折損防止。
KATO製国鉄101系トタ5F(Tc14)は現在まで続く101系製品化の先陣を切った。
現行LOT品との違いは金型やライト基板以外にも存在する。
プリズムケースに前照灯用プリズム用ガイドが無いこともその一つだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/a7/b877ba01ec9b34e3a7dad81c903ffa2f.jpg)
国鉄101系トタ5F (1978/X)。
[トタ5F]:Tc14-M4-M'c4+Mc38-M'146-T38-T209-T'38-M46-M'c39。
※イメージ編成(1978/3)。
前照灯用プリズムガイドが無いため組立時の角度次第では乗務員室天井部と干渉してしまう。
津田沼区仕様以降は改善されておりトタ5Fだけの弱点になっている。
そこで元クモハ100-108(廃車:元ツヌ118F),クモハ101-194(ツヌ110F)用部品を転用しガイド付プリズムケースへ更新を図る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/c5/17438a1d06b7a96145bf7d5aca1cad34.jpg)
クモハ100-39(トタ5F)。
分解したところ前照灯用プリズムへの色挿しが元クモハ100-108,クモハ101-194(ツヌ110F)と違う事に気付いた。
このままプリズムケースを交換すると前照灯色温度が変わる可能性がある。
よって運転台側用プリズムケース部品だけを交換しその他は原形を維持することにした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/f1/47e00afe98c050f18449b42fedb2a1d2.jpg)
入工中のクモハ100-39。
プリズムケースは2pcs構造である。
簡単に分解できるため頭を悩ますことはない。
一つだけ手間なのはクイックヘッドマーク用マグネットの取り外しである。
マグネットの左右からこじるようにドライバーを差し込むと徐々に前進してくる。
約1/3ほど引き出した時点でクランパーに持ち替え引き抜いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/d5/dfdc0d66c788a0ccff1fddb9c2e5e483.jpg)
新旧プリズムケース (前照灯用プリズムガイド付,前照灯用プリズムガイド無)。
取り外した運転台側用プリズムケース部品へクイックヘッドマーク用マグネットを差し込み組み立てた。
嵌合度合いは変わっておらず特に問題ないと思われる。
トタ5Fは運行番号が[03T]表示でありヘッドマークを装着する機会は少ないと思う。
しかし製品仕様に近付けるため一応マグネットを移設した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/73/6dd6c1a4545fee97c1b881d5abfa3f5b.jpg)
組み替えたプリズムケース。
ひとまずクモハ100-39(トタ5F)用プリズムケースの組み替えを終えた。
プリズムガイド以外に変更点は無いように見える。
念のため点灯試験を行った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/db/b96f19038850f0c061f3917153068350.jpg)
クモハ100-39 点灯試験[03T 高尾]:ガイド付プリズムケース更新施工。
クイックヘッドマーク機構が機能するか[特別快速]ヘッドマークを取り付けた。
点灯状態,クイックヘッドマーク共にプリズムケース交換前と何も変わらなかった。
運転台側用プリズムケース部品を振り替えただけであり変わらなくても当然ではある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/02/910d2e33f91a15fcabbcfb72b47eb65e.jpg)
クハ101-14(トタ5F)。
クモハ100-39ではプリズムケース組み替えの影響は出なかった。
続けてクハ101-14(トタ5F)もプリズムケース更新のため入場させた。
交換部品及び方法はクモハ100-39と全く同じである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/4c/8a0e59800313bd9d8b63626320bd8412.jpg)
プリズムケースを交換したクハ101-14。
プリズムケース更新の効果は意外に高い。
KATO製101系運転台付車両は車体梁とプリズムケースの位置関係が非常に窮屈な構造をしている。
ちょうど天井梁が前照灯用プリズムと干渉し易い位置に来る。
そのため何も考えずに組み立て気付かないうちに前照灯用プリズムを変形させる事例があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/60/2c00e29f7d3af9b8da2d83fd75a8ca6f.jpg)
ガイド無プリズムケースに格下げされたクモハ101-194(ツヌ110F)。
従来は用心のため屋根板を取り外し先に車体と床板を組み合わせていた。
そして前照灯用プリズムの位置を確認し屋根板を取り付ける二段階方式が標準化していた。
この手間がガイド付プリズムケースへの更新で一掃されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/e3/138165420e247281d8e87840b5848321.jpg)
クハ101-14 点灯試験[03T 高尾]:ガイド付プリズムケース更新施工。
クイックヘッドマーク確認及び点灯試験を終えトタ5Fが再出場した。
なお中間組込車のクモハ101-38,クモハ100-4(トタ5F-1:Mc38)はプリズムケース更新対象外としている。
これは金型の問題もあり今後も組成変更が無いと判断したためである。
仮に必要になった場合は津田沼~習志野区仕様用運転台付中間組込車と交換すれば良いだろう。
バリエーション用のクモハ101-1006(トタ5F-2)はクモハ101-17(旧ムコ3F:Mc78)が種車であり更新は無用だった。
余り手を掛けてこなかったトタ5Fだが気になっていた弱点を部品交換で解消できた。
今後分解する機会があるか微妙なところではある。
