試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3300形モハ3316[3316F-1] 新赤電色 クロスシート試作車 簡易形着脱式貫通幌試作 ※使用停止

2015-10-03 21:47:41 | 京成線:3300形
小手先。

マイクロエース製京成3300形3316F新赤電色はモハ3313への貫通幌取付を終えた。
これにより4+2両編成では見附が揃った。
モハ3316は3316Fの先頭車と3312Fの中間組込車を兼ねる。


京成3300形3312F 新赤電色 暫定8両編成仕様。
3312F-2:[3312]-[3311]+[3316]-[3315]-[3314]-[3313]+[3310]-[3309]。

3312Fは2+4+2編成という3300形としては珍しい組成でモハ3316,モハ3313が中間に組み込まれる。
モハ3313は6両編成でも先頭に立たないため貫通幌を接着した。
しかし先頭に出るモハ3316には接着式を採用できない。


モハ3311+モハ3316。

モハ3313+モハ3310の連結部が整ったため余計にモハ3311+モハ3316が目立つ。
こうなる事を分かった上でモハ3313に貫通幌を取り付けた。
しかし実際に目の当たりにすると思ったより気になる。
3312F組成時のモハ3316にも貫通幌を取り付けたい。
そこで簡易形着脱式貫通幌の製作に取り掛かった。


入場するモハ3316。

簡易形の呼称通り車体には一切手を加えない。
体裁は悪くなるが3316F新赤電色6両編成仕様と両立させるため貫通幌だけを細工する。
貫通幌はグリーンマックス製を採用してモハ3313に揃えた。
そのため水切りに支障する部分を先に切除している。


鍵を握るウレタン。

車体への取付はウレタンを介す。
ゴムや粘着シートは塗装面への影響が心配だった。
一番影響しなさそうなウレタンが消去法で残った。
車両収納ウレタンは専らTROM製を使用している。
車両ケースに合わせて一部が切り取れるようになっているのが特徴である。
その切れ端も捨てずに保管していた。
何でも保管しておく癖はこういう時に役立つ。


ウレタンを接着した貫通幌。

ウレタンを切り出すのだが貫通路幅と貫通幌幅が異なるためテーパーを設ける。
よって垂直方向から見ると台形とした。
全高は渡り板上面に掛かる程度+αとしている。
切り出したウレタン側面の上部から4/5だけゴム系接着剤を塗布して貫通幌に固定した。
このままだと幌座に届かずウレタンを大雑把に薄くした。
現物合わせのため完全固着後に平刃でカットしている。
これで簡易形着脱式貫通幌が完成した。




着脱式貫通幌を取付けたモハ3316。

ウレタン側面の下部1/5だけ接着剤を塗らなかったのは取付時に渡り板を避けるためである。
貫通幌を幌座に合わせウレタン下部を押し戻す。
こうするとウレタンの反力が渡り板を押さえつけてくれる。
多少の揺さぶり程度では外れない。
これなら走行中に脱落する危険性も下がる。
なおウレタンをダークグレーとしたのは遠目で貫通扉開放のイメージにするためだった。
しかしこの狙いは見事に空振りに終わっている。


モハ3311+モハ3316。


モハ3333+モハ3304 (特急成田山号)。

M1車のモハ3311と連結するため思ったより粗が目立たなかった。
切妻と3平面折妻の違いに助けられたとも言える。
曲線区間でも簡易形着脱式貫通幌だとばれにくい。


モハ3311+モハ3316(簡易形着脱式貫通幌取付)。


モハ3313+モハ3310 (モハ3313接着式貫通幌取付)。

側面見附もモハ3313+モハ3310に対して見劣りすることはない。
ウレタンの反力が意外に強く傾斜せずに貫通幌を支持している。
テーパーを設けたことも貢献していると思う。


3316F (中間組込時)。

同じ貫通幌取付でもモハ3313とは印象が大幅に異なる。
やっつけ仕事が丸出しだがこのスタイルで先頭に出ることは無く気にしていない。
着脱式貫通幌のウレタン下部が歪んでいるのが渡り板を押し付けている証である。
現状は上手く行ったが劣化状態を見守る必要があるだろう。
車両ケース収納時には貫通幌を外している。
ウレタンがこの形状を憶えてしまうと意味がない。
幸いTROM製車両ウレタンには小パーツを保管できるスリットが予め設けられている。
ここへ収納し3312F暫定8両編成組成時にモハ3316へ貫通幌を取り付けるようにした。


モハ3304,モハ3316,モハ3313。

これで3種類の貫通幌付M2車が出場した。
一番気合いの入ったモハ3304は別格で今後この方式を採用する可能性は低い。
余程思い入れのある4+4編成を組まない限り貫通扉開放は行わないと思う。

発売予定の3600形3668Fは当初から貫通幌が取り付けられるらしい。
恐らく3668Fはモハ3313に近いスタイルになると思われる。
種別表示器埋込を再現するようでわざわざ貫通扉開放とする可能性は低いと思う。
特徴を残しつつ中間組込とするには開放しない方が良いだろう。

簡易形着脱式貫通幌は今のところモハ3316に限られる。
該当する編成が無いことと6+2編成の3300形を増備する計画が無い事に拠る。
しかし完成品では空白域の3500形更新車がリリースされれば話が変わってくる。
近年は2+4+2編成を組むことが多い3500形更新車はM2車の貫通幌が必要となる。
仮にリリースされるとすれば着脱式貫通幌採用も有り得るだろう。
その頃にはもう少し体裁の良い着脱式貫通幌にできると良いのだが。
※4+2編成増加のため使用停止。

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