試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3300形モハ3314[3316F] 標準色 中期仕様 (モハ3302[3304F] 改番,動力ユニット整備)

2015-11-06 21:33:14 | 京成線:3300形
マイクロエース製京成3300形1次車3304F標準色後期仕様(3304F-3)の第二次整備を開始します。
1次車3312F復活新赤電色(3312F-2)との相互交換によりKS-121A台車編成へと改装しました。
プロトタイプは3316F標準色中期仕様(3316F-3)に内定済です。


京成3300形1次車 3304F 標準色 後期仕様。
[3304F-3]:[3304]-[3303]-[3302]-[3301]。

基本形態は後期仕様を踏襲します。
英字無併記[普通]種別幕とし中期仕様に仕立てます。
改装第一陣にはモハ3302を選択しました。


モハ3302(KS-121A台車装着車)。
※動力ユニット搭載車。

モハ3302にはモハ3310用動力ユニットを取り付けました。
先に上野寄だけKATOカプラーを交換してありました。
そのためモハ3302(3304F-1)から撤去したKATOカプラー装着済アダプターを用意しています。


入工中のモハ3302

作業開始と同時に海側の浮いた[モハ3302]標記印刷が目に止まりました。
試しに余り先が尖っていない爪楊枝で擦ったところあっさりと剥がれてくれました。
残る[モハ3302]標記も剥がせると考え消去工程を前倒ししました。


[モハ3302]。

軽い力で爪楊枝を往復させると次々に標記印刷が剥がれていきます。
これは山側,海側共通であり[モハ3302]表記跡も全く伺えません。
3304F/3344Fの印刷消去は初でしたが予想していない方向へ進みました。


低経年とは思えない導電板。

改番の前に動力ユニット整備を行います。
3312F3304Fよりも先にリリースされましたが比較的新しい製品です。
ところが導電板は酸化が始まっており磨き出しが必要でした。


磨き終えた導電板。

ただ激しい劣化には至っておらずコンパウンドのみで真鍮色を取り戻せました。
更にクリーナーで仕上げると輝きを帯びる状態まで達しました。
モーターは異音も無く至ってスムーズだったため注油は見送っています。


予想より綺麗だったKS-121A動力台車(成田寄)。

純正グリスが目立たないKS-121動力台車は少々意外でした。
しかしこれまでの事例から余り耐久性は高くないと思いました。
そのためクリーナーで清掃しタミヤ製グリスを添加しています。


動力ユニット整備を終えたモハ3302

そして車両番号標記インレタ転写を行います。
跡形もなく[モハ3302]標記印刷が消え去ったため転写目安を失ってしまいました。
車体塗装も平滑でありモハ3303を参考に持ち出しました。


転写目安にしたモハ3303 (モハ3303,モハ3314)。

グリーンマックス製インレタ(6412)には3316F用が収められています。
従って失敗さえしなければ標記を一直線に揃えられる環境が整っていました。
他車両用を傷付けないよう台紙を切り出し転写位置を合わせました。


[モハ3314]。

組標記インレタの効果は抜群でした。
消去痕の無い塗装被膜とを併せて過去最高の出来映えになっています。
全工程を終えモハ3314標準色中期仕様(3316F-3)が竣工しました。




モハ3314標準色中期仕様(3316F-3:モハ3302 改番施工)。

3316F-3出場への壁は車両番号標記印刷消去だと考えていました。
しかしまさかの爪楊枝式へ発展しその心配は杞憂に終わるかもしれません。
個体差も否定できないため慎重に作業を進めようと思います。

●動力ユニット整備
※改訂:2024年9月5日
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