試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

クモハ100-175[ラシ104F] 車体更新 (クモハ100-108[ツヌ118F] 改番,LP411前照灯交換,JRマーク転写施工) ※'再生産品

2016-05-15 21:10:27 | 国鉄/JR101系
背水。

KATO製101系ラシ104F(Mc136:塗装変更車+旧製品)はクモハ100-108(ツヌ118F:再生産品←旧ツヌ118F)の改装で再出場に至る。
だがTOMIX製側面用旧JRマークインレタが最後の1組しかない状況に置かれており失敗は許されない。
そのため緊張感を持ちながらクモハ100-108(→クモハ100-175:ラシ104F)の作業へと取り掛かった。


国鉄101系クモハ100-108(ツヌ118F:旧製品LOT屋根板,側面窓セル装着車)。
※再生産品。

当然ながらラプロス式にて[クモハ100-108]標記印刷を消去しクモハ100-175(ラシ104F:再生産品)へ改番する。
だが1-3位側,2-4位側とも車両番号標記位置がずれており三方コック蓋モールドに掛かる状態だった。
折しもクモハ101-155(ツヌ118F:再生産品→クモハ101-136:ラシ104F)で2-4位側の塗装被膜を薄くさせたばかりである。
クモハ100-108(ツヌ118F)のような個体では完全な印刷消去が難しく深追いせずに妥協点を探る作戦とした。
また旧クモハ100-175(元ラシ104F)用LP411前照灯はクモハ100-191(ラシ107F:塗装変更車)に引き継がせた。
そのためLP402前照灯車のまま存置されていたクモハ100-108はLP411前照灯への交換も必要となった。


入工中のクモハ100-108

LP411前照灯交換に当たり位置調整が必要となるためクモハ100-108(ツヌ118F)では分解を選択した。
残念ながら黄色5号LP411前照灯(101系メイクアップパーツ1:11-510)が尽きてしまい弁天橋区仕様(Mc170)用を充当している。
クモハ100-191へ弁天橋区仕様用LP411前照灯を廻すべきだったと今更思ったが塗装変更車のため相互交換には進まなかった。
旧製品車両ではLP411前照灯交換に苦しむ事例が多発し車体前照灯取付口拡大策まで発展する事態となった。
一方再生産品車両は何らかの改善が行われたらしくクモハ100-108(ツヌ118F)には何の抵抗も無く取り付けられた。
なお車体との平行合わせはピンセットでLP411前照灯用ライトレンズ後端部を挟みながら微調整している。


LP411前照灯へ交換されたクモハ100-108(ツヌ118F)。

少しでも時間の余裕があるうちにJRマークインレタ転写を終わらせるべくクモハ100-175(ラシ104F)への改番は先送りした。
1両分しか残っていないTOMIX製側面用旧JRマークインレタは失敗が許されず慎重に位置合わせを行った。
転写目安はラシ106F(Mc191:旧製品←旧ツヌ106F:Mc155←ツヌ118F:Mc155)と同様乗務員室扉把手及び戸袋窓中央に定めた。
その甲斐あってか1-3位側,2-4位側とも無事JRマークインレタ転写成功に漕ぎ着け改番へと移行している。
車両番号標記消去では三方コック蓋モールドの車体塗装を剥がさないようラプロスを当てた。
[クモハ100-108]標記印刷の完全消去は危険であり多少[クモハ100-108]標記跡が残った状態で打ち切った。


JRマーク,車両番号を転写したクモハ100-175(ラシ104F)。

またもや車両番号標記インレタは新旧台紙混用とし1-3位側,2-4位側共に[クモハ100-1]+[7]+[5]を組み合せた。
古インレタ削減のため[クモハ100-175]標記には古インレタを起用しており若干フォント太さが異なる。
保留車の改番を終え新インレタに余裕が生じればクモハ101-136,クモハ100-175(ラシ104F)とも再転写する予定である。
実質流用品であるプリズムケースは未施工だった表示器用プリズム前端への点灯色温度変更対策を行った。
当然の如くクイックヘッドマーク機構も健在であり旧クモハ100-175(元ラシ104F)時代と同一仕様が保持された。




クモハ100-175 [53C 千葉]:弁天橋区仕様用LP411前照灯交換,JRマーク転写,運行番号変更施工。
※再生産品。


クモハ101-136 [53C 千葉]:ラシ104F(LP411前照灯交換施工車)。
※再生産品。

KATO製B形防護無線アンテナ搭載済屋根板への交換以外クモハ100-108(ツヌ118F)はほぼ製品原形を保っていた。
LP411前照灯交換,JRマークインレタ転写によりクモハ100-175(ラシ104F)の前面見附は大きく変わっている。
前途の通り弁天橋区仕様用LP411前照灯を用いたためクモハ101-136とは僅かに色温度が異なる結果となった。
ラシ104F(再生産品+旧製品)では引っ掛かる箇所となるがLP411前照灯(101系メイクアップパーツ1)は尽きてしまった。
101系メイクアップパーツ1に比べ赤味の強い弁天橋区仕様用だが交換が行えただけましだったと思うしかない。


クモハ100-175 点灯試験[53C 千葉]:LP411前照灯交換,表示器点灯色変更施工。
※再生産品。


クモハ101-136 点灯比較[53C 千葉]:ラシ104F(表示器点灯色変更施工車)。
※再生産品:車体更新車。

旧ラシ104Fは表示器点灯色変更対策を先送りしてきたためフィルム幕のような印象が拭い去れなかった。
今入場でクモハ101-136,クモハ100-175(ラシ104F)揃って表示器用プリズム色挿式にて点灯色温度を改めている。
ややクモハ101-136とは点灯色温度が異なって見えるクモハ100-175だが実際には誤差の範囲内で収まってくれた。
これで在籍する現行LOT相当ライト基板装着先頭車両は全て表示器点灯色変更対策施工が完了した。




JR101系クモハ100-175(ラシ104F:クモハ100-108 改番)。
※再生産品:車体更新。

クモハ100-175(ラシ104F:再生産品)の竣工により塗装変更車が廃されたラシ104Fは戦列復帰を迎える。
車両番号標記配置が整っていないクモハ101-136,クモハ100-175であるが古インレタによる転写であり致し方ない。
今後余程失敗を繰り返さない限り新台紙のバラ標記インレタは残ると予想され現時点では見切った。
再転写に踏み切れるかはラシ107F(Mc202:塗装変更車+旧製品),カノ20F(Mc53:塗装変更車+旧製品)の作業進捗が鍵を握ると思う。
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