試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

クハ101-85[ラシ107F] (クハ101-81[ツヌ308F] 改番,床板交換:運転台側TNカプラーSP廃止) ※旧製品

2016-05-13 21:27:25 | 国鉄/JR101系
追加入替。

KATO製101系ツヌ118F(Mc155:再生産品←旧ツヌ118F:Mc155)のラシ107F(Mc202)改装に当たり更なる車両振替を行う。
クハ101-75(ツヌ118F:再生産品)を先頭車両で活用すべくクハ101-81(ツヌ308F:旧製品)が代替車両に決定した。
従ってラシ104F(Mc136:塗装変更車+旧製品),カノ20F(Mc53:塗装変更車+旧製品)に加えもう1編成がラシ107Fの影響を受ける。


国鉄101系ツヌ308F 青22号混色編成(1972/X)。
[ツヌ308F]:Tc81(-M165-M'c143+Mc70-M'68-T25-T'216-T'25-M64-M'c68)。
※旧製品+塗装変更車:イメージ編成(1972/8)。
※TNカプラーSP取付試作編成。

ツヌ308F(Tc81:旧製品+塗装変更車)はたまたま発見した資料に仕立てたイメージ編成だった。
浦和区借入車は頻繁に組成変更が行われたらしく記録日はクハ101-81が先頭に立ち[308]の編成番号札を提げていた。
形式構成順は全く分からないが浦和区借入車の青22号車両7両は編成中間で突き合わされているようだった。
当時たまたまクハ101-75(ツヌ118F:旧製品)が保留車に廻っておりこれをクハ101-81(ツヌ308F)へ改番している。
そしてツヌ131F(Mc70←ツヌ131F-1:M'c143,ツヌ131F-2:T25)の一員に加えツヌ308Fを出場させた。
しかしTOMIX製JR103系ラシ308F(Tc807)との混同を防ぐ狙いもありこの機に101系ツヌ308Fは廃止となる。


クハ101-81(ツヌ308F)。
※旧製品。

総勢13両による3編成体制を敷くツヌ131Fではツヌ131F-2(10両貫通編成)が組成第一基準に据えられている。
暫定付番車両を含むツヌ131F-1(6-4編成)が第二基準とされツヌ308F(3+7編成)は予備的存在に等しかった。
元々ツヌ308Fは保留車解消を目論み出場させた編成でありツヌ131F(Mc70)でもクハ101-81は比較的出番が少なかった。
そのため現時点でラシ107F用運転台付中間組込車転用に最も相応しい旧製品車両はクハ101-81であった。


クハ101-75(ツヌ118F)。
※再生産品。

十代目ツヌ118F(Mc155←旧ツヌ118F:再生産品)ではクハ101-75(ツヌ118F)が運転台付中間組込車に配されてしまう。
前面見附に勝る新金型運転台付車は先頭車両での起用が望ましくクハ101-75(再生産品)をツヌ107F用組成準備車から外した。
クハ101-75は保留車の10両編成化用とし代わりにクハ101-81をクハ101-85(ラシ107F)用種車へ廻した。
そのクハ101-81だがクモハ100-68(ツヌ131F)と前面見付を揃える名目だけでTNカプラーSP取付試作車となった。
ラシ107F(塗装変更車+再生産品+旧製品)では先頭に立つ機会が失われるためKATOカプラーに復さなければならない。
但しTNカプラーSPはゴム系接着剤とビスで強力に固定されておりクハ101-75用床板と振り替え対処する。


入工中のクハ101-81。

クハ101-81用床板,クハ101-75(ツヌ118F)用床板の外観は同一だがLOT差により集電機構が異なっている。
再生産品LOT床板は安定した点灯が望めるため出来ればクハ101-75(ツヌ118F)用のまま存置したかった。
しかし固定化したTNカプラーSPが裏目に出てしまいクハ101-81用床板には手を着けずクハ101-75用床板と交換した。
走行機会が限られたせいか黒染車輪の劣化は少なくクハ101-81用DT21非動力台車を流用している。


交換前のクハ101形用床板 (クハ101-81用,クハ101-75用)。

プロトタイプを食い潰した関係で今後クハ101-81(→クハ101-85)が先頭車両へ戻る確率は低いと思われる。
弁天橋区仕様車体(Mc170)にて旧製品先頭車両の更新を推進してきたほどであり敢えて引き当てる必要性も感じられない。
そのため1stLOTライト基板から現行LOTライト基板へ更新されたものの表示器点灯色変更対策は施さなかった。
なおクハ101-81用床板は取り外しと同時にプリズムケースが脱落する癖を有するため分解時の注意点となる。


