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上海☆DAYS ~明天也是好日子~

上海での日々の記録とつぶやきなど。

上海の西瓜。

2012年07月24日 | 食生活
この時季、果物屋さんも大部分を占領しているスイカ。
トラックの荷台にスイカを山積みにして売って回っている車も時々見かける。

中華料理レストランで食後に出てくるデザートといえば、一年中(何故か冬でも)スイカ。
あまり甘くないし、いつも出てくるから何だか味気無くて、自分で買ってまで食べようという気にならなかった。
それに、中国の西瓜は関しては、糖度を増す為に後から注射針で蜜を入れているというウワサを聞いたり、
去年は成長剤の誤った使用で西瓜が爆発したというニュースがあったように、ちょっと心配もあって。

でも、こうも毎日暑い日が続くと、さすがに冷えたスイカにガブリッと齧り付きたくなってきたので、
果物屋さんへGO!

スイカと言っても、産地の違うものなどいくつか種類があって、値段も微妙に異なっている。
そんな中、上海で一番人気なのは"8424"と呼ばれるスイカ。



品種なのか商品名なのか分からないけれど、上海産のスイカだそう。

果物屋のおじちゃんに「どれが一番甘くて美味しい?」と聞くと、やっぱり"8424"を取る。
『8424を食べたら他の西瓜は食べれないよ』と言う人もいるらしい。

『甘いかな? 甘くないなら要らないよ』と言うと、ポンポンと西瓜を叩いて確かめながら
『甘いに決まってるさ!』と、自信満々に答える。

果物の糖度や味覚はやはり中国人と日本人では違うので、なかなか難しい。
今までも「甘いよ~」と聞いて買ったらガッカリしたことが何度かあるし。
(日本の果物は甘くて味が濃くてとても美味しい。その分お値段も高いけど)
まぁ、あまり期待しないで、小さめの8424を一つ買ってみた。(約13元=160円)

そしたら、正解!
8424だからかな? 他のものと比べてないから分からないけれど、瑞々しくて甘くて美味しい♪
あぁ~、やっぱり夏はスイカだねぇ~

今が最盛期だし、黒い種もいっぱいあったし(白い種だけのもモノはよくないとか…)、
食べてみてとても自然な甘さだったので、普通に育ったホンモノだと思う。(たぶん…
(人気の8424だけに、ニセモノも出回っているのだとか)

食べ過ぎないように気をつけつつ、この暑さを乗り切りたいと思う。

夏のお茶。

2012年07月12日 | 食生活
蒸し暑い日々の連続に、早くも少々夏バテ気味。
外だけじゃなくて家の中でも、むわ~っと襲ってくる生ぬるい空気に、不快指数も急上昇。

とにかく室内を除湿して、気分転換にいつもと違うお茶を淹れてみる。
暑いけれど、冷たいものばかりではお腹によくないし、冷房で冷えてしまうのでやはり温かいお茶を。

爽やかな香りでリラックス効果もある茉莉花茶(ジャスミンティー)もいいけれど、最近よく飲むのは白茶。
微発酵のお茶で、身体の熱を取る効果があると言われているので、今の季節にピッタリ。



この写真は白茶の中でも安価な「寿眉」というもので、所々に白い羽のような芽のあるものの
見た目は枯葉みたいに茶色い茶葉。
でも、意外にも味は淡白でほんのり甘みがあって、がぶがぶ飲める。
香港では飲茶の時によく飲まれているのだそう。

もうひとつは、日本人太太の間でも人気の「花果茶」。
ハイビスカスやローズヒップ、サンザシ等のハーブと、パイナップル等のドライフルーツが入ったもの。
お茶市場に行くと、種類によって甘みや酸味が少しずつ異なるのだけれど、いくつか試飲した中でブドウが入ったものが丁度良くてお気に入り。
淹れた時の深みのある綺麗な赤い色、甘い香り、そして甘酸っぱい味が、淀んだ高温多湿の空気を
一掃してくれそうで気分もUP
ホットでもアイスでも美味しいし、美容にも良さそうでしょう?!

ふと、何かの時に頂いたガラスのカップがあったのを思い出したので、使ってみることに。
これで雰囲気と気分だけでも爽やかに・・・。


ホワイトアスパラガス@上海。

2012年04月26日 | 食生活
今日は、春というより初夏のようなお天気だった上海。
八百屋さんにも、そら豆やマンゴーなど初夏を感じる野菜や果物が出回り始めている。

近所にある外国人御用達の八百屋さんの前を通りかかったら、なんと白アスパラガスを発見!
そういえば、去年ベルギー料理店のメニューに出ていたのを見かけて、上海でも手に入るんだ~と
思っていたのだった。

ヨーロッパでは、4月~6月がホワイトアスパラガスのシーズン。
特にドイツやベルギーには白アスパラの有名な産地があるので、消費量も多く、シーズンになると
市場でもレストランでも白アスパラが主役というくらい売りにしていて、まるでお祭り状態。
季節限定だからこその楽しみ、かな。

上海の白アスパラは、太さもバラバラで鮮度もいいとは言えないけれど、懐かしさに思わず購入。
1束400gで13元位(約170円)だったかな?(あ、産地を聞くのを忘れた!)

