易い形態となる。
原形と貫通扉開放の中間となる折衷仕様と言えよう。
グリーンマックス製貫通幌とモハ3310(3312F-1)の貫通幌は天地,幅共に揃わない。
モハ3310の貫通幌の方が幅広くモハ3313の貫通扉はほほ隠される。
よって貫通扉開放の必要度が下がった。


入工中のモハ3313(3316F-1)。

工程はライトユニット撤去と貫通幌取付の2項目になった。
一部を簡略化するためモハ3304,モハ3333とは内容が異なる。
ライトユニットは不要であり撤去した。
これにより側面見附はすっきりしたものになる。
ライトレンズはライトプリズム流用として簡易化を図った。
ライトユニットからの取り外しは至って容易である。
製品部品をそのまま使用するため嵌合にも問題はない。
※モハ3344特急成田山号仕様とライトユニットを交換したため現行LOTを使用。


ライトプリズムを装着したモハ3313。

ライトプリズムのうち尾灯用は先端まで赤マッキーで塗り潰した。
実車のレンズは赤色で原則非点灯になることから試験的に色挿しを施した。
一方前照灯用プリズムは全く手を加えていない。


プリズム固着待のモハ3313。

前尾灯共にゴム系接着剤を用いて車体に取り付けた。
プリズムを嵌合させた後に団子状にした接着剤を前尾灯の間に押し込んでいる。
これで取り外しに労することはなく原形復帰を容易にした。
前照灯用プリズムに手を加えなかったのはこのためである。


細工中のグリーンマックス製貫通幌 (原形,モハ3313用)。

モハ3333への加工でグリーンマックス製貫通幌は水切りに支障することが判った。
幌の上部を一重だけ切除し水切りに当たらないことを確認する。
取付をゴム系接着剤による上下2点止めとしたのはモハ3304,モハ3333と同様である。
現時点ではしっかり固定されており塗布面積の変更は考えなかった。
乗務員室仕切を設けなかったのも踏襲している。




モハ3313 [B29 ]:貫通幌取付。

貫通幌が大きく印象を変えてくれた。
貫通扉開放を行わなくてもモハ3316とはイメージが全く異なる。
貫通幌による影が良いアクセントになってくれた。
ライトユニットを撤去したため乗務員室周りも軽い雰囲気に変わっている。




3316F-1 (モハ3313貫通幌取付)。

尾灯への色挿しはその効果が確認できた。
ややレンズが飛び出し気味になったがこれはライトプリズム紛失防止のためである。
車体裏から奥まで押し込んだことでライトベゼルよりも前方に出る。
その代わりに尾灯の色挿しが目立つ何とも微妙な結果になった。
ちなみにこの仕様で先頭に立つことはない。




モハ3313+モハ3310 (モハ3313貫通幌取付)。

モハ3310との貫通幌の天地差は予想よりより気にならなかった。
モハ3333+モハ3304には劣るが4+2編成のお陰でマッチングは悪くないと思う。
原形復帰を容易にするためモハ3313では加工度を下げた。
元に戻すのは3316F新赤電色クロスシート試作車の4両編成運用が確認できた時になる。
定説を基にするとその機会はやって来ない可能性が高い。

これで3316F新赤電色4+2両編成は外観が揃った。
一方3312F暫定8両編成ではモハ3311+モハ3316(3312F-1:2C+3316F-2)だけ片持式貫通幌になる。
3316F-2と3312F-2を両立させるには着脱式の貫通幌が必要である。
かなりいんちきな方式を思い付いたので試してみようと思う。

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