KATO製国鉄101系トタ5F(Tc14)は現在まで続く101系製品化の先陣を切った。
現行LOT品との違いは金型やライト基板以外にも存在する。
プリズムケースに前照灯用プリズム用ガイドが無いこともその一つだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/a7/b877ba01ec9b34e3a7dad81c903ffa2f.jpg)
国鉄101系トタ5F (1978/X)。
[トタ5F]:Tc14-M4-M'c4+Mc38-M'146-T38-T209-T'38-M46-M'c39。
※イメージ編成(1978/3)。
前照灯用プリズムガイドが無いため組立時の角度次第では乗務員室天井部と干渉してしまう。
津田沼区仕様以降は改善されておりトタ5Fだけの弱点になっている。
そこで元クモハ100-108(廃車:元ツヌ118F),クモハ101-194(ツヌ110F)用部品を転用しガイド付プリズムケースへ更新を図る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/c5/17438a1d06b7a96145bf7d5aca1cad34.jpg)
クモハ100-39(トタ5F)。
分解したところ前照灯用プリズムへの色挿しが元クモハ100-108,クモハ101-194(ツヌ110F)と違う事に気付いた。
このままプリズムケースを交換すると前照灯色温度が変わる可能性がある。
よって運転台側用プリズムケース部品だけを交換しその他は原形を維持することにした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/f1/47e00afe98c050f18449b42fedb2a1d2.jpg)
入工中のクモハ100-39。
プリズムケースは2pcs構造である。
簡単に分解できるため頭を悩ますことはない。
一つだけ手間なのはクイックヘッドマーク用マグネットの取り外しである。
マグネットの左右からこじるようにドライバーを差し込むと徐々に前進してくる。
約1/3ほど引き出した時点でクランパーに持ち替え引き抜いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/d5/dfdc0d66c788a0ccff1fddb9c2e5e483.jpg)
新旧プリズムケース (前照灯用プリズムガイド付,前照灯用プリズムガイド無)。
取り外した運転台側用プリズムケース部品へクイックヘッドマーク用マグネットを差し込み組み立てた。
嵌合度合いは変わっておらず特に問題ないと思われる。
トタ5Fは運行番号が[03T]表示でありヘッドマークを装着する機会は少ないと思う。
しかし製品仕様に近付けるため一応マグネットを移設した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/73/6dd6c1a4545fee97c1b881d5abfa3f5b.jpg)
組み替えたプリズムケース。
ひとまずクモハ100-39(トタ5F)用プリズムケースの組み替えを終えた。
プリズムガイド以外に変更点は無いように見える。
念のため点灯試験を行った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/db/b96f19038850f0c061f3917153068350.jpg)
クモハ100-39 点灯試験[03T 高尾]:ガイド付プリズムケース更新施工。
クイックヘッドマーク機構が機能するか[特別快速]ヘッドマークを取り付けた。
点灯状態,クイックヘッドマーク共にプリズムケース交換前と何も変わらなかった。
運転台側用プリズムケース部品を振り替えただけであり変わらなくても当然ではある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/02/910d2e33f91a15fcabbcfb72b47eb65e.jpg)
クハ101-14(トタ5F)。
クモハ100-39ではプリズムケース組み替えの影響は出なかった。
続けてクハ101-14(トタ5F)もプリズムケース更新のため入場させた。
交換部品及び方法はクモハ100-39と全く同じである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/4c/8a0e59800313bd9d8b63626320bd8412.jpg)
プリズムケースを交換したクハ101-14。
プリズムケース更新の効果は意外に高い。
KATO製101系運転台付車両は車体梁とプリズムケースの位置関係が非常に窮屈な構造をしている。
ちょうど天井梁が前照灯用プリズムと干渉し易い位置に来る。
そのため何も考えずに組み立て気付かないうちに前照灯用プリズムを変形させる事例があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/60/2c00e29f7d3af9b8da2d83fd75a8ca6f.jpg)
ガイド無プリズムケースに格下げされたクモハ101-194(ツヌ110F)。
従来は用心のため屋根板を取り外し先に車体と床板を組み合わせていた。
そして前照灯用プリズムの位置を確認し屋根板を取り付ける二段階方式が標準化していた。
この手間がガイド付プリズムケースへの更新で一掃されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/e3/138165420e247281d8e87840b5848321.jpg)
クハ101-14 点灯試験[03T 高尾]:ガイド付プリズムケース更新施工。
クイックヘッドマーク確認及び点灯試験を終えトタ5Fが再出場した。
なお中間組込車のクモハ101-38,クモハ100-4(トタ5F-1:Mc38)はプリズムケース更新対象外としている。
これは金型の問題もあり今後も組成変更が無いと判断したためである。
仮に必要になった場合は津田沼~習志野区仕様用運転台付中間組込車と交換すれば良いだろう。
バリエーション用のクモハ101-1006(トタ5F-2)はクモハ101-17(旧ムコ3F:Mc78)が種車であり更新は無用だった。
余り手を掛けてこなかったトタ5Fだが気になっていた弱点を部品交換で解消できた。
今後分解する機会があるか微妙なところではある。