 
 
今日は溶かしバターにゆで卵を刻んだものを乗せたフランダース風に。(パセリが無くてアサツキになっちゃったけど…

調理方法や食べ方は色々あるけれど、個人的には、茹でるよりも蒸し焼きの方がシャキッとした歯ごたえも
残りつつ、甘みも増して好み。
あとは、シンプルにおかかしょうゆで食べるのが一番好きかも。(←やっぱり日本人

まぁ、上海では白アスパラは一度食べれば満足、あとはグリーンアスパラでいいわ。(笑


中国的和菓子。

2012年03月22日 | 食生活
3月も後半になって、ようやく少しずつ暖かくなってきた上海。
今年の冬は氷点下になる日はほとんどなかったけれど、気温の低い雨の日が多かったので、
苺もイマイチだし、お茶の先生情報によると、西湖龍井茶も今年はまだ新茶が摘めないそう。

でも、ふと気がつけば、木々の蕾は膨らんで梅の花も咲き始め、陽も少しずつ延びてきた。
そういえば、先日は春のお彼岸だと日本のニュースで言っていたっけ。

そんな折に上海で見つけた、日本の春らしい和菓子。




桜餅(と豆大福)。

ヨーロッパに居た時は、タイの米粉を使って苺大福を手作りしたりもしたけれど、さすがに桜の葉が
手に入らないので、桜餅はここ数年食べておらず。感動して思わず買ってしまった!

周りの生地が日本の桜餅(関東)や道明寺ともちょっと違って、柔らかいお餅の食感なことと、
こしあんではなくて粒あんなのだけれど、塩漬けした桜の葉が巻いてあって、桜餅の味そのもの。
何だかとても懐かしい気持ちになった。

豆大福の方は日本のものと同じ、甘さ控えめの餡子も美味しくて、また食べたいくらい。
写真には撮らなかったけれど、中国で清明節に食べる青団よりも自然なヨモギ色の草餅もあり。

こちら、「元祖(Ganso)食品」という台湾生まれのお店。お餅のお菓子が有名だそう。
"元祖"を中国語読みではなくて日本語風に『ガンソ』と呼ぶあたり、日本統治下の影響かな。

今では上海にも何店舗かあるようだけれど、どこも微妙な場所にあって買いに行きづらいのが難点。
今回はたまたま散歩してて通りかかったのでラッキーだったなぁ。

間もなく桜の季節。早く暖かくなるといいな!

冬のビタミン補給。

2011年12月26日 | 食生活
秋が深まる頃になると、みかんを山積みにしたトラックをよく見かけるようになる。
初めて見たときはちょっとビックリしたけれど、今ではすっかり見慣れた光景に。

今の季節、果物屋さんの店頭はどこもオレンジ色で埋め尽くされている。
みかん等の柑橘系が充実していて、小さな金柑から大きな『柚子(you4 zi)』まで種類も豊富。

実は、中国語でいう『柚子』とは、↑写真のトラックの一番上に乗っている大きな黄色い果物のことで
日本の柚子とは全くの別物。 日本でも「ザボン」や「ブンタン」という名で売られているみたい。

私は日本では食べたことが無く、中国に来て初めて知ったのだけれど、これが結構美味しい。

 

大きさの割には皮が分厚いので、剥いてしまうと果実は意外と少量。とは言え、結構食べ応えあり。
食感はハッサクに似ていて果汁は少なめ、味はグレープフルーツの様な爽やかな甘さ。

もうひとつ、最近気に入っているのが、レモンのような黄色のオレンジ。



先日スーパーで多くのお客さんが袋詰めして買っていたので、気になって私も買ってみることに。
大きさや食感などは普通オレンジと変わらないけれど、こちらの方が爽やかな甘さで後味もサッパリ。
ちょっと珍しいなぁと思ったら、『台湾柳橘』(台湾オレンジ)と書いてあった。

そして冬といえばやっぱりみかん。
中国では日本のみかんの3分の1位の大きさのみかんが、見た目に反して実は美味しい。
『砂糖桔』という名前の通り、とても甘い。
小さいのでパクパクと何個でも食べてしまいそうになるのだけれど、糖分には気をつけないと。

冬にビタミンC補給がたっぷりできるのは嬉しい限り。