試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

モハ101-145,クハ101-39[カノ13F] (モハ101-192,クハ101-58[カノ20F] 改番) ※旧製品

2016-06-07 21:19:09 | 国鉄/JR101系
到達。

KATO製国鉄101系カノ20F(Mc53:塗装変更車+旧製品)で残存していたモハ101-192,クハ101-58(旧製品)が入場を迎えた。
ようやくカノ13F(Mc59)の出場準備は最後段階まで辿り着き各々モハ101-145,クハ101-39(カノ13F:Mc59)へ改番となる。
工程数こそ少ない今入場だが不得手な車両番号標記インレタ転写が待ち構えており慎重に作業を進める。


国鉄101系モハ101-192(カノ20F)。
※旧製品。

先発入場させたモハ101-192(カノ20F:5号車)はモハ100-186(カノ20F:旧製品)とユニットを組んでいた車両である。
そのモハ100-186(動力ユニット搭載車)だがモハ100-45(カノ13F)用種車に引き当てられ2号車へ編成内異動となった。
代わりにモハ100-140(カノ13F:旧製品←モハ100-139:元カノ20F)を6号車へ廻したためユニット相手が変更される。
但しモハ100-140,モハ100-186とも九代目ツヌ118F(Mc155:旧製品←ツヌ118F:Mc155)が出自であり側面見附に影響は無い。


入工中のモハ101-192(元カノ20F)。

カノ20Fの再編ではモハ101-68(カノ13F:塗装変更車←サハ101-105:旧ラシ104F-1)から積極的に節約式改番を採用している。
モハ100-192でも同一方式とし[モハ101-192]標記を継続使用するため[モハ101-192]の剥離に取り掛かった。
除去はクモハ100-34(カノ13F:塗装変更車←クモハ100-44:元カノ20F)と同じくゴム系接着剤除去用爪楊枝を使用した。
ところがメーカー塗装車にも関わらず[モハ101-192]標記跡には転写糊が残ってしまい少々面食らった。
原因が古インレタに拠るものかは不明だが取り敢えず先端をクリーナークロスで包んだ爪楊枝にて削ぎ落としている。


[モハ101-1[45]]。

車両番号標記インレタはカノ13Fへの再編入場で数多く使用している73系用高経年台紙を起用した。
[モハ101-145]と不得手な[4]標記が含まれたが[モハ100-1]+[45]を組み合わせて乗り切る作戦とした。
幸い転写力低下が少ない個体だったらしく古インレタながら1-3位側,2-4位側共に一発で転写を完了させている。
ただ[モハ100-145]の間に対し[モハ100-145]は微妙に離れており組標記を活かしきれないまま終わった。




モハ101-145(カノ13F:モハ100-192 改番)。
※旧製品。

温存しておいた[45]組標記インレタの効果は半減したがモハ101-145(カノ13F:旧製品)は労せずして竣工となった。
だが肝心な車両番号標記配置がモハ101-192時代よりも後退しており今ひとつ冴えない結果を迎えている。
ラプロス式による[モハ100-158]標記跡も然程目立たない仕上がりで[モハ100-145]は再転写が可能だった。
しかしまだ保留車用車両番号標記インレタを残しておく必要があるため敢えて修正には進まなかった。


クハ101-58(カノ20F)。
※旧製品。

そしていよいよクハ101-58(←クハ101-75:ツヌ118F)が入場となりカノ20Fの再編は最終章に突入した。
クハ101-58はフォント太さの細い車両番号標記インレタが用いられていたため最終入場車へ廻している。
主力の73系用古インレタはフォントが太くサハ100-17(カノ13F:再生産品←元サハ101-233:ツヌ118F)から多用してきた。
しかしクハ101-58に限ると101系用が適しているように思え一旦[モハ101-145]標記と比較している。


入工中のモハ101-145,クハ101-58 (カノ13F,元カノ20F)。

予め[クハ101-58]標記を剥離し見比べてみたところやはり[クハ101-58]は[モハ101-145]よりも若干フォントが細かった。
その結果クハ101-39(カノ13F)への改番で使用する車両番号標記インレタは101系用バラ標記が相応しいと判断した。
73系用古インレタでも[3]標記,[9]標記を寄せ集める必要があったが枚数の多い101系用では余計な捜索に追われている。
しかも転写力低下や埃付着で使い物にならない標記が大半を占めており古インレタを渡り歩く展開となった。


[クハ101-[3][9]]。

その中から何とか転写可能なバラ標記インレタを探し出し[クハ101-]+[3]+[9]の組み合わせへと漕ぎ着けた。
フォント太さこそ揃えられた[クハ101-39]標記だが一回り小さい高経年台紙を充当する術しか残されていなかった。
苦労して見つけ出した割に追加した[クハ101-39]はフォントサイズが揃っておらず残念な箇所となっている。
これでクハ101-39(カノ13F←クハ101-58:元カノ20F)の主工程を捌き終え運行番号幕・行先方向幕部品交換に移行した。


運行番号幕・行先方向幕を取り外したクハ101-39。

九代目ツヌ118Fカノ20F(M'120:塗装変更車+旧製品)の10両編成化が導入名目であり軽微な第一次整備しか行わなかった。
車両番号標記インレタ不足によりモハ100-158以下8両(ツヌ118F)の改番が出来ずツヌ118Fとして暫定出場させている。
その後カノ20Fへの改番異動に併せクハ101-75,クハ100-78(ツヌ118F)用運行番号幕,行先方向幕部品を交換する予定だった。
しかし旧カノ20F(M'158:塗装変更車+旧製品←カノ20F)の暫定出場を急いだ影響を受け[13C 千葉]表示が残されていた。
運行番号幕・行先方向幕部品撤去は3両目となる屋根板を取り外さない方式で挑んだが固い嵌合が立ちはだかっている。


クハ101-39 [ 39 東京]:運行番号,行先表示変更施工。
※旧製品。

止むを得ず強目に爪楊枝を押し込んだところ運行番号幕,行先方向幕部品は若干斜め方向へ飛び出していった。
全く同じ方式を採用したつもりだったが個体差が過去2両と異なる結果に至らせた原因かもしれない。
新たな運行番号はクハ101-39に引っ掛け片町線用[ 39]幕とし行先表示器にはトタ5F(Tc14)から捻出された[東京]幕を挿入した。
これで再用が進んだ切り出し済武蔵小金井区,豊田区仕様用行先方向幕部品は[東京]幕:1両分,[高尾]幕:2両分まで減少している。
一方保管品はツヌ118Fを増備する都度押し出される[千葉]幕で溢れ返る始末となり削減が課題となった。


クハ101-39 点灯試験[ 39 東京]:1stLOTライト基板装着車。
※旧製品:1stLOTライト基板予備車。

行先表示類変更を終えたクハ101-39はカノ13Fでも運転台付中間組込車となるが点灯試験に移行している。
クハ101-75(ツヌ118F)から引き継いだ1stLOTライト基板は柔らかい点灯色温度が特徴だが殆ど使用されてこなかった。
回着整備以降点灯機会が無く改めて前照灯照度確認を行った結果クハ101-39は1stLOTライト基板予備車に指定された。
最近では現行LOTライト基板のまま表示器用プリズム色挿式点灯色変更対策を施しており出番は限られると思う。
ただ今後ツヌ118F(旧製品)を増備する可能性は低く1stLOTライト基板装着車の不具合発生時に即応出来る態勢とした。




クハ101-39(カノ13F:クハ101-58 改番)。
※旧製品。

点灯試験後再び[OFF]位置へとライトスイッチ部品が押し込まれたクハ101-39(カノ13F:旧製品)は竣工に至った。
今入場では改番が主工程だったが車両番号標記配置はモハ101-145に続いてクハ101-58時代を下回る結果となった。
カノ20Fの再編に当たり更なる古インレタ削減のためサハ100-17を除く8両で節約式改番が採用された。
その代わり継ぎ接ぎ転写度合いが増してしまい最後まで修正できないまま全工程を終えている。


クハ100-74+クハ101-39 (カノ13F:クハ100-74+元クハ101-58)。
※旧製品。

サハ100-17が皮切りとなったカノ13Fへの再編はモハ101-145,クハ101-39の竣工を以て終了した。
101系中野区,津田沼~習志野区仕様は形式構成以外の組成自由度が低くプロトタイプ選択に悩ませられてきた。
このうち中野区所属編成は極一部を除き3+7編成で整っていたため更に選択肢が限られてしまう。
そこへ絶対条件に内嵌式尾灯編成が加わったためカノ13F(塗装変更車+旧製品+再生産品)の出場は奇跡的だった。
今後も中野区仕様を増備したいところだが多数在籍したサハ100形200番台が壁であり難航すると思われる。
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