試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3700形3726[3728F] 1次車 後期仕様 動力ユニット更新(FS-547非動力台車枠転用),TNカプラーSP化

2016-09-21 21:10:00 | 京成線:3700形
第二弾。

グリーンマックス製京成3400形,3700形リニューアル再生産品の回着が近付いている。
現在KATOカプラーで残る3700形は3728F後期仕様(1次車:3728F),3758F中期仕様(3次車:3758F)の2編成まで減少していた。
再生産品回着前に3728FのTNカプラーSP化を図る。


京成3700形3728F 1次車 後期仕様。
3728F:3728-3727-3726-3725-3724-3723-3722-3721。
※フルカラーLED表示器編成。

当初3728Fは2個モーター搭載動力ユニットのままTNカプラーSP化を考えていた。
ところが運良くジャンク車両からFS-547非動力台車を確保出来た。
そのため動力ユニット更新も並行することにした。
FS-547非動力台車を動力台車用台車枠へ加工しコアレスモーター搭載動力ユニットに改める。


3726後期仕様(3728F:動力車)。

FS-547非動力台車は前オーナーさんによりねずみ色1号で塗装されていた。
ウェザリングか台車色変更か判断し難い状態で一部はサックスブルーが顔を覗かせていた。
改めてGMカラーのダークグレーを吹き付けサックスブルーを一掃している。
やや成形色とは異なるが期待を寄せる正規台車枠リリースまでの暫定使用であり気にしない。


入工中の3726(FS-547非動力台車枠塗装済)。

既にコアレスモーター搭載動力ユニットのTNカプラーSP化を行っており3706登場時仕様(1次車:3708F)へ転用した。
そのため躊躇せずに加工へ入れている。
カプラーポケット切断等全て試行時を踏襲した。
動力台車ロアカバー嵌合爪の上部1mmを存置した点も特に変更は考えなかった。
とにかくTNカプラーSPに接触しなければ問題ない。
強度を考えると嵌合爪ぎりぎりで切断するのは危険だと思う。


カプラーポケットを撤去したロアカバー(上野寄)。

ダークグレーに再塗装したFS-547非動力台車だが生地との相性により塗装が剥がれやすい。
この点に気を配りながら側梁をニッパーで根本から切り出した。
3706では側梁厚を僅かに薄くしたが3726では見送る。
塗装剥離都合の他に台車枠を接着すると若干反ってしまうため敢えて手を加えなかった。


完成したFS-547(047)動力台車(上野寄)。

台車枠取付はゴム系接着剤に頼っている。
塗布箇所は台車枠取付孔台座の上半分としゴム系接着剤がはみ出さない様にした。
非動力台車はビス締結式で3706とは仕様が異なった。
しかし集電板との位置関係は変わらず車軸を基準に取り付けている。


TNカプラーSP化された動力ユニットとFS-547(047)動力台車(上野寄)。

3706とは違い台車枠塗装という手間が加わったが思いの外速く仕上がった。
2個モーター搭載動力ユニットをTNカプラーSPに対応させるよりも圧倒的に楽である。
やはり動力台車,TNカプラーSPへの加工は答こそ返ってくるが時間が掛かりすぎる。
その点コアレスモーター搭載動力ユニットはカプラーポケット切断だけでTNカプラーSPに対応可能なのが利点である。
3756(3758F)も動力ユニット更新が行えればTNカプラーSP化の壁が低くなるため引き続きジャンク車両を探りたい。


床下機器部品移設前の3726。

残す工程は床下機器部品移設である。
3706では思わぬ罠に嵌まったため取付方法を変更した。
車体との位置合わせと角度調整を不要にする狙いで車体と動力ユニットを仮合せした。
その上で床下機器部品取付台座上部を均しゴム系接着剤で固定する。
仮設置してから移動させるより想定の位置に近い場所へ貼り付けた後に微調整した方が楽だった。


床下機器部品を取付けた3726用コアレスモーター搭載動力ユニット。

床下機器部品が安定し始めた所で動力ユニットを外し一部に流し込み接着剤を投入した。
動力ユニット単体で見ると床下機器は台枠より少しはみ出す程度が良いらしい。
結果台枠外側を目安とした3706はやや引き込み気味になる。
但し大きな差では無いため3706の再入場は考えていない。


3816,3726,元3726用2個モーター搭載動力ユニット。
※3726:車体方向誤嵌合。

3816中期仕様(5次車:3818F)は2個モーター搭載動力ユニットのままTNカプラーSP化されており原形に近い。
床下機器位置は3816に対し誤差の範囲内にあると思う。
むしろダークグレーで塗装したFS-547(047)台車枠の方が目立つ。
なお捻出された2個モーター搭載動力ユニットは元3706用と同じく保管品へ廻す。
モーター同士の協調が芳しくない車両にはこのまま転用しても良いだろう。




3726(動力ユニット更新,TNカプラーSP化)。

機器更新を終え3726が竣工した。
非動力車のTNカプラーSP化は速攻で終えられるが3728Fのプロトタイプそのものが自由度を低めている。
これを改めせっかくの動力ユニット更新を最大限に活かしたい。

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