旧製品LOT仕様へ交換されたプリズムケース(クハ101-81用床板)。

これまでクハ101-81にはホース付ジャンパ栓納めが取り付けられていたが中間組込車対応化により撤去対象となった。
一方クハ101-75(ツヌ118F)は先頭車両での戦列復帰を画策しておりホース付ジャンパ栓納めが必要となる。
そこで取り外したばかりの元クハ101-81用ホース付ジャンパ栓納めを再用しクハ101-75に移設した。
続いて元クハ101-75用ホース無ジャンパ栓納めもクハ101-81への装着に至り両車間での相互交換となった。
何れも微量の流し込み接着剤で固定されていたが着脱に支障は無くクハ101-75,クハ101-81とも無事仕様変更を終えている。
ただホース無ジャンパ栓納めは単体単体だと天地が判り難くなる上に目安を付ける訳にも行かず若干手こずった。


部品交換を終えたクハ101-81。

保留車へ廻るクハ101-75(ツヌ118F)は他に施工項目が無くクハ101-81の改番で全工程を終える。
クハ101-81は節約式改番にて[クハ101-85]へと変更するため[クハ101-81]を剥離するだけで構わないはずだった。
1-3位側は計算通り[クハ101-85]のみの転写で済んだが2-4位側の[クハ101-81]標記に不自然さを抱いた。
改めて確認したところ[クハ101-81]が二重転写されており[クハ10181]と異様に長くなっていた。
そのため[クハ101--81]標記もろとも除去した後に[クハ101-]+[8]+[5]の組み合わせで転写し直している。
なお1-3位側,2-4位側とも101系用高経年台紙を全面的に使用し新インレタはまたもや温存となった。




クハ101-85 [07 臨時]:LP411前照灯・再生産品LOT床板交換施工,TNカプラーSP廃止。
※旧製品。

ツヌ131Fの一員だったクハ101-81では[53C 津田沼]表示が採用されていたが予備品確保を名目に変更した。
新設定は旧製品先頭車両の更新時に押し出された弁天橋区仕様用[07 ]幕と印刷がずれた[臨時]幕を組み合わせた。
捩れた布幕は珍しくなく[07 ]幕も先頭車両には充当できない表示であり上手く保管品の活用が図れた思う。
なおプロトタイプ時期の古いクハ101-81はLP402前照灯車だったため黄色5号LP411前照灯不足に陥っている。
在籍車両を探りかつてLP402前照灯が不足した際にLP411前照灯車へ改装されたクハ100-78(ツヌ122F:Mc155)と交換した。
ちなみにクハ100-78のLP411前照灯改造施工は1981年3月付でイメージ編成ながらツヌ122F(1979/10)も齟齬解消となった。




JR101系クハ101-85(ラシ107F:クハ101-81 改番,再生産品LOT床板交換施工)。
※旧製品。

資料によるとクハ101-73以降は新製時からATS-BS併設車との記録がありATS[BS]標記印刷変更には至らなかった。
津田沼区に所属したクハ101形,クハ100形のうち先頭に立つ機会があった車両はATS-BS併設車だったと思われる。
若番車も列車線直通快速運用や後年の担ぎ屋列車でATS-S形が必要だったため取り付けが行われたはずである。
今後は特定要素が無い限りクモハ101形,クモハ100形:ATS[B]標記,クハ101形,クハ100形:ATS[BS]標記で統一する。
習志野区所属編成ではJR承継の際に運転台付中間組込車へのB形防護無線アンテナ追設及びJRマーク貼付が省略された。
そのため竣工したクハ101-85(ラシ107F:旧製品)の外観はクハ101-81時代と殆ど変わっていない。


クハ101-75(ツヌ118F:旧製品LOT床板交換施工)。
※再生産品。

これで101系の運転台付保留車は九代目ツヌ118F(Mc155→カノ20F),十代目ツヌ118Fから離脱した3両となった。
陣容はクモハ101-155,クモハ100-108(ツヌ118F:旧製品←旧ツヌ118F:Mc155),クハ101-75(ツヌ118F:再生産品)である。
当初ツヌ118F(再生産品)はもう1編成増備する予定だったが保留車復帰を優先するため棚上げされる公算が高いと思う。
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