マイクロエース製JR301系ミツK2F青帯冷房改造車(Tc4)は2004年4月にリリースされました。
当方の同社製品でも古参組に相当します。
動力ユニット搭載車はモハ300-5からモハ300-6へ変更しています。
JR301系ミツK2F 青帯冷房改造車 後期仕様。
[ミツK2F]:[Tc4]-[M7]-[M'5]-[M9]-[M'c3]+[Tc3]-[M8]-[M'6]-[M12]-[M'c4]。
※LED式運行番号表示器編成。
一時的ミツK2FにはTNカプラーを取り付けていました。
この際メーカー指示に従い台車を反転しましたが後にKATOカプラーへ再変更しました。
しかしこれ以降加速度が落ちると同時に異音を発するようになりました。
入工中のモハ300-6。
根本解決を目指しモハ300-6を入場させました。
分解に併せて経年対策を施します。
モハ300-12青帯冷房改造車(ミツK5F:Tc2)に続く性能復元を狙いました。
取外しに一工夫が必要だったモーターカバー。
301系用動力ユニットの分解は二度目でしたがモーターカバーが外れませんでした。
殆ど撓まないためプラスチック製ドライバーを下部スリットに挿し込みました。
2エンド側の嵌合を解き撤去しています。
予想よりも状態が良かった動力ユニット。
ユニットカバーを外して導電板の状況を確認しました。
経年の割に酸化は進んでおらず真鍮色が保たれている区間もありました。
ただ全体が純正グリス塗れで状態そのものは良くありませんでした。
研磨を終えた導電板。
時間を割かれましたがクリーナーでグリスを除去しました。
酸化が遅かった原因は油脂付着だったのかもしれません。
今後を考えラプロス#6000で磨き出しました。
スパイラルギアカバーのグリス量が多かったDT34動力台車(1エンド側)。
導電板へのグリス流出はスパイラルギア周りが引き起こしていた模様です。
固形化が進まなかった代わりに各部へ溢れ出たようでした。
なお1エンド側はスパイラルギアカバーがこれを抑えていました。
動力台車押え部品までグリスが漏れ出していたDT34動力台車(2エンド側)。
しかし2エンド側は動力台車押え部品までグリス塗れでした。
結局台枠まで油脂清掃を行っています。
またDT34動力台車も純正グリスを廃しました。
不調の原因だった2エンド側ジョイント。
台車を組み付ける際に2エンド側ジョイントの嵌まりが悪いと気付きました。
半分しか刺さっておらず捻れ剛性は期待できない状態でした。
恐らく異音の大元はここだと思います。
↓
モハ300-6(動力ユニット整備施工)。
走行試験を行ったところ以前の不調は解消されていました。
起動電流も下がったように思えます。
これはモハ300-12でも感じた成果でした。
●動力ユニット整備
※改訂:2024年8月6日
当方の同社製品でも古参組に相当します。
動力ユニット搭載車はモハ300-5からモハ300-6へ変更しています。
JR301系ミツK2F 青帯冷房改造車 後期仕様。
[ミツK2F]:[Tc4]-[M7]-[M'5]-[M9]-[M'c3]+[Tc3]-[M8]-[M'6]-[M12]-[M'c4]。
※LED式運行番号表示器編成。
一時的ミツK2FにはTNカプラーを取り付けていました。
この際メーカー指示に従い台車を反転しましたが後にKATOカプラーへ再変更しました。
しかしこれ以降加速度が落ちると同時に異音を発するようになりました。
入工中のモハ300-6。
根本解決を目指しモハ300-6を入場させました。
分解に併せて経年対策を施します。
モハ300-12青帯冷房改造車(ミツK5F:Tc2)に続く性能復元を狙いました。
取外しに一工夫が必要だったモーターカバー。
301系用動力ユニットの分解は二度目でしたがモーターカバーが外れませんでした。
殆ど撓まないためプラスチック製ドライバーを下部スリットに挿し込みました。
2エンド側の嵌合を解き撤去しています。
予想よりも状態が良かった動力ユニット。
ユニットカバーを外して導電板の状況を確認しました。
経年の割に酸化は進んでおらず真鍮色が保たれている区間もありました。
ただ全体が純正グリス塗れで状態そのものは良くありませんでした。
研磨を終えた導電板。
時間を割かれましたがクリーナーでグリスを除去しました。
酸化が遅かった原因は油脂付着だったのかもしれません。
今後を考えラプロス#6000で磨き出しました。
スパイラルギアカバーのグリス量が多かったDT34動力台車(1エンド側)。
導電板へのグリス流出はスパイラルギア周りが引き起こしていた模様です。
固形化が進まなかった代わりに各部へ溢れ出たようでした。
なお1エンド側はスパイラルギアカバーがこれを抑えていました。
動力台車押え部品までグリスが漏れ出していたDT34動力台車(2エンド側)。
しかし2エンド側は動力台車押え部品までグリス塗れでした。
結局台枠まで油脂清掃を行っています。
またDT34動力台車も純正グリスを廃しました。
不調の原因だった2エンド側ジョイント。
台車を組み付ける際に2エンド側ジョイントの嵌まりが悪いと気付きました。
半分しか刺さっておらず捻れ剛性は期待できない状態でした。
恐らく異音の大元はここだと思います。
↓
モハ300-6(動力ユニット整備施工)。
走行試験を行ったところ以前の不調は解消されていました。
起動電流も下がったように思えます。
これはモハ300-12でも感じた成果でした。
●動力ユニット整備
※改訂:2024年8月6日