試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3500形3556F 3次車 朱帯色 回着 (モハ3555,モハ3554 固定式パンタグラフ撤去)

2017-07-02 21:47:10 | 京成線:3500形
3次車。

TOMYTEC製京成3500形3556F朱帯色が回着した。
3500形未更新車は3592F現行色に続く製品化である。
今回は3592F(6次車)に対し運転席側前面窓のRが小さい3次車がリリースされた。


京成3500形3556F 3次車 朱帯色。
3556F:3556-3555-3554-3553。

基本的造形は3592Fを踏襲している。
行先表示類は[■ ■ ■ 通勤特急 西馬込]で本線系統で纏められた。
運行番号表示器は窓セル表面印刷でユーザーによる任意選択式ステッカーも変わらない。
理想は内側印刷で[■ ■ ■]ではなく透過式[□ □ □]への変更だった。
そうすればM2車の運行番号貼付が捗っただけに惜しまれる。
凝った方式ではあるものの表貼りでは凹凸が目立つためもう一工夫してほしい。


3592F 6次車 現行色 晩年仕様。
3592F:3592-3591-3590-3589。

また[通勤特急 西馬込]も4両編成のリリースでは厳しい設定である。
予備用捲式行先表示板撤去後がプロトタイプで自ずと行先表示類は絞れたはずである。
ディスプレイモデルとは言え少々遊び心が出過ぎたように思う。
3556Fは千葉線系統に投入するため種別板を[]へ変更する。
ステッカー貼付により種別板挿しのモールドが相殺されてしまい自分には苦しい製品化となってしまった。


モハ3554 朱帯色。

TOMYTEC製3500形は全車分解を行う。
そのため第一次整備は軽度なものとなった。
下廻り変更に加えTNカプラーSP化も第二次整備へ組み込む。
工程はM1車のパンタグラフ撤去だけで終える予定でいた。
モハ3555,モハ3554は検品と整備を並行している。
塗装は一部に斑があるもののTOMYTEC製品では合格に入る。
ただモハ3592現行色後期仕様(3592F-1)の青帯劣化が激しく安心は出来ない。


屋根板に接していないクーラーキセ(モハ3554)。

クーラーキセは全車で嵌合不足が生じていた。
これは3592Fでも見られた症状で想定内である。
第二次整備時に修正し溶着し修正を行う。
初登場のサックスブルーを纏ったFS-389,FS-089非動力台車は程良い発色だと思う。
アーノルトカプラーは黒色部品が採用され実車に倣っている。
しかしTOMYTEC製品は全車TNカプラーSP化しているためこの恩恵には授かれない。


パンタグラフを撤去したモハ3554。

標準搭載されているパンタグラフは固定式だった。
どの様な基準で折畳式が用いられるのか判らない。
何れにせよグリーンマックス製PT-43S形パンタグラフへ交換される。
そのためコストが下がる固定式の方が有り難いと言えよう。
肝心のグリーンマックス製PT-43S形パンタグラフはまだ未入手で第二次整備には間に合わせたい。




モハ3554(パンタグラフ撤去)。

グリーンマックス製PT-43S形パンタグラフはゴム系接着剤で屋根板に固定する。
現時点ではランボードを含めた屋根上機器溶着時に同時施工する予定を組んでいる。
これは3592F現行色晩年仕様(3592F-2)で二度手間になった反省を活かした。
その代わりパンタグラフが撤去されたモハ3555,モハ3554は廃車然となってしまった。




モハ3555朱帯色(パンタグラフ撤去)。

その他気になった箇所は側面窓枠に残る印刷滓である。
3592F-1の回着整備から窓枠清掃を工程に採り入れた。
3556Fでも同様の措置が必要だろう。
M1車は整備を簡略化する事も考えていた。
側面行先表示器基準幕化も青マッキーで塗り潰すだけにするつもりだった。
しかし側面窓セルの撤去が必須になったため従来方式を踏襲する。


モハ3556朱帯色。

今回M2車には全く手を着けなかった。
運行番号表示器印刷消去等M1車より整備に時間を要する。
そのため誘導無線アンテナ搭載さえ見送っている。
3500形M2車は送受信用が並ぶため運転台側屋根上に大きなスペースが生じてしまった。


モハ3553朱帯色。

このままだと何処か物足りなく映った。
やはり京成形式のアイコンである誘導無線アンテナは重要だと思わされた。
グリーンマックス製PT-43S形パンタグラフ入手までにはまだ時間を要する。
予定を変更しM1車入場待ちの間に二度手間にならない範囲でモハ3556,モハ3553の第一次整備を進める。

この記事についてブログを書く
« 京成3300形モハ3315[3316F-3]... | TOP | 京成3500形モハ3556[3556F] 3... »