試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3300形モハ3301[3304F-1] 新赤電色 運転台側通過標識灯枠印刷補修施工,英字無併記[普通]種別幕交換

2017-06-07 21:20:07 | 京成線:3300形
的中。

マイクロエース製京成3300形3304F新赤電色モハ3301(3304F-1)は予定より遅れて入場した。
モハ3304(3304F-1)で運転台側通過標識灯枠の印刷剥がれを発見し修正を施した。
二度の改番を経たモハ3301も同様の症状があるかもしれないと思い真っ先に確認している。


京成3300形モハ3301 新赤電色(3304F-1)。

答は初めから余り期待していなかった。
改番はモハ3304,モハ3301とも同一方式で行っており印刷剥離があるものと考えた。
予想通り運転台側通過標識灯枠印刷の一部が失われていた。
モハ3304では修正に大幅な時間を要した。
そのためモハ3301では先に通過標識灯枠の修正を終えてから種別幕交換に移る。


入工中のモハ3301。

通過標識灯枠の印刷剥離はモハ3304より激しかった。
側面寄に加え天面も銀色が無くなっている。
現行色なら余り目立たないが新赤電色では見逃せない。
再び油性ペイントマーカーでの補修に着手した。
爪楊枝でインクを浚う方法はモハ3304に倣う。
修正を繰り返した反省を活かし予めインクをペン先に集約し適量を取り易くした。
通過標識灯天面への色挿しはインクを乗せた爪楊枝を回転させながら塗料を広げている。
奇跡的に一発で助士側通過標識灯枠印刷に近い幅を塗布出来た。


油性ペイントマーカーで補修した運転台側通過標識灯枠。

課題は側面寄の補修である。
通過標識灯枠のモールドが細くインクを乗せるのが難しい。
インク量を誤ると通過標識灯レンズまで侵出する可能性もあった。
側面寄は欲張らずに少しずつ銀挿し部を伸ばす方式とした。
その甲斐あってモハ3304より短時間で通過標識灯枠の修正を終えた。
今考えると通過標識灯レンズを撤去しペン先を直に当てた方が良かったとも思える。
余り再発してほしくない症状だが止むを得ない機会に陥った場合には試すのも一手だろう。


種別幕を取り付けた貫通扉。

今回の入場目的はあくまで富士川車輌工業製英字無併記[普通]種別幕化である。
すっかり通過標識灯枠補修に重点が置かれてしまった。
気持ちを切り替えて種別幕交換に取り掛かった。
通過標識灯枠補修前に種別幕の撤去を済ませておいた。
ちなみにモハ3301は原則通り微量のゴム系接着剤でステッカーベースが固定されていた。
そのため貫通扉は傾斜することなく撤去が行えている。
富士川車輌工業製英字無併記[普通]種別幕はモハ3304入場時に切り出しており準備は万端である。
撤去した種別幕ベースからマイクロエース製ステッカーを剥離し富士川車輌工業製ステッカーを貼り直した。
車体への取付は大凡の平行合わせに注意するだけとなる。




英字無併記[普通]種別幕を交換したモハ3301。

ゴム系接着剤は種別表示器部に塗布した。
種別幕は固着する前に平行合わせを行わなければならない。
接着剤量が少ない分固着も速い。
ここだけは焦らず急いで作業に当たった。
ゴム系接着剤は上下2点止めである。
種別幕交換前のモハ3304は珍しい措置であり今後苦労する事は無いと思う。




モハ3301 点灯試験[B17 普通 千葉中央]:富士川車輌工業製英字無併記[普通]種別幕化。


モハ3308 点灯比較[B17 普通 千葉中央]:旧ライト基板交換済。

点灯試験の結果も良好でモハ3304はもちろんモハ3308現行色前期仕様(3308F-1)とも同等に仕上がった。
種別幕交換を終えモハ3301も竣工した。
3308F-1が契機になった富士川車輌工業製英字無併記[普通]種別幕化は全車寄り道を伴う作業になった。
ただ交換後の3304F-1,3308F-1を見ると英字無併記[普通]種別幕の存在感が増しその手応えを得られている。
加えてモハ3304,モハ3301の運転台側通過標識灯枠印刷剥離にも気付けなかっただろう。




3304F-1 (富士川車輌工業製英字無併記[普通]種別幕化,運転台側通過標識灯枠補修)。

モハ3301の竣工で3304F-1は再出場を迎えた。
3308F-1でも感じたが富士川車輌工業製英字無併記[普通]種別幕の方が実車の雰囲気に近い。
3300形新赤電色は3312F-1,3316F-1が在籍している。
両編成とも[特急]種別幕ではあるが富士川車輌工業製ステッカーを採用しており統一も図れた。


3312F-1,3304F-1 (富士川車輌工業製種別幕)。

これで在籍する3300形からマイクロエース製英字無併記[普通]種別幕車が全廃された。
当初から富士川車輌工業製ステッカーを採用していれば良かったと思える。
しかし近場では入手が難しい事情もあった。
姿を消したマイクロエース製英字無併記[普通]種別幕だが十分に中継ぎの役目を果たしてくれた。
一方英字併記[普通]種別幕はマイクロエース製ステッカーが主力になっている。
こちらの交換は富士川車輌工業製ステッカーの残数もあり現在は計画していない。




3304F-2 (4+2編成)。




3308F-2 (4+2編成)。

なお3304F-1再出場で3308F-1との4+2編成も復活した。
グリーンマックス製3150形の新旧混色編成組成を休止している影響により出番は増えると思う。
3304F-1,3308F-1同士の離合も行えるため活躍の場を広げたい。

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