試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

クモハ101-136[ラシ104F] 車体更新 (クモハ101-155[ツヌ118F] 改番,JRマークインレタ転写施工) ※'再生産品

2016-05-14 21:01:58 | 国鉄/JR101系
先行。

JR101系ラシ107F(Mc202)への改装を進めていたKATO製国鉄101系ツヌ118F(Mc155:再生産品←旧ツヌ118F)だが一時中断する。
残る工程はモハ100-158以下8両(ツヌ118F)の改番のみであり先に欠車2両が生じたラシ104F(Mc136)を10両編成へ復帰させる。
旧ラシ104F(塗装変更車+旧製品)は旧クモハ101-136,旧クモハ100-175(塗装変更車)がラシ107Fへ異動したため離脱していた。


国鉄101系クモハ101-155(ツヌ118F:旧製品LOT屋根板,側面窓セル装着車)。
※再生産品。

十代目ツヌ118F(再生産品)とクモハ101形,クモハ100形だけを差し替えるだけのラシ104Fは早期復帰が可能だった。
今回はクモハ101-202(ラシ107F)と同時入場したクモハ101-155(ツヌ118F:再生産品)をクモハ101-136(ラシ104F)へ改番する。
先の入場でクモハ101-155(ツヌ118F)は旧製品LOT屋根板,側面窓セル振替以外にLP411前照灯への交換が行われた。
従ってクモハ101-136用種車としての下準備は終えており新たに用意するものはJRマークインレタだけとなった。


入工中のクモハ101-155(ツヌ118F)。

さっそくクモハ101-155(ツヌ118F)を入場させ先ず車両番号標記印刷消去から作業に取り掛かった。
何時もの通りラプロス式を採用したが2-4位側は少々擦り過ぎたらしく塗装被膜が若干薄くなってしまった。
その[クモハ101-155]標記跡だがどうにか車両番号標記インレタで誤魔化せる範囲に踏み留められている。
車両番号標記インレタの組み合わせは[クモハ101-1]+[3]+[6]で[クモハ101-136]:新台紙,[クモハ101-136]:高経年台紙とした。
ただ残数都合により台紙を揃えられなかった[クモハ101-136]は1-3位側,2-4位側とも[クモハ101-136]標記が太くなっている。
せっかくのラシ104F(再生産品+旧製品)でありここは新インレタに拘って改番するべきだったと後悔した。


改番を終えたクモハ101-136(ラシ104F)。

次にJRマークインレタの転写を迎えたがTOMIX製側面用旧インレタはあと2両分しか残っていなかった。
クモハ101-136,クモハ100-175(ラシ104F:再生産品←クモハ100-108:ツヌ118F)を以て底を突くため失敗は許されない。
慎重な転写を心掛けたクモハ101-136(ラシ104F)だったものの所定位置からずれてしまいすっきりしない結果に終わった。
取り敢えず平行を保てた事実だけが幸いで側面用JRマークインレタの再転写は回避されている。


転写したJRマークインレタ。

ここでクモハ101-136(ラシ104F)を分解し旧ラシ104F時代から先送りしていた表示器点灯色変更対策に着手した。
クモハ101-136がラシ104F構成車でなければJRマークインレタ転写にて基本的な作業は終えていたはずだった。
表示器点灯色変更方法は1stLOTライト基板振替式と表示器用プリズム色挿式が存在しどちらを選択するか迷っていた。
101系らしさを醸し出すための工程だが現行LOT相当ライト基板装着編成でも旧ラシ104Fだけは施工方法が定まらなかった。
検討した結果今後1stLOTライト基板確保が難しくなると考え表示器用プリズム色挿式の採用に至っている。


塗り潰された表示器用プリズム先端部。

クモハ101-155(ツヌ118Fクモハ101-136)とクモハ101-202(←旧クモハ101-136)では床板相互交換が行われた。
そのためクモハ101-136には元クモハ101-136(←旧クモハ101-193:旧ツヌ107F-2)用床板が丸ごと移設されていた。
よってクモハ101-193(ムコ10F:Mc194)の系譜を受け継ぐプリズムケースはクイックヘッドマーク機構対応品である。
これにより旧ラシ104F時代に引き続きラシ104Fでも[101系さよなら]ヘッドマークの掲示が可能となった。


クモハ101-136 [53C 千葉]:運行番号表示変更施工。
※再生産品。

クモハ101-202,クモハ100-191(ラシ107F)へ[07C]幕を譲ったためラシ104Fの運行番号表示は[53C]幕に決定した。
切り出し済部品のうち最も残数が多かった旧製品LOT[53C]幕を捌く目的だけであり実運用は考慮していない。
他方[千葉]幕はクモハ101-155(ツヌ118F)用を流用しており再生産品LOT行先方向幕部品が取り付けられている。
実在したか不明な[53C 千葉]表示だが組み合わせに限りがある以上ラシ104Fと言えども見切るしかなかった。
なお運行番号幕部品交換は屋根板を装着したまま行ったが今までの分解が馬鹿らしくなるほどあっさりと終えられた。


クモハ101-136 点灯試験[53C 千葉]:表示器点灯色・運行番号変更施工。
※再生産品。

クモハ101-136用表示器用プリズム先端への紙用マッキー塗布はインクを置く方式から塗る方式に改めた。
従来方式では塗り斑が避けられず個体差を引き起こす弱点があった上に修正の手間も課題となっていた。
些細な変更ながら点灯試験ではその効果がさっそく感じ取れこれまでと殆ど変わらない色温度に至った。
この結果であればクモハ100-108(ツヌ118Fクモハ100-175:ラシ104F)との微調整は不要になると思われる。




JR101系クモハ101-136(ラシ104F:クモハ101-155 改番)。
※再生産品:車体更新。

ラシ104Fの再出場へ向け先ずクモハ101-136(ラシ104F:再生産品)が竣工した。
旧製品LOT屋根板,側面窓セル交換を行ったためモハ100-111以下8両(ラシ104F:旧製品)との側面見附統一は維持された。
但し旧製品車両,弁天橋区仕様(Mc170)とは異なり再生産品車両の塗装仕上げはやや艶が弱くなっている。
ここに車体更新車組込編成の影が伺えるもののユニット間での車体色温度差は然程気にならず見逃せると思う。


クモハ101-136+モハ100-111 (ラシ104F:再生産品+旧製品)。

元々新金型運転台付車だったクモハ101-136だがメーカー塗装車へと格上げされ柚肌が消え去った。
作業都合でクモハ101-202を先発竣工させたが実質旧クモハ101-136(元ラシ104F)の車体更新と同義になっている。
次期入場車は旧クモハ100-175(元ラシ104F)の穴を埋めるクモハ100-108(ツヌ118Fクモハ100-175:ラシ104F)となった。
側面用JRマークインレタ転写失敗だけは何としても防がなければならず丁寧に作業を進める。
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