試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3500形3504F 1次車 朱帯色 後期仕様 優先席マーク転写:ジオマトリックス製インレタ

2017-01-17 21:04:38 | 京成線:3500形
失念。

マイクロエース製京成3500形3504F朱帯色後期仕様は製品から約20年プロトタイプを後ろへずらした。
大なり小なり齟齬を抱えているものの概ね満足している。
現時点では導入前の不安が嘘だったかのように思える。


京成3500形3504F 1次車 朱帯色 後期仕様。
3504F:3504-3503-3502-3501。

後期仕様化に当たり1つ忘れていたものがあった。
それは優先席マークである。
優先席は1973年9月から国鉄でシルバーシートが導入されたのを契機に大手私鉄へも名称を変え広がった。
3504F登場時仕様は1972年12月がプロトタイプでまだ優先席自体が存在していなかった。
その登場時から後期仕様へプロトタイプ変更した。
主に前面の印象変更へ注力し側面は行先表示器基準幕化だけで終えてしまった。
ここで後期仕様には不可欠な優先席マークを転写する。


入工中のモハ3504。

既に優先席マークインレタは手元にあった。
本来はTOMYTEC製3500形3592F向けに仕入れた。
ところが転写をすっかり忘れていた。
3592Fは後期仕様(3592F-1),晩年仕様(3592F-2)が在籍する。
共に優先席マークが未転写ながら現行色でまだ誤魔化しが利く。
朱帯色はシンプルな一方でアクセントが不足する傾向があった。
そのため3592F-1,3592F-2への優先席マーク転写は後に廻し3504Fを優先させる。


転写した優先席マーク(モハ3504):ジオマトリックス製インレタ。

優先席マークは京成線用ジオマトリックス製インレタを採用した。
小さ目の四方形インレタで転写には不安があった。
元々不得手なインレタ転写だがこの大きさだと角が欠ける事が多い。
3592F-2なら転写ボーダーを下げられた。
しかし3504Fでは下げられず都合4両8箇所で3枚を無駄にしている。
なお転写位置は実車画像を参考にした。


優先席マーク転写を終えた3504F。

優先席マークは何故か全車妻面に寄ってしまった。
これは技量不足に拠るもので仕方が無い。
3592F-1,3592F-2用も残す必要があり再転写は行わなかった。
また幕板コルゲート板下部にも接していない。
これは優先席マークインレタ上部の角を残す目的で意図的に位置を下げたためである。
コルゲート板とインレタの隙間も各車ばらばらになっている。
それでも転写そのものは上手く行き綺麗に角を保てた。
各車で位置が若干異なる優先席マークだが後期仕様らしい雰囲気は向上したと思う。
そのばらつきも優先席が点対称配置のため連続する連結部が無く目立ちにくい。
ここは京成車の配置設定が味方をしてくれた。
優先席マーク,銘板共に青地で揃い独特の雰囲気を放つ。
これは1次車ならではの特徴と言えよう。




モハ3504+モハ3503 (優先席マーク転写)。




モハ3502+モハ3501 (優先席マーク転写)。

優先席マーク転写を終え3504Fが再出場した。
まだ何か忘れていないかが気になる。
余り細密化すると自分を苦しめるだけでドアステッカー等に手を着ける予定は無い。
再び3504Fが入場する時はメンテナンスやアップデートになると願いたい。

なお優先席マークインレタは2編成分が残った。
計算上では3592F-1,3592F-2とも賄える。
しかし3枚転写し直し余裕が少なくなった。
余り失敗出来ないため3592F-1を優先的に入場させたい。

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