試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

クハ101-75[ツヌ102F] (旧クハ101-48[元ツヌ103F] 改番,LP411前照灯交換施工) ※'旧製品

2016-08-18 21:13:55 | 国鉄/JR101系
偶然。

組成に取り掛かったKATO製国鉄101系ツヌ102F(Tc75:旧製品)では2両目となる旧クハ101-48(元ツヌ103F:Tc48)を入場させた。
クハ101-75(ツヌ102F←旧クハ101-48:旧製品),クハ100-59(ツヌ102F:旧製品)さえ仕上げられれば10両編成化への目途が立つ。
ツヌ102F用組成準備車にはモハ101-229以下8両(元ツヌ124F:旧製品)も待機させているが先頭車両を優先している。


国鉄101系旧クハ101-48(元ツヌ103F)。
※旧製品。

旧クハ101-48での基本的な工程は旧クハ100-47(元ツヌ103F:旧製品→クハ100-59)に準ずる。
但し奇数向先頭車両ではホース付ジャンパ栓納め固定が標準化されており取り扱いに注意が必要となった。
傾斜防止が主眼に置かれたため流し込み接着剤で溶着した関係上取付口変形を招きかねない撤去は行いたくなかった。
なおジャンパホースは柔軟性があり曲がっても元に戻せるが綺麗な形まで整えるには時間を要する。
この作業は地味に時間浪費へと繋がるため車体を接地させる場合は必ず側面が底に向くよう気を付けた。


入工中の旧クハ101-48。

LP411前照灯への交換に際し旧クハ100-47で試行したLP411前照灯用ライトレンズ欠き取り部拡幅を採り入れる。
旧クハ100-47では余りに大雑把過ぎ木工用ボンド併用固定が避けられなくなったため現物合わせへと切り替えた。
天地を気にしなくても構わないLP402前照灯とは異なりライトリムと前面窓枠との平行がずれると締まりがなく見えてしまう。
嵌合猶予を縮小すべくLP411前照灯用ライトレンズ欠き取り部拡幅代を少しずつ押し広げる作戦とした。
ところが予想に反し旧クハ101-48では爪楊枝を手にする間もなくあっさりと組み込めてしまった。
クハ100-50(ツヌ106F:Mc160)でもそうだったが容易には嵌らない前提で交換に取り掛かっており拍子抜けしている。


加工不要だったLP411前照灯用ライトレンズ切り欠き部。

空振りした意気込みだったがLP411前照灯への交換が順調に進み予定よりも早く改番に移行できた。
旧クハ101-48も車両番号標記印刷消去痕の状態が良く節約式改番にて[クハ101-48]を[クハ101-75]へと変更する。
なお旧クハ100-47と同様不得手とする[クハ101-48]標記がそれなりに安定しており多少勿体ない気がした。
初期改番車で現在と何も変わっていないはずだが意識過剰になっているのは間違いないと思われる。
複雑な心境の中ゴム系接着剤巻取用爪楊枝にて[クハ101-48]へと持ち込み車両番号標記インレタ転写に着手した。


[クハ101-48]:1-3位側。

寄りによって新車両番号が[クハ101-48]から[クハ101-75]へ変わるとは思いもしなかった。
[4]標記と並び[7]標記インレタもやたらと転写失敗が多く何とか克服したいところである。
少なくとも妙な配置だけは避けるべく斜めにならないよう慎重かつ思い切って改番へと取り掛かった。
クハ100-59に続き73系用古インレタを用い[クハ101-]+[7]+[5]での組み合わせとした。
元ツヌ124F(Tc74:弁天橋区仕様+旧製品)出自車も含めフォント太さが近い73系用高経年台紙は節約式改番に適している。
今後もモハ101-229以下8両の改番が控えているためむしろツヌ102Fには都合が良かった。


[クハ101-[7][5]]:2-4位側。

クハ101-75(ツヌ102F)への改番だが結果は意外にも纏まった[クハ101-75]標記に達した。
1-3位側,2-4位側とも[クハ101-75]との間が随分狭まり[7]標記インレタ転写にしては合格に入れても良いと思える。
その一方[クハ101-75]ではインレタ劣化による転写崩壊が多発し[5]標記インレタは一気に減少してしまった。
ばらばらと化すのはもちろん[クハ101-76]に変形する等思わぬ落とし穴に嵌っている。
なお73系用古インレタは所要標記が尽きるまで使用する方向であり得手不得手関係なく手を焼くと思われる。




クハ101-75 [27C 飯田橋]:LP411前照灯交換施工。
※旧製品。

クハ100-59と同じくクハ101-75もLP411前照灯へ交換され前面見附は向上したように見える。
この弁天橋区仕様用LP411前照灯は車体との相性が良く平行合わせも不要だった。
もっと早く構造を理解していれば前照灯用取付口全周拡幅車を増やさずに済んだはずだが今更手遅れである。
以後ツヌ118F(旧製品)が増備される可能性は低く最後で解明するお約束の図式に嵌まっている。
ちなみに再生産品車両では修正が図られた模様で今のところ交換に苦戦した事例は存在しない。


クハ101-75 点灯試験[27C 飯田橋]:前照灯。
※旧製品。


クハ101-75 点灯試験[27C 飯田橋]:尾灯。
※旧製品。


クハ100-59 点灯比較[27C 飯田橋]:前照灯。
※旧製品。

組み上がったクハ101-75(ツヌ102F)だが点灯試験では前照灯点灯照度がやや低く感じられた。
しかし尾灯では気ならずクハ100-59の記録と対比したところ大きな違いは伺えなかった。
もしかすると旧製品車両と再生産品車両の交互入場が判断基準を狂わせているのかもしれない。
但し七代目ツヌ118F出自車同士の比較では1stLOTライト基板が劣化している事実を否定する説得力に欠ける。
取り敢えず現在でも1stLOTライト基板が装着されている先頭車両は全て注意を払う対象とする。




クハ101-75(ツヌ102F:旧クハ101-48 改番)。
※旧製品。

無難に改番を終え千葉方先頭車両へ起用されるクハ101-75(ツヌ102F:旧製品)が竣工した。
残るツヌ102F用組成準備車はモハ101-229以下8両(元ツヌ124F)への細工,改番を施すだけとなった。
別途細工が必要な車両はクモハ101-147,サハ101-92(旧製品)の2両で何れも過去に行ってきた加工ばかりである。
◆クモハ101-147(元ツヌ124F)→クモハ101-138(ツヌ102F):LP411前照灯車改装。
◆サハ101-92(元ツヌ124F)→サハ101-249(ツヌ102F):サハ101形200番代編入。
しかもクモハ101-138(ツヌ102F)は中間組込車でありLP411前照灯の平行合わせに神経を尖らせる必要も無い。
むしろ73系用高経年台紙による車両番号インレタ転写が難題となるかもしれない。


クハ101-75(ツヌ122F:101系800番代LOT側面窓セル装着車)。
※旧製品。

ところでツヌ118F構成車でもあるクハ101-75だがその大半が改番され1両を残すのみとなっていた。
今や貴重な未改番車であるクハ101-75(旧製品)はツヌ122F(Mc155:塗装変更車+旧製品)に組み込まれている。
101系800番代LOT側面窓セル装着車へ変更済ながらツヌ122Fは車両番号が判明しておらず未だ改番には至っていない。
仮にクハ101-75(ツヌ102F)用種車がクハ101-75(旧製品)だったとしても他車と揃えるため印刷消去を選択したと思う。
ただ旧ツヌ103F(旧製品),元ツヌ124Fの再編を機に旧クハ101-47がクハ101-75へ復帰するとは予想していなかった。
対照的な経過を辿るクハ101-75(ツヌ102F),クハ101-75(ツヌ122F)だが当面は共存が続くと思われる。
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