試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3400形3405[3408F-3] 前期仕様 コアレスモーター搭載動力ユニット床下機器最低地上高修正 ※再生産品

2016-11-22 21:23:31 | 京成線:3400形
節穴。

グリーンマックス製京成3400形3408F登場時仕様(3408F-1:旧製品)の動力ユニット更新を行った。
この際3400形リニューアル再生産品の動力車だけ床下機器最低地上高が異なることに今更気付いた。
3400形再生産品は3408F前期仕様(3408F-3)のみの存在で早速修正に取り掛かる。


京成3400形3408F 前期仕様。
3408F-3:[3408]-[3407]-[3406]-[3405]-[3404]-[3403]-[3402]-[3401]。
※[K'SEI]CIマーク未貼付編成:リニューアル再生産品

3700形リニューアル再生産品も床下機器位置に若干の高低差があったが3400形ほど目立たない。
3408F-3は3798Fの後から整備に着手したため全く確認せずここまで来てしまった。
新機軸には注意を払ったが肝心な点を見落としていたらしい。


3405(3408F-3:動力車)。

最低地上高を基準にすると非動力車の機器位置を上げた方がバランスが良いように思える。
しかし7両の床下機器を均等高に仕上げるする技量は持っていない。
この様な手間を掛けるなら床下機器自体を3400形類似品に交換するだろう。
よって3405の床下機器位置を下げ非動力車並の外観に近付ける。


3402(3408F-1:旧製品非動力M1車)。


3407(3408F-3:再生産品非動力M1車)。

旧製品と再生産品では枕木方向の位置関係が異なる以外大きな差異は無い。
そのため3407(3408F-1)に倣いt0.5mmのプラ板でスペーサーを取り付ける。
3407と異なるのは床下機器を張り出さなくて済むことである。
プラ板幅は動力ユニット幅に収めればよく一部を簡略化した。


入工中の3405。

再生産品の床下機器はモーターカバーに密着している。
動力ユニット更新車の様に空間を設ける必要がなく安定度は気にしなくて良い。
床下機器はゴム系接着剤で固定されていた。
意外に強力なのは2個モーター搭載動力ユニットで判っていた。
接着剤を切り裂くのが面倒でモーターカバーを支点とし梃子の原理で部品を撤去している。


除去に苦労した接着剤残滓。

部品を破損させることなく動力ユニットから剥離できた。
その代わり糊の残滓が激しく残ってしまった。
必要以上の分解を避け粘り強く接着剤の残りを除去している。
モーターカバーの清掃を終えスペーサー取り付けに移った。
旧製品動力ユニット更新車では部品と接触する部位全てにプラ板を貼付した。
再生産品は床下機器がオフセットされるためモーターカバーで支えられる。
この仕様を利用しプラ板長を短くしている。
嵌合爪部は車端側だけを揃え車体中央部には届いていない。
中央部は接着剤代を確保すれば十分で固定は床下機器ステーの接着剤に頼る。


スペーサーを取り付けた動力ユニット。

固定はプラ板,床下機器共にゴム系接着剤を使用した。
強度に問題は無く今後の床下機器変更にも備えられる。
なお床下機器はステー裏側にも塗布しモーターカバーに直接固定されるようにした。
これはやや余計だったらしくはみ出した接着剤除去に苦戦している。


取付位置が下がった床下機器。

スペーサーにより最低地上高がモーターカバーよりも下に変わった。
プラ板の張り出しが無い分動力ユニット更新車よりスマートな仕上がりになっている。
動力ユニット更新車と同一の最低地上高化が引っ掛かるものの非動力車に合わせたため仕方がない。


床下機器取付位置を変更したコアレスモーター搭載動力ユニット (動力ユニット更新車用,再生産品用)。

動力ユニット更新車用の床下機器位置は旧製品仕様に準拠しており部品がモーターカバーに接しない。
既に固着しているがそれでも安定度は再生産品用が上回る。
取付間もない時点でぐらつきもなく位置が決まった。
垂直方向の修正も不要で安直な方法ながら上手く纏まったと思う。




3405(床下機器最低地上高修正)。


3407(3408F-3:非動力M1車)。

目算で機器配置の差を埋めたが非動力車と殆ど変わらない最低地上高になった。
何れにせよ手持ち都合でt0.5mmのプラ板を用いるしかなく現時点では最善の選択だったと思う。
入場前に比べて格段に差が薄まったため多少の誤差は気にしない。
納得して3405竣工を迎えている。


3407(3408-1:動力ユニット更新車)。

床下機器取付位置修正で3407(3408F-1)との差が更に縮まった。
逆に言うと旧製品が再生産品同等になった。
再生産品はスポット生産で今後の予定は決まっていないらしい。
仮に3400形,3700形を増備する際は動力ユニット更新前提とし旧製品導入でいいかもしれない。
是非FS-383,FS-547(047)台車枠を定番化してほしい。

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