試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3300形3312F 1次車 新赤電色 (3316F 新赤電色クロスシート試作車:二代目 改番,改装)

2015-06-17 22:22:32 | 京成線出場
限定用途。

マイクロエース製京成3300形3316F新赤電色クロスシート試作車(3316F)を改装,改番した3312F新赤電色(1次車:3312F-1)が出場した。
印刷消去痕や簡易改番により外観が整っていない部分がある。
しかしロングシート及びロングシート擬化によりそれらしく仕上げられたと思う。


京成3300形3312F 新赤電色。
3312F-1:[3312]-[3311]-[3310]-[3309]。
※自走不能。
3316F 改番,改装。

プロトタイプは1989年/11月~1995年2月に該当する。
外観変更が乏しかった時期であり結果的に更新修繕出場から全般検査で現行塗装化される間を押さえている。
行先表示類は[ 5 特急 成田空港]とした。
[成田空港]表示は英字無併記行先方向幕でも特徴のある表示だった。
当時の京成線で[空港]と言えば成田空港だった。
[成田]幕との差を強く現すためか独特のフォントサイズが印象に残っている。
3300形2次車の更新修繕から改められたはずで同一形式ながら1次車ならではの特徴である。


3312F-3,3312F-1 (復活新赤電色,新赤電色)。

3312Fは京成100周年記念事業の一環で2009年9月から復活新赤電色編成として運行された。
マイクロエース製品では復活新赤電色(3312F-3)がリリースされており1989年と2009年の3312Fを並べることができる。
20年の開きがあるはずだが実車の変更点が少なかったためその差は余り感じられない。
なお白地[特急]種別幕はマイクロエース製3200形用を使用したせいで旧種別幕には見えない。
富士川車輌工業製英字併記[普通]種別幕を採用した3312F-3の方が旧種別幕の様でこれは改めなければなるまい。


モハ3311+モハ3310 (非動力車+非動力車)。

3312F-1は4両編成での出場だがモハ3310を非動力車化しており自走できない。
1985年10月を以て4両編成の定期特急運用は消滅しておりプロトタイプにも合致しない。
この様な編成を出場させたのはモハ3311+モハ3310がTNカプラーSP化されている点に集約される。
増備名目は3316F新赤電色クロスシート試作車(1次車:3316F-1)を4+2両編成にするためだった。
本来は2両だけ増備したかったのだがセットバラし品が入手出来なかった。
苦肉の策で3316F新赤電色クロスシート試作車(二代目)を導入したため4両編成となった。
そのため白地[特急]種別幕でも何ら不都合はない。


妻面に残る旧車両番号。

加工に於いて手を抜いたのは妻面の車両番号標記である。
ここは然程目立たないため手を加えなかった。
車両番号標記インレタも寸法が異なり転写には向いていない。
消去するなら残した方が良いと考え種車の名残が表れる部分になっている。


3312F-1サイドビュー(モハ3309:新赤電色)。


3312F-3サイドビュー(モハ3309:復活新赤電色)。

下廻りではKS-121台車とカプラーの成形色が異なる点が3312F-3との主な差である。
全車の[クロスシート試作車]ステッカー印刷はラプロス式にて消去した。
多少の擦過痕が残るものの3312F-1への改装は無難に終えられたと思う。
増結用ながら力を注いだ作業になったが改番は簡易式に留められその出自が伺える。
なお本領発揮は3316F-1の4+2編成対応化の完了を待ってからになる。
同時に3312F-2(2+4+2編成)も組成可能となり編成単位での投入が当たったと言えよう。
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