試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

クハ101-81[ツヌ106F] (クモハ101-155[ツヌ118F] クハ101形編入,LP411前照灯交換施工) ※'旧製品

2016-07-13 21:39:07 | 国鉄/JR101系
同一仕様。

KATO製101系国鉄ツヌ106F(Mc160:再生産品+旧製品)用組成準備車の整備は先ず保留車から開始となった。
元クハ100-34(元ラシ107F:Mc202→クハ100-64:ツヌ106F)に次ぐ入場車はクモハ101-155(ツヌ118F:Mc155)とした。
今入場も部品交換を伴いクモハ101-155(旧製品)はクハ101-81(ツヌ106F:7号車)へ編入となる。


国鉄101系クモハ101-155(ツヌ118F)。
※旧製品。

形式変更では新たに調達した再生産品LOTクハ101形用Assy床板を用いる。
クモハ101-155(ツヌ118F)は旧ツヌ118F(Mc155)を離脱した当時のまま保留車に廻っていた。
カノ20F(Mc53)用組成準備車投入名目だった九代目ツヌ118F(Mc155:旧製品)だが暫定出場を経ている。
一時的ながら先頭へ出ていたクモハ101-155にはホース付ジャンパ栓収めが取り付けられており交換対象となった。
なお1984年10月現在のクハ101-81はLP411前照灯車に改造済であった。
不足気味のLP411前照灯だが元クハ100-34(元ラシ107F:再生産品)用が捻出出来たためこれを再用する。


入工中のクモハ101-155

旧ツヌ118F用先頭車両であるクモハ101-155(ツヌ118F)にはダミーカプラーが装着されていた。
再生産品LOTクハ101形用Assy床板には101系用KATOカプラーが装着済のため手出しは無用となる。
当初せっかくの現行LOTライト基板を活かすべくダミーカプラーに交換しクハ101形先頭車両への転用も検討した。
しかし車体更新時に床板更新を同時施工した車両で占められており対象は存在しなかった。
やや勿体ない気がしたものの現状のままクハ101-81(ツヌ106F)用床板に充当した。


新調したクハ101-81用床板。

但し旧製品車体のためプリズムケースはクモハ101-155(ツヌ118F)用を流用した。
最近は表示器点灯色変更処理が安定せず中間組込車ながらプリズム先端を塗り潰している。
旧製品車両ではクハ100-91(ツヌ116F:T'c91)以来の施工となった。
ちなみにクハ100-91(第二次冷房改造車)は第一次表示器用プリズム色挿式点灯色変更試作車でもある。


塗り潰した表示器用プリズム先端。

次に元クハ100-34(元ラシ107F)用LP411前照灯へ交換したが嵌り具合が芳しくない。
やや斜めになった所から全く押し込めなくなった。
旧製品車両は開孔径が若干小さいらしくLP411前照灯が上手く取り付けられない個体が多い。
側面から目立つようであれば取付孔を拡幅して木工用ボンドで固定するつもりである。
車体標記印刷は[千ツヌ 定員136]標記,エンド標記以外ペイントリムーバー式で消去した。
なおクハ101-81は新製時からATS-BS併設車でありATS[B]標記も消し去っている。


車体標記類を消去したクモハ101-155

極細綿棒はまだ使い慣れておらず印刷消去跡にはやや艶が出てしまった。
それでもラプロス式印刷消去採用前の旧ペイントリムーバー式印刷消去車よりはその面積を狭められたと思う。
そして新インレタを用いて[クハ101-]+[8]+[1]を転写した。
ATS標記は[B]標記から[BS]標記に変わり印刷消去痕を誤魔化している。
最後に旧製品LOTホース無ジャンパ栓納めに取り替えクハ101-81(ツヌ106F)の作業を終えた。




クハ101-81 [13C 千葉]:LP411前照灯・ホース無ジャンパ栓納め・床板交換,行先変更施工。
※旧製品。

ツヌ118F(Mc155)は暫定出場期間が長引く場合に備え[13C 津田沼]表示編成へと改められていた。
保管品の[千葉]幕が大量に余っており少しでも数を減らすため交換した。
[13C]幕も同様でありクモハ101-155(ツヌ118F)時代を引き継がせた。
形式こそクハ101形に変更されたが行先表示類は[13C 千葉]の製品仕様へと戻っている。


クハ101-81 点灯試験[13C 千葉]:現行LOTライト基板更新,表示器点灯色変更施工。
※旧製品。


クハ100-64 点灯比較[03C 西船橋]:ツヌ106F(表示器点灯色変更施工車)。
※再生産品:現行LOTライト基板装着車。

試験的に施した表示器点灯色温度変更対策だがクハ100-64と大凡同等に仕上げられたと思う。
ラシ107F(Mc202)以降立て続けに赤味が濃くなっているが何が原因か判らない。
水性マッキーを使用しており容易に修正出来るが出来れば一発で決めたいところである。
ツヌ106Fでは両先頭車両の表示器点灯色温度が崩れないよう配慮したい。




クハ101-81(ツヌ106F:クモハ101-155 改番,クハ101形編入,床板交換施工)。
※旧製品。

車両番号標記転写は新インレタでも古インレタでも低位安定を誇る。
そのため余り構えないようにしたが結果は変わらなかった。
組標記が使えない限り永遠に悩まされる気がする。
取り敢えず新インレタ消費を抑えるため再転写せずにクハ101-81(ツヌ106F:旧製品)を竣工させた。


クハ100-78+クハ101-81 (ATS[BS]標記印刷再現車+ATS[BS]標記インレタ再現車)。
※旧製品。

ATS[BS]標記も新インレタを使用したが根本的に太さが違うため細工した雰囲気が丸出しになる。
だがこの組み合わせは初ではなく余り気にしていない。
第一優先は標記が有る事,第二優先は実車に倣う事に据えている。
むしろ成形色を出すことなく印刷消去が行えたため予想より良い仕上がりになったと思う。


JR101系クハ101-81,クハ101-81 (ラシ104F,ツヌ106F)。
※旧製品。

なおクハ101-81はラシ104F(Mc136)にも組み込まれている。
共にLP411前照灯車でありクハ101-81(ラシ104F)とは行先表示類までもが同一になってしまった。
両車の識別点はATS[BS]標記が印刷表現かインレタ表現かだけに限られる。
クハ101-81(ツヌ106F)を[津田沼]幕のままにした方が区別し易かったかもしれない。


成形色が異なるライトスイッチ部品 (ツヌ106F,ラシ104F)。

ただ再生産品LOTクハ101形用Assy床板採用が奏功しライトスイッチ部品の成形色で見分けられる。
クハ101-81(ラシ104F:旧製品)はクハ101-75(ツヌ118F:Tc75)を改番しただけで竣工させた。
そのため黒色成形ライトスイッチ部品が存置されており区別を付けられる。
結果論ではあるが床板振替に進まなかった選択は正解だったと思う